手羽先唐揚げ

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名古屋市中区金山にて

手羽先唐揚げ(てばさきからあげ)は、手羽先から揚げにした料理。日本各地で食べられているが、特に中京圏愛知県名古屋市およびその周辺地域)で多く食べられる。

概要[編集]

鶏の手羽先(羽先)をから揚げにしてタレを塗り、胡椒白ごまなどを振りかけて仕上げる。パリパリとした食感とスパイスの効いた味が特徴で、酒肴として食べられる。

中京圏で「手羽先」というと、鶏(肉)の部位ではなく、この料理の事を指す場合が多い。

類似するアメリカ料理として、バッファローの名物料理、バッファローウィングがある。鶏手羽を素揚げしたものにカイエンペッパーソースバターを絡める。

歴史[編集]

手羽先唐揚げを最初に出した店は、名古屋の鶏料理店「風来坊」である[1][2]。当時の店主だった大坪健庫が北九州市にいた当時、鶏の半身をまるごと使ったから揚げに秘伝のタレで調味する「ターザン焼き」を開発した。その後の1963年、名古屋市熱田区に店[3]を構えた大坪は、ある日当時出汁を取るためだけに使われていた手羽先をから揚げにしてターザン焼きのタレを付けることを思い付き[1][4]、メニューとして客に出してみたところ、その手軽さがターザン焼きには手が出せない客にも受けたのでメニューとして定着した。発想のきっかけは大坪が仕入れ先で鳥手羽先の山を見たことからと同店公式サイトには記載されているが[1]、ターザン焼き用の鶏肉を仕入れ忘れ苦肉の策で手羽先を用いたことからと紹介される場合もある[4]

その後1984年、吉祥寺東京都)に手羽先をメニューに取り入れた居酒屋「鳥良」が開業する。この店は後に関東一円、大阪北海道へもチェーン展開した。

脚注[編集]

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関連項目[編集]