改造紙幣

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改造紙幣(十円券)の見本、国立公文書館所蔵。
政府紙幣(一円券) 1878年明治11年)

改造紙幣(かいぞうしへい)とは、大日本帝国政府が発行した紙幣。損傷しやすく、偽造も多発した明治通宝紙幣と交換するため、1881年(明治14年)2月から発行され、1899年(明治32年)に廃止されるまで用いられた。

特徴[編集]

紙幣の図案は、イタリア人のエドアルド・キヨッソーネに委嘱され、偽札を防ぐため、印刷局の最高の技術を駆使して制作された。一円以上の券の肖像は神功皇后となっているものの、創作したものであり、外国人女性風となっている。わが国最初の肖像画入り紙幣でもある。

十円券[編集]

記番号は漢数字であり、通し番号は5桁である。

五円券[編集]

  • 表面: 神功皇后、大蔵卿印、偽造罰則文言
  • 裏面: 大日本帝国政府紙幣 金五圓の文字と出納局長印
  • 発行: 1882年7月
  • 廃止: 1899年12月31日
  • 寸法: 縦83mm、横146mm

記番号は漢数字であり、通し番号は5桁である。

一円券[編集]

  • 表面: 神功皇后、大蔵卿印、偽造罰則文言
  • 裏面: 大蔵省の文字と出納局長印
  • 発行: 1881年2月
  • 廃止: 1899年12月31日
  • 寸法: 縦77mm、横131mm

記番号は漢数字であり、通し番号は5桁である。

五十銭券[編集]

  • 表面: 大蔵卿印
  • 裏面: 五十錢の文字、出納局長印、偽造罰則文言、記番号
  • 発行: 1882年2月
  • 廃止: 1899年12月31日
  • 寸法: 縦65mm、横101mm

記番号は漢数字で裏面に印刷されており、通し番号は6桁である。肖像はなく、表面に大蔵卿印があることから、通称は「大蔵卿50銭」である。

二十銭券[編集]

  • 表面: 大蔵卿印
  • 裏面: 貳拾錢の文字、出納局長印、偽造罰則文言、記番号
  • 発行: 1882年12月
  • 廃止: 1899年12月31日
  • 寸法: 縦59mm、横93mm

記番号は漢数字で裏面に印刷されており、通し番号は6桁である。肖像はなく、表面に大蔵卿印があることから、通称は「大蔵卿20銭」である。

関連項目[編集]