攻撃戦だ

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攻撃戦だ
各種表記
ハングル 공격전이다
漢字 攻擊戰이다
発音 コンギョッチョニダ
(コンギョチョンイダ)
日本語読み: こうげきせんだ
MR式
北1992年式
南2000年式
Konggyŏkchŏnida
Konggyŏkjŏnida
Gonggyeokjeonida

攻撃戦だ』(こうげきせんだ、朝鮮語: 공격전이다)は、朝鮮民主主義人民共和国(通称:北朝鮮)の楽曲[1]。ただし、これは原題を日本語に直訳したものであり、朝鮮の声放送は『攻撃の勢いで』(こうげきのいきおいで)の邦題でこの楽曲を紹介している。日本では単に『攻撃』(: 공격、コンギョ)と呼ばれることもある[† 1]

概説[編集]

2010年1月5日付の労働新聞に曲名と歌詞が掲載された。朝鮮文学芸術総同盟の傘下にある朝鮮作家同盟中央委員会の作家ユン・ドゥグン(: 윤두근)が作詞し、当時普天堡電子楽団所属の作曲家アン・ジョンホ(: 안정호)が作曲、歌唱はユン・ヘヨン: 윤혜영)である。歌詞には北朝鮮の山岳である白頭山: 백두산)・正日峰: 정일봉)などのフレーズが含まれ、全体として勇ましいものとなっている。

北朝鮮は2010年の経済目標を達成するため、人民に「総攻撃戦」を促した[2]。「総攻撃戦」とは、経済の各分野で最高の成果をあげるため総力を傾けることを人民に求める北朝鮮政府のスローガンである[2]。この楽曲はそうした時期に北朝鮮で制作・発表されたため、大韓民国通信社である聯合ニュースは当時、「北韓[† 2]が2010年の経済目標達成のため歌謡まで作って普及させたことからみると、北韓からかなりの切迫した雰囲気が感じられる」と報じた[2]

人気[編集]

オリジナルのユン・ヘヨン歌唱版(普天堡電子楽団、公演版はワンジェサン芸術団演奏)、混声重唱と合唱版(銀河水管弦楽団)や、牡丹峰楽団による演奏の軽音楽版が知られているほか、『その方の理想』とのカップリングによる太鼓舞踊と混声傍唱版 『熙川速度で強盛大国へ』が発表されており、朝鮮中央放送の音楽番組では頻繁にとりあげられている。

2011年11月15日平壌金日成競技場で開催された2014年FIFAワールドカップ・アジア3次予選の「北朝鮮対日本」戦では、平壌市民からなる5万人の観衆がサッカー北朝鮮代表を応援するため試合開始前に『攻撃戦だ』を合唱した[3]

日本でも著名な北朝鮮の楽曲の1つであり、2014年には通信カラオケ大手「JOYSOUND」で一時『攻撃戦だ』の配信が交渉中となった[4]。また、東京新大久保NK-POP(北朝鮮歌謡)イベントでも人気のある曲となっている[4]

派生[編集]

セルビア軍歌『旗の統一者』(セルビア語: Застава ујединитељ)」は本曲を編曲したものである。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ : 공격」は子音で終わる語であり、最後の「」(k)音は朝鮮語に馴染みがないと聴き取りづらい。
  2. ^ 韓国では一般的に「北朝鮮」を「北韓」と呼称する。

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]