斉藤新緑

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斉藤 新緑
さいとう しんりょく
生年月日 (1956-10-01) 1956年10月1日(65歳)
出身校 福井県立福井商業高等学校卒業
所属政党 自由民主党
公式サイト さいとう 新緑のホームページ

在任期間 2009年9月9日 - 2010年9月7日

在任期間 2006年3月17日 - 2007年5月9日

選挙区坂井郡選挙区→)
坂井市選挙区
当選回数 6回
在任期間 1999年 - 現職
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斉藤 新緑(さいとう しんりょく、1956年10月1日 - )は、日本政治家福井県議会議員(6期)・産業委員長・予算決算特別委員長、自由民主党福井県支部連合会会長代行・福井県坂井市第四支部支部長。選挙活動などではさいとう 新緑(さいとう しんりょく)名義で活動することもある。

三国町議会議員福井県議会副議長(第93代)、福井県議会議長(第91代)、自由民主党福井県支部連合会幹事長などを歴任した。

概要[編集]

福井県出身の地方議会議員である。三国町議会議員を経て福井県議会議員となり[1]、第93代副議長を経て第91代議長に就任するなど[2][3]、要職を歴任した。自由民主党の福井県支部連合会においても執行部に名を連ね[4]会長代行など要職を歴任した[5]新型コロナウイルス感染症の流行に際して「ワクチンは殺人兵器」[5]と主張するとともに「バイデンはこの世にいない」[5]9・11のテロCG[5]麻生逮捕された。今、表に出ているのはゴムマスクやクローンだ」[5]などと訴えたことから、政権与党の県連ナンバー2の発言として大きな話題となった[5]

来歴[編集]

生い立ち[編集]

1956年(昭和31年)10月1日に生まれた[6]福井県により設置・運営される福井県立福井商業高等学校に進学し[7]、卒業を果たした[7]

政治家として[編集]

自由民主党に入党し、政治活動に携わる。1991年(平成3年)に三国町議会議員選挙にて当選し[5]、政治キャリアを積む。その後、1999年(平成11年)の福井県議会議員選挙に坂井郡選挙区から立候補し、初当選を果たす。2003年(平成15年)の福井県議会議員選挙においても坂井郡選挙区から立候補し、2選目を果たす。2007年(平成19年)の福井県議会議員選挙からは坂井市選挙区から立候補しており、以降も連続当選を果たしている。福井県議会においては、会派「県会自民党」に所属している[2]。2006年(平成18年)3月17日には、山岸猛夫の後任として第93代副議長に選出された[3]。また、2009年(平成21年)9月9日には、同じく山岸猛夫の後任として第91代議長に選出された[3]。2020年代に入ってからも、産業委員会や予算決算特別委員会の委員長を兼務するなど[2]、要職を歴任している。一方、自由民主党においては、福井県坂井市第四支部の支部長を務めている。また、自由民主党の福井県支部連合会においては、幹事長をはじめ[8]会長代行など要職を歴任しており[5]、県政における党の重鎮の一人と目されている[1]

政策・主張[編集]

福井県知事選挙
2019年(平成31年)4月の福井県知事選挙においては杉本達治の擁立に動き、杉本の選挙対策本部にて本部長を務めた[1]
福井県議会の会派「県会自民党」は、新人の杉本達治を支持する勢力と現職の西川一誠を支持する勢力の対立が深まり、最終的に西川を支持する勢力が会派を離脱する騒ぎとなった[9]。こうした情勢の下で、自由民主党福井県支部連合会の幹事長であり[8]、会派「県会自民党」の会長も兼任していた斉藤は[8]、一貫して杉本を支援した。斉藤らは新人の杉本を推薦するよう自由民主党本部に要請したものの[10]、本部から返答がないまま時間だけが過ぎていった[10]。一方、現職の西川は、自由民主党幹事長二階俊博との親密さをアピールしていたため[10]、党員の間に疑心暗鬼が広がる結果となった[10]。業を煮やした斉藤は、自由民主党本部で開催された全国幹事長会議の席上「11月に推薦要請して未だに返事がないことは理解できない」[10]「党本部に対する不信感が蔓延している」[10]などと主張し、二階ら執行部の対応を面前で批判した[10]。その会議の6日後、杉本に対する自由民主党本部の推薦がようやく決定された[10]
新人の杉本達治に対する党本部の推薦を得たものの、現職の西川一誠を支援しようという党内の動きは後を絶たず、最終的に保守分裂選挙となった。選挙の結果、杉本が当選したため、一貫して杉本を支えてきた斉藤は「初当選に導いた立役者」[1]と評された。当選確実の報が出た際には「上手くいって良かった。万一の場合は割腹自殺ものだと思った」[11]と挨拶した。
「ワクチンは殺人兵器」
新型コロナウイルス感染症の流行に際して「ワクチンは殺人兵器」[5]と主張するとともに、「バイデンはこの世にいない」[5]9・11のテロCG[5]との主張を展開した。当時の県連執行部にて斉藤は山崎正昭に次ぐナンバー2であったことから[1][4]、大きな話題となった[5]
2021年(令和3年)2月、斉藤は有権者に対して広報誌を配布したが、そのなかで「新型コロナ騒動は、『闇の勢力』が随分前から計画してきた」[12]と述べたうえで「今回のワクチンは人類初の遺伝子組み換えワクチンで、『殺人兵器』ともいわれています」[12]と主張し、「ワクチンは効かない、必要ない」[13]「DNAワクチンは殺人兵器」[13]「打つと5年以内に死ぬ」[14]と警鐘を鳴らしている。さらに「バイデン親子は、国家反逆罪で、逮捕されており、多分、この世にはいません」[15]と主張している。ジョー・バイデンが逮捕されているなら今大統領として振る舞っているのは誰なのか、という点については「影武者というのがありました」[15]クローンが用意されるようです」[15]「ゴム仮面をかぶって変装するというのがあります」[15]という仮説を提示している。
その結果、福井県議会に苦情が寄せられる事態となり[16]全国紙などでも報じられる状況となった[5]。『週刊文春』は「Qアノン陰謀論の影響が濃厚な主張」[17]と指摘する論考を掲載した。所属会派「県会自民党」の会長である仲倉典克は「口頭で注意した」[5]と述べており、会派から厳重注意処分が下されたことが明らかにされた[16]
一方、斉藤の下には賛同する意見も次々に寄せられている[5]。批判が殺到したのではと『朝日新聞』から質問された斉藤は「励まし、絶賛ばかりだよ。全国から」[5]「議員生活で一番の反響だ。党からも何のおとがめもない」[5]と述べている。さらに斉藤は「麻生逮捕された。今、表に出ているのはゴムマスクやクローンだ」[5]「コロナのワクチンにはマイクロチップが入っていて、5G電波で操られる。打てば5年で死ぬ」[5]「私が伝えることが真実だ。もうすぐみんなわかる」[5]と述べるなど、改めて自説を展開している。

人物[編集]

愛読書として蓮如の『御文章』を挙げている[6]。また、好きな作家として、山本周五郎城山三郎藤沢周平を挙げている[6]

略歴[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e 「週刊文春」編集部「『ワクチンは殺人兵器』稲田朋美議員のお膝元で自民党重鎮県議が文書配布」『「ワクチンは殺人兵器」稲田朋美議員のお膝元で自民党重鎮県議が文書配布 | 文春オンライン文藝春秋、2021年3月17日。
  2. ^ a b c 福井県議会議会局「議員プロフィール——斉藤新緑」『議員プロフィール 斉藤 新緑 (Saito Shinryoku) | 福井県議会ホームページ』福井県議会議会局、2020年6月16日。
  3. ^ a b c d e 福井県議会議会局総務課「歴代正副議長」『歴代正副議長 | 福井県議会ホームページ福井県議会議会局、2020年6月16日。
  4. ^ a b 「県連拡大執行部名列」『自由民主党福井県支部連合会 - 福井県連紹介 - 福井県連役員名列自由民主党福井県支部連合会、2021年3月13日。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 「『ワクチンは殺人兵器』——大物県議がのめりこんだ陰謀論」『「ワクチンは殺人兵器」 大物県議がのめりこんだ陰謀論:朝日新聞デジタル朝日新聞社、2021年4月29日。
  6. ^ a b c d 「さいとう新緑のすべて」『プロフィール自由民主党福井県坂井市第四支部
  7. ^ a b 「斉藤新緑」『斉藤新緑 さいとうしんりょく | 福井県議会議員選挙 | 福井の選挙 立候補者名鑑 | 福井新聞ONLINE福井新聞社、2019年4月8日。
  8. ^ a b c 「孫への手紙——勇気を失うことは全てを失うことだ」斉藤新緑文・編集『ほっとらいん』96巻、斉藤新緑、2019年1月11日、4頁。
  9. ^ 「自民分裂で混迷…福井知事選、現職と元副知事の骨肉」『自民分裂で混迷…福井知事選、現職と元副知事の骨肉(3/5ページ) - 産経ニュース産経デジタル、2019年1月16日。
  10. ^ a b c d e f g h 「杉本氏を速やかに推薦決定するよう党本部に求めた全国幹事長会議」斉藤新緑文・編集『ほっとらいん』97巻、斉藤新緑、2019年8月5日、3頁。
  11. ^ 「当選御礼」斉藤新緑文・編集『ほっとらいん』97巻、斉藤新緑、2019年8月5日、2頁。
  12. ^ a b 「遺伝子ワクチンが死を招く」斉藤新緑文・編集『ほっとらいん』102巻、斉藤新緑、2021年2月22日、1頁。
  13. ^ a b 「人間の遺伝子が改造される——コロナより怖い、人類初、遺伝子ワクチンを打つな!」斉藤新緑文・編集『ほっとらいん』102巻、斉藤新緑、2021年2月22日、2頁。
  14. ^ 「人間の遺伝子が改造される——コロナより怖い、人類初、遺伝子ワクチンを打つな!」斉藤新緑文・編集『ほっとらいん』102巻、斉藤新緑、2021年2月22日、3頁。
  15. ^ a b c d 「孫への手紙——光が闇を照らすとき」斉藤新緑文・編集『ほっとらいん』102巻、斉藤新緑、2021年2月22日、4頁。
  16. ^ a b 「福井県議『ワクチンは殺人兵器』——斉藤新緑氏が広報紙で主張、議会に抗議の声」『福井県議「ワクチンは殺人兵器」 斉藤新緑氏が広報紙で主張、議会に抗議の声 | 政治・行政,社会 | 福井のニュース | 福井新聞ONLINE福井新聞社、2021年3月18日。
  17. ^ 石動竜仁「『御社の地下秘密工場についてですが…』富士フイルムに“陰謀論”の真偽を直撃した——“富士フイルム陰謀論”を検証する」『「御社の地下秘密工場についてですが…」富士フイルムに“陰謀論”の真偽を直撃した | 文春オンライン文藝春秋、2021年4月11日。

関連人物[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

議会
先代:
山岸猛夫
福井県の旗 福井県議会議長
第91代:2009年 - 2010年
次代:
中川平一
先代:
山岸猛夫
福井県の旗 福井県議会副議長
第93代:2006年 - 2007年
次代:
中川平一