担税力

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担税力(たんぜいりょく、tax-bearing capacity)または担税能力(たんぜいのうりょく)は、課税対象となる個人法人などが、実際に税負担を受け持つことができる能力の事を言う。租税についての能力説(応能説)の基本部分である。

担税力は、応能税における税負担を全体に配分する際の基本的な要素となる。担税力の具体的な基準としては、所得財産資産)、消費(消費支出)が挙げられる。消費を基準に用いる場合は、累進税率の採用が難しくなるため、公平の点において、所得と財産を基準に用いる場合に比べて劣ると考えられている。多くの税制においては、所得に依存する税収の割合が高いが(所得税)、所得はその性質や発生原因に応じて担税力が異なってくるため、それに応じた税制の構築が必要となってくる。

関連項目[編集]

出典[編集]

  • 中山伊知郎・金森久雄・荒憲治郎 編集 『経済辞典』 有斐閣 ISBN 4-641-00202-9
  • 金子宏『租税法』弘文堂