持金剛仏

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持金剛仏
持金剛仏像。18世紀の作

持金剛仏
梵名 वज्रधर
蔵名 「ドルジェ・チャン」
རྡོ་རྗེ་འཆང་།
信仰 チベット仏教カギュ派ゲルク派
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持金剛仏(じこんごうぶつ、チベット語: རྡོ་རྗེ་འཆང་། rdo rje 'chang [ドルジェ・チャン] 、: वज्रधर [Vajradhara])は、大乗仏教の信仰対象である如来の一尊。チベット仏教カギュ派ゲルク派において崇拝され、新派(サルマ)においては法身仏として扱われている。

元来は、五仏(五智如来)に続く第六尊として配置されていたが、その後、五仏の特性の全てを兼ね備えると同時に、五仏を統括する第六尊へと昇格した。法身普賢金剛薩埵と並んで本初仏Ādibuddha)として尊崇されている。

参考文献[編集]

  • 密教大辞典

関連項目[編集]