斉と公平太

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斉と 公平太(さいと こうへいた、1972年 )は、日本の現代美術家。「オカザえもん」の作者として知られる。

来歴[編集]

愛知県日進市生まれ[1]

中学3年生の頃にテレビで見たフランス出身の美術家マルセル・デュシャンの『泉』が創作の原点だという[2]1995年3月、名古屋造形芸術大学(現・名古屋造形大学)を卒業[1][3]2005年2月、第8回岡本太郎記念現代芸術大賞展にて特別賞を受賞[4]

2009年、日本のご当地キャラクター現象に着目し[5]、「長者町くん」、「LOVEちくん」、「ARTくん」など一連の作品を発表[6][7]。LOVEちくんは着ぐるみが存在する。長者町くんは着ぐるみのほかに漫画もあり、Facebookで不定期連載されている。並行して「世紀マ3」というバンドで音楽活動も行う[8]2012年7月、「長者町くん漫画」第1巻を出版。

オカザえもん誕生[編集]

2012年、現代美術展「岡崎アート&ジャズ2012」(11月1日~12月2日)に出品の依頼を受ける。そこで制作したのがオカザえもんだった[8]。考案から完成するまでに約8ヶ月かかったという[3]。もともとはイラストだったが、同美術展では着ぐるみも出品した。会期中の11月17日、アートイベント「オカザえもん in 二七市(ふないち)」を開く[9]。その後オカザえもんは徐々に人気を集め、2013年4月1日岡崎市から「岡崎アート広報大臣」に委嘱された[10]頃から、市民に広く知れ渡るようになった。同年に開かれた「ご当地キャラ総選挙2013」と「ゆるキャラグランプリ2013」では、オカザえもんはそれぞれ全国2位と全国22位に選出された。

オカザえもんの関連商品は全国規模で販売されているが、斉とは岡崎市内の業者に限って「著作権料はいらない」と申し出ている[11]

2013年11月、中京テレビの情報バラエティ番組『前略、大徳さん』のキャラクター、「大徳さん」を制作した[12]

2014年3月、愛知県警岡崎署特別警戒隊のTシャツ(絵柄はオカザえもん)をデザインした[13]

同年7月1日、「岡崎市制施行98周年記念式」において、産業功績者の表彰を受ける[14]

同年7月26日、岡崎市のイベント・サミット「おかざきコウエンナーレ2014」が開幕。そのオープニング・セレモニーに登場した「ワルザえもん」をデザインした。目は血走り、体は包帯で覆われ、ロボットのようなカギ爪を持ち、胸部には「悪」の文字が吊されたワルザえもんはセレモニー後も岡崎公園内を闊歩し、「怖すぎるゆるキャラ」として話題をさらった[15][16]

同年9月21日、高さ約8メートル「オカザえもんロボット」が岡崎公園に登場。23日には映像公開撮影も行われた。斉とは長久手市のアートユニット「ミラクルファクトリー」と共に、ロボットの各パーツの製作を手がけた[17]

現在[編集]

2015年3月9日、平成26年度の愛知県芸術文化選奨文化新人賞を受賞した[18][19]

同年4月6日、岡崎市から「あいちトリエンナーレ2016」のPR活動への協力を要請される。斉とは「新しいキャラクターも考えている」と記者の前で述べた。

展覧会など[編集]

  • 1994年 - 勉強時代展 (於・ギャラリーP-house)
  • 1997年 - 個展 (於・水戸芸術館現代美術センター)
  • 1998年 - VOCA展98 (於・上野の森美術館
  • 1999年 - 個展 (於・ギャラリーCANOLFAN)
  • 2000年 - 空き地 (於・豊田市美術館
  • 2005年 - 第8回岡本太郎記念現代芸術大賞展 (於・川崎市岡本太郎美術館
  • 2008年 - 新進アーティスト発見インあいち (於・愛知芸術文化センター
  • 2009年
    • 10月 - 長者町プロジェクト2009 (於・名古屋市中区長者町繊維街)
    • 10月 - 個展 (於・MUZZ PROGRAM SPACE)
  • 2010年 - あいちトリエンナーレ2010 (於・名古屋市内)
  • 2012年 - 岡崎アート&ジャズ2012 (於・岡崎市内)
  • 2013年
    • 7月 - ワークショップ「斉と公平太さんと商店街のキャラクターをつくってみよう!」 (於・みやざきアートセンター)
    • 10月 - あいちトリエンナーレ2013 「オカザえもん展」 (於・名古屋三越栄店)[20]
    • 11月 - 「がまごおり物語」展 (於・蒲郡市立図書館[21]
    • 12月 - 「オカザえもんの軌跡」展 (於・Masayoshi Suzuki Gallery)[22]
  • 2014年
    • 9月 - オオウチハジメ氏を探す旅 展 (於・みやざきアートセンター)[23][24]
  • 2017年
    • 6月 - 中日新聞プラスにてコラム「芸術は漠然だ!~斉と公平太のムダに考えすぎ~」連載開始

脚注[編集]

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  1. ^ a b 文化新人賞 斉と公平太 | 愛知県芸術文化選奨の受賞者紹介(平成25年度~平成26年度)
  2. ^ 日本経済新聞 2013年8月24日、夕刊、中部3版、9面 「ちゅうぶ人 駆ける」
  3. ^ a b 市政だより OKAZAKI 平成26年9月1日号 「STYLE きらり輝く岡崎人 斉と公平太さん」
  4. ^ 斉と公平太 Kouheita Saito - あいちトリエンナーレ2010あいちトリエンナーレ2013公式サイト
  5. ^ 東海愛知新聞 2012年10月25日、1面 「アートとジャズ街を巡る②」
  6. ^ アーティスト・斉と公平太 2009年12月15日Artholic Interview
  7. ^ アーティスト - 長者町くんあいちトリエンナーレ2013公式サイト
  8. ^ a b 現代美術作家が生み出した、白と黒のパブリック・アート!?「オカザえもん」とは何なのか?Special Interview : 斉と公平太WEBマガジン「LIVERARY」
  9. ^ 2012年11月の記事岡崎アート&ジャズ2012
  10. ^ “若い女性に人気!オカザえもん 岡崎市 アート広報大臣に委嘱”. 東海愛知新聞. (2013年4月2日). http://www.763.fm/tokai/130402.html 2013年11月29日閲覧。 
  11. ^ “キモかわいくて欲しくなる 愛知の「オカザえもん」商品”. 朝日新聞. (2013年6月22日). http://www.asahi.com/area/aichi/articles/NGY201306210032.html 2013年11月29日閲覧。 
  12. ^ 「大徳さん」はオカザえもんの飲み仲間という設定。オカザえもんと同じく、黒と白のみで描かれている。
  13. ^ “Tシャツにオカザえもん採用 岡崎署特別警戒隊”. 中日新聞. (2014年3月30日). http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20140330/CK2014033002000075.html 2014年4月2日閲覧。 
  14. ^ 市政だより「おかざき」平成26年7月1日号、6-7頁
  15. ^ “「おかざきコウエンナーレ」100日間始まる-ワルザえもんも登場”. 岡崎経済新聞. (2014年7月29日). http://okazaki.keizai.biz/headline/1201/ 2014年8月6日閲覧。 
  16. ^ おかざきコウエンナーレ2014、ワルザえもん初登場”. 内田康宏のブログ (2014年7月29日). 2017年11月11日閲覧。
  17. ^ “岡崎公園に「オカザえもんロボ」-高さ8メートル、足踏み歩行披露も”. 岡崎経済新聞. (2014年9月23日). http://okazaki.keizai.biz/headline/1234/ 2014年10月3日閲覧。 
  18. ^ “「志多ら」へ文化賞 奥三河を発信、振興に大きく貢献 県芸術文化選奨”. 東愛知新聞. (2015年3月10日). http://www.higashiaichi.co.jp/newspaper/befor_today/2015/150310t/15031008.html 2015年8月15日閲覧。 
  19. ^ 【文化賞・文化新人賞】愛知県芸術文化選奨の受賞者紹介(平成25年度~平成26年度) | 愛知県
  20. ^ “総選挙2位「オカザえもん」 名古屋でグッズ公開イベント”. スポーツニッポン. (2013年10月8日). http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/10/08/kiji/K20131008006772340.html 2013年12月9日閲覧。 
  21. ^ 斉と公平太「がまごおり物語」展蒲郡市立図書館
  22. ^ “岡崎のギャラリーで「オカザえもんの軌跡」展-直筆巨大ドローイングも”. 岡崎経済新聞. (2013年12月8日). http://okazaki.keizai.biz/headline/1035/ 2013年12月13日閲覧。 
  23. ^ みやざきアートセンター 2014年 9/13(土)~28(日)開催! オオウチハジメ氏を探す旅 展
  24. ^ オオウチハジメ氏を探す旅 展 | かごしま文化情報センター(KCIC)

関連項目[編集]