手羽先唐揚げ

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名古屋市中区金山にて

手羽先唐揚げ(てばさきからあげ)は、手羽先から揚げにした料理。日本各地で食べられているが、特に中京圏愛知県名古屋市およびその周辺地域)で多く食べられる。

概要[編集]

鶏の手羽先(羽先)をから揚げにしてタレを塗り、胡椒白ごまなどを振りかけて仕上げる。パリパリとした食感とスパイスの効いた味が特徴で、酒肴として食べられる。

風来坊」が元祖。昭和38年北九州市小倉地区から名古屋で飲食店を開業した大坪健庫が若鶏の半身をそのまま揚げ、秘伝のタレをつける「ターザン焼き」を提供していたが、ある日発注ミスで丸鶏が欠品し、スープの材料として山のように積まれた手羽先を代替品として提供し、ヒットしたことから文化が根付いた[1]。 中京圏で「手羽先」というと、鶏(肉)の部位ではなく、この料理の事を指す場合が多い。

類似するアメリカ料理として、バッファローの名物料理、バッファローウィングがある。鶏手羽を素揚げしたものにカイエンペッパーソースバターを絡める。

脚注[編集]

  1. ^ 元祖手羽先唐揚げ誕生ものがたり”. 株式会社WINGMODEL. 2023年3月13日閲覧。

関連項目[編集]

手羽先をモチーフとしたトメロというキャラクターが若者に人気