齋藤ウィリアム浩幸

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齋藤 ウィリアム 浩幸
William Hiroyuki Saito
生誕 (1971-03-23) 1971年3月23日(47歳)[1][2]
沖縄県
住居 東京日本
国籍 日本
出身校 ダミアン高校[3]

齋藤 ウィリアム 浩幸(サイトウ ウィリアム ヒロユキ、William Hiroyuki Saito, 1971年3月23日 - )[4]は、沖縄県出身の日本人[5]で、自称「日本で育った[6][7]日系2世起業家」である。

アメリカでの活動[編集]

1980年に両親が日本からアメリカへ移住した[8][9]

高校の同級生であるタス・ディエネス (Tas Dienes) と共にアイオー・ソフトウェア (I/O Software) の名の下、ソフトウェアの開発と販売を始めた。1987年にダミアン高校 Damien High School を卒業し、1988カリフォルニア大学リバーサイド校 (UCR) に入学した[10]。文部科学省での講演[11]では「UCLAという大学の医学部に一応入った」「お医者さんとしては1日しか働かなく、コンピュータービジネスのほうに進みました」等主張していたが、実際には卒業していなかった[12]

2000年5月、BAPIとその他アイオー・ソフトウェアの技術をWindows OSに組み込む契約交渉をマイクロソフトと行った。この技術のライセンス契約は最終的に世界で160以上の企業と結ばれ、米国規格協会 (ANSI) 及び国際標準化機構 (ISO) の規格となったという。 2004年12月、アイオー・ソフトウェアの技術はマイクロソフトに買収された[13]

日本での活動[編集]

2005年4月、株式会社フォーバルに入社、同6月に取締役副社長として就任するが[14]、2年後、関連会社の株式会社ジュリアーニ・セキュリティ&セーフティ・アジアの経営に従事する為として、2007年4月、取締役に就任[15]。2012年8月、ジュリアーニ・セキュリティ&セーフティ・アジアは解散している[16]

2007年10月、活動の拠点となるコンサルティング会社インテカー (InTecur) を設立した。

2017年より株式会社日本航空の執行役員(非常勤)であった[17]

齋藤は世界経済フォーラム (WEF) でいくつかの役割を担っていた。2011年、ヤング・グローバル・リーダー[18]に選出され、グローバル・アジェンダ・カウンシル として特に女性のエンパワーメントに焦点を当てる委員会の委員、そしてグローバル・シェイパーズ・コミュニティ (GSC) 日本ハブの創設責任者に指名された[19]

経歴に関して[編集]

過去、上記のような経歴を主張していたが、実際は様々な経歴・実績を偽り、その経歴を元に政府及び各種企業の役職に取り入ったのではないかという疑惑が取りざたされている。[20][21]

また、取得したと自称する特許についても、日本、アメリカ両国において、「齋藤 ウィリアム 浩幸」「I/O Software」両名義どちらにおいても確認することができない。[22][23]

設立したI/O Softwareについて、著書等において大企業と主張していたが、当時I/O Softwareと提携していたネットマークス社の発表によると、2003年の時点で従業員43名の中小企業であった。[24]

I/O Softwareの当時のHPによると、ローカライズを手掛ける会社となっており、生体認証についてもソニーの製品を取り扱い、周辺ソフトの開発を行っていたことが確認できる。[25] 主に取り扱う商品はユーザー認証等に関わるもので、ウイルスやクラッキング対策というような防犯に関わるものとは異なる。

2017年12月21日の自身のブログで、経歴詐称とはせず、公表していた経歴に誤りがあったことのみ認めた。そのブログ内では、かつて主張していた大学は卒業していないこと、I/O Softwareは事業全部の移転を行ったものの会社の売却は行っていないことは認めている。

2017年12月13日付で内閣府参与、15日付で経済産業省参与を辞任した。なお、日本航空執行役員も22日付で退任した。

著書[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ William H Saito, California Birth Index, 1905-1995”. FamilySearch (1971年3月23日). 2018年4月2日閲覧。
  2. ^ Nguyen, Hoang (2015年9月14日). “Teaching Japan to take more risks” (英語). BBC News. http://www.bbc.com/news/business-34122635 2018年4月2日閲覧。 
  3. ^ https://www.tokyoreporter.com/2018/01/05/university-attended-by-william-h-saito-says-he-did-not-graduate/amp/
  4. ^ http://press.jal.co.jp/ja/items/uploads/21f0dbe3d569bd293f230445f5cc6987fef0c9ff.pdf
  5. ^ https://twitter.com/kirik/status/944586558480330752
  6. ^ http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kaikaku/arikata/detail/1301456.htm
  7. ^ http://archive.is/L2ph9
  8. ^ http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kaikaku/arikata/detail/1301456.htm
  9. ^ http://archive.is/L2ph9
  10. ^ https://issuu.com/dhsspartans/docs/the_laconian_may_2015
  11. ^ http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kaikaku/arikata/detail/1301456.htm
  12. ^ https://www.tokyoreporter.com/2018/01/05/university-attended-by-william-h-saito-says-he-did-not-graduate/amp/
  13. ^ https://news.microsoft.com/2000/05/02/microsoft-and-io-software-strengthen-industry-adoption-of-biometrics/
  14. ^ 有価証券報告書 ‐ 第26期(平成17年4月1日 ‐ 平成18年3月31日) 2006/06/26 IRライブラリ:有価証券報告書(株式会社フォーバル)
  15. ^ 2007年4月27日 役員人事のお知らせ 2007/04/27 ニュース&トピックス(株式会社フォーバル)
  16. ^ 2012年8月9日 子会社の解散および特別清算に関するお知らせ 2012/08/9 ニュース&トピックス(株式会社フォーバル)
  17. ^ JALが「デジタルイノベーション部」新設、起業家の斎藤ウィリアム浩幸氏を招へい 2017/05/29 ITpro(日経コンピュータ)。
  18. ^ “List of 2011 Young Global Leaders Honourees”. 世界経済フォーラム. (2011年4月20日). http://www3.weforum.org/docs/WEF_YGL_Honourees_2011.pdf 
  19. ^ “Entrepreneur Of The Year”. アーンスト・アンド・ヤング. http://eoyhof.ey.com/SearchHallofFame.aspx 
  20. ^ 紺綬褒章、ダボス会議、経産省参与。齋藤ウィリアム浩幸氏の虚像と嘘 2017/12/9 Yahoo!ニュース
  21. ^ 内閣府・経済産業省参与の齋藤ウィリアム浩幸氏の問題続々、この状況で国家機密は本当に守られるのか 2017/12/15 Yahoo!ニュース
  22. ^ http://archive.is/UDdvl
  23. ^ https://patents.justia.com/inventor/william-saito
  24. ^ ネットマークス、I/Oソフトウェア社と契約を締結し、マルチデバイス認証ソフトウェアを発売 2003/9/10 株式会社ネットマークス
  25. ^ I/O Software HP 1997/6/19 WebArchive

参考文献[編集]

  1. William Saito Homepage. http://www.saitohome.com/ 2017年9月29日閲覧。. 
  2. World Economic Forum. https://www.weforum.org/people/william-h-saito 2017年10月19日閲覧。. 
  3. Interpol World. https://www.interpol-world.com/william-h-saito 2017年10月19日閲覧。. 
  4. Windows Biometric Framework Windows Biometric Framework. http://www.microsoft.com/whdc/device/input/smartcard/WBFIntro.mspx Windows Biometric Framework 2017年9月29日閲覧。. 
  5. Stephanie Miles. “Microsoft eyes new security for Windows”. CNET News. http://news.cnet.com/Microsoft-eyes-new-security-for-Windows/2100-1040_3-239960.html%20 2017年10月19日閲覧。. 
  6. Business Editors. “Ethentica Fingerprint Authentication Solutions Primed for Microsoft Biometrics Endorsement”. BUSINESS WIRE. http://www.thefreelibrary.com/Ethentica+Fingerprint+Authentication+Solutions+Primed+for+Microsoft...-a065834902 2017年10月19日閲覧。. 
  7. Jathon Sapsford. “Microsoft to Use 'Biometric' Tools To Bolster Security for Windows”. The Wall Street Journal. http://online.wsj.com/article/SB957215790509736611.html 2017年10月19日閲覧。. 

外部リンク[編集]