政治学院

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政治学院フランス語: Institut d'études politiques)は、フランスにおける社会科学系の国立グランゼコール高等教育機関)。9つあるが、エクス=アン=プロヴァンスボルドーグルノーブルリールリヨンレンヌパリストラスブールトゥルーズにある。普通の国立大学と違って、入学生の大部分は厳しい入学試験に合格しなければならない。パリ政治学院の特質としては独立度が高いが、パリ以外の政治学院は各都市の国立大学所属行政的公施設法人である。フランス語ではシヤンス・ポ(Sciences Po)かイウペ(I.E.P.)ともいう。

歴史[編集]

従来は教育研究課題などのこと以外は政治学院間の連携あまりなかったが、近年6つの政治学院の共通入学試験などでネットワークを創設し、交流を図っている。また、パリの郊外にあるサン=ジェルマン=アン=レー市で2013年や2014年からもう一つの政治学院が創設されると公表された[1]

教育[編集]

すべての政治学院は法学歴史経済学政治学及び社会学の授業を提供している。社会科学の多様性と分野間矛盾を扱い、総合化能力や問題可決能力などの涵養に重点を置いている。理念ヒューマニズムである。卒業生は、民間企業へ就職した者は、幹部候補生となる。また、フランス国立行政学院への合格者の大半は各政治学院出身者であるが、政治学院の中でも最も長い歴史を持つパリ政治学院から、フランス国立行政学院国立司法学院、及びフランス外務省へと入省する学生の数は比較的高いとされている。

また、パリ以外の政治学院はある文化地帯に専門していく傾向がある。例えば、ストラスブール政治学院が欧州連合の問題に関して知られているが、エクス=アン=プロヴァンス政治学院はアラブ世界である。レンヌ政治学院はドイツとの関係である。

その他、全ての政治学院は、フランス国外の留学インターンシップを一年間の条件を課している。留学は各政治学院とのパートナーシップ次第だが、日本の場合だと東京大学のほか、早稲田大学慶應義塾大学一橋大学などから留学する学生が多い。インターンシップの場合は本部をフランスに置く多国籍企業やフランス共和国大使館、及び国際連合のような国際機関や重要なNGOでよく行われる。

クリテリアム[編集]

政治学院間クリテリアムフランス語: Critérium inter-IEP)は、政治学院間のトーナメント方式。1986年から毎年3月に行われ、3000人以上の学生が集まる。20万ユーロコストは民間企業の提供や学生の寄付などで払われている。

参考[編集]

  1. ^ マリ=エステール・ペーシュ『Un Science Po ouvre à Saint-Germain-en-Laye』、ル・フィガロ新聞、2012年4月3日 [1]

 

"フランス法曹育成についての調査報告書"http://www.congre.co.jp/lawschool-partnership/2007suisin_prog/pdf/french.pdf

外部リンク[編集]