成田昌隆
成田 昌隆（なりた まさたか、1963年[1][2][3][4][5] - ）は日本の3DCGモデラー。愛知県名古屋市出身[3][6][注 1]。
名古屋大学工学部電気学科卒[1][4][5]。NECへ入社後、衛星通信の電子回路やファームウェアの開発を行った[1]。その後、日興證券に転職し[1][2][3][4][5]、1993年にアメリカのシリコンバレーに赴任する[2][4][5][6]。2008年にハリウッドのVFX業界への転身を決意し[1]、ハリウッドの専門学校でCGを学んだ後[4]、2009年4月に46歳でVFXの業界にデビューする[1][2]。デジタル・ドメインやMethod Studios等を経て、2012年にインダストリアル・ライト&マジックへ移籍する[1][2][注 2]。2015年12月18日に公開された映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』からスター・ウォーズシリーズの3DCGモデラーとして制作に携わり[4][5]、ミレニアム・ファルコンやスター・デストロイヤー等のデジタル・モデルを全て手掛けている[1]。
作品[編集]
映画[編集]
- パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々（2010年）
- エルム街の悪夢（2010年）[3][4][7]
- 魔法使いの弟子（2010年）
- ザ・ライト -エクソシストの真実-（2011年）
- パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉（2011年）[7]
- キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー（2011年）[7]
- タイタンの逆襲（2012年）
- アイアンマン3（2013年）[4][5][6]
- 300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜（2014年）
- トランスフォーマー/ロストエイジ（2014年）
- イントゥ・ザ・ストーム（2014年）
- アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン（2015年）
- ターミネーター:新起動/ジェニシス（2015年）
- アントマン（2015年）
- スター・ウォーズ/フォースの覚醒（2015年）[4][5]
- ウォークラフト（2016年）
- バーニング・オーシャン（2016年）
- ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー（2016年）[4]
- トランスフォーマー/最後の騎士王（2017年）
- スター・ウォーズ/最後のジェダイ（2017年）[4]
- ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー（2018年）[4]
- スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け（2019年）[4][5][8][9]
著書[編集]
- 『ミレニアム・ファルコンを作った男 45歳サラリーマン、「スター・ウォーズ」への道 』（光文社, 2021年7月）ISBN 4-334952-56-9
メディア出演[編集]
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ a b c d e f g h 成田昌隆（インタビュアー：鍋潤太郎）「ILM リードモデラー成田昌隆氏に聞く、ミレニアム・ファルコン号こだわりのモデリングとは」『鍋潤太郎のハリウッドVFX最前線 Vol.94』、PRONEWS、2018年7月6日。2019年5月23日閲覧。
- ^ a b c d e 成田昌隆（インタビュアー：泊 貴洋、齋藤誠一）「『スター・ウォーズ』完結編で活躍する日本人のCGモデラー、成田昌隆の仕事とは。」『Pen Online』、CCCメディアハウス、2019年12月19日。2020年1月29日閲覧。
- ^ a b c d e 成田昌隆（インタビュアー：平沢薫）「スカイウォーカーの夜明けでも活躍！日本人CGモデラー成田昌隆インタビュー！」『SCREEN ONLINE』、近代映画社、2019年12月23日。2020年1月29日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 伊藤舞虹 (2020年1月27日). “スター・ウォーズCG担う元証券マン 45歳の転身” ((要登録)). 朝日新聞デジタル (朝日新聞社) 2020年1月29日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 竹島勇 (2019年12月19日). “あす公開「スター・ウォーズ」完結編 陰で支えるCGモデラー・成田昌隆さん”. 東京新聞 (中日新聞東京本社) 2020年1月29日閲覧。
- ^ a b c d 石井健 (2019年12月12日). “「スター・ウォーズ」完結編 3次元CG手がけた日本人”. 産経新聞 (産経新聞社) 2020年1月29日閲覧。
- ^ a b c d 成田昌隆（インタビュアー：壬生 智裕）「「スター･ウォーズ」日本人CG担当者の異色経歴」『東洋経済オンライン』、東洋経済新報社、2019年12月25日。2020年1月29日閲覧。
- ^ a b "スター・ウォーズのCGを手がけた脱サラ証券マン". 逆転人生. 27 January 2020. NHK総合. NHK. 2020年1月29日閲覧。
- ^ a b “脱サラ証券マンがスター・ウォーズのCGアーティストに、今夜NHKで特集番組放送”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2020年1月27日) 2020年1月29日閲覧。
外部リンク[編集]
- 公式ウェブサイト（英語）
- Masa Narita - IMDb（英語）
