成田悠輔

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成田悠輔
生誕 1986年(35 - 36歳)
東京都
居住 日本の旗 日本 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
国籍 日本の旗 日本
研究分野 経済学労働経済学教育経済学計量経済学公共政策因果推論
研究機関 イェール大学
出身校 東京大学経済学部学士修士
マサチューセッツ工科大学博士
博士課程
指導教員
パラグ・パサック英語版
ヨシュア・アングリスト
ダロン・アシモグル
ニヒル・アガーワル英語版
他の指導教員 青木昌彦
神取道宏
小島武仁
松島斉
主な受賞歴 大内兵衛賞(首席賞
KDDI Foundation Award
内閣総理大臣賞日本オープンイノベーション大賞
MIT Innovators Under 35 Japan
プロジェクト:人物伝
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成田 悠輔(なりた ゆうすけ、1986年[1] - )は、日本実業家経済学者イェール大学アシスタント・プロフェッサー [2]助教 [3] )、半熟仮想株式会社代表取締役。

専門はデータアルゴリズム数学ポエムを使ったビジネス公共政策の想像とデザイン

経歴[編集]

東京都北区出身。10代で父親の失踪や家族の自己破産を経験。

麻布中学校・高等学校卒業。極度の睡眠障害により中高では不登校であった。麻布中学在学時には柄谷行人NAMに出入りした[4]。プロゲーマーのときど(谷口一)は麻布中高の同級生。

東京大学経済学部卒業後、2011年に東京大学大学院経済学研究科修士課程修了、2016年にマサチューセッツ工科大学(MIT)にてPh.D.取得[5]

2017年、イェール大学経済学部のアシスタント・プロフェッサー助教)に就任。

人物[編集]

実弟はクラウドワークス取締役兼CINO(最高イノベーション責任者)の成田修造

忖度なしの歯に衣着せない発言が特徴で、番組のコメンテーターとして出演する機会も多い。

発言[編集]

データやエビデンスを活用することによって自己の存在理由や目的を発見し、最適化された行動を取ることで、人々は日常の小さな判断から解放され、真の幸福が訪れるという「幸福なデータ奴隷」論を提唱している[6]

選挙ステーション2021』(テレビ朝日)に出演した際、若者の政治参加について、「若者が政治に参加したり、選挙に行ったりしても、何も変わらない」として、「もっと言うと、今の日本の政治や、日本の社会の停滞は、若者の政治参加とか、選挙に行くとか、そんな程度の生ぬるいことで変わるような、そんな状況にないと思う。もっと何かとてつもない危機の状態に陥っていて、革命みたいなことが起きないと何も変化は起きない。例えば、若者しか投票できないような世代別の投票をつくり出すとか。もっと過激に言えば、若者が反乱を起こして、一定以上の年齢の人から投票権を奪い取るとか。あるいは、この国に絶望した若者が新しい独立国をつくり出して、自分たち自身で新しい政治制度を実現していくとか。革命レベルのことが起きないと、日本が本当に変わるってことはない。その革命“100”だとすると、政治に参加するとか、選挙に行くとかというのは、“3”とか“5”の焼け石に水程度の話だと思います」と語っている[7]

ABEMA Prime』に出演した際、日本経済について「高齢化があっても、そこそこ成長している国はある。シンガポールや韓国、ドイツが典型だ。なので、日本も全く無理ではないと思う」としながら、「だが、サービス業が壊滅的にダメで、サービス業の生産性をどうやって上げて根本的に体質転換するか。ここが問題になるのかなという気がしている」と語っている。また、高齢化について、「唯一の解決策ははっきりしている」として、「結局、高齢者の集団自決、集団切腹みたいなのしかないんじゃないか。僕はこれを大真面目に言っていて、やっぱり人間は引き際が重要だと思う。別に物理的な切腹ではなくて、社会的な切腹でもいい。過去の功績を使って居座り続ける人がいろいろなレイヤーで多すぎる。これがこの国の明らかな問題だ」と語り、スタジオのアナウンサーや専門家を驚かせた[8]

日本のペーパーテスト偏重のエリート教育制度を、学力以外の多様性が保証されるという観点から評価している。一方で、アメリカの大学や教育が多様性を尊重し、幅広い人に機会を与えているという考えは「誤解」(misconception)であるとしている。[9]

評価[編集]

テレビ東京のプロデューサーである高橋弘樹は「日経テレ東大学」に成田を起用した理由として「成田さんは人づてに『変わった人がいる』と聞いたので、出演動画を拝見し、成田さんが執筆した文章も読みました。そこで『この人はヤバい』と感じ、すぐにオファーしました。なんというか...成田さんは詩人だと思います。言葉を使って社会を変えようとしている。配信動画では、耳から入る情報も強力な武器になるので適役です。〈中略〉お2人(注: 成田と西村博之)は他の人にないものを持っていると思います。それは、日本に対してしがらみが少ないこと。成田さんは日本のアカデミー業界に忖度する必要もないし、ひろゆきさんは、最悪全ての日本国民に嫌われても構わないとすら思っています。だからこそ、誰にも気を使わず、しがらみなく意見できる。そこが痛快だし、面白い」、日本経済新聞社佐々木康は「ひろゆきさん、成田さんは自分勝手なイデオロギーではなく、世の中のデータをもとにお話をされるので、番組を任せても大丈夫という安心感があります」と評している[10]

出演[編集]

ウェブテレビ[編集]

  • ABEMA Prime(2022年4月4日 - 、ABEMA)月曜週替わりMC[11] ※それ以前にも出演経験あり

著書[編集]

論文[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 玉川透 (2020年10月22日). “イエール大・成田悠輔助教授「選挙も政治家も、本当に必要ですか」”. The Asahi Shimbun Company. 2021年11月16日閲覧。 “成田悠輔・米イエール大学助教授(34)に、民主主義の未来の姿を聞きました。”
  2. ^ Yusuke Narita | Department of Economics” (英語). economics.yale.edu. 2022年5月24日閲覧。
  3. ^ アシスタント・プロフェッサー(Assistant Professor、助教)とは、アメリカ合衆国、カナダの大学における教授職の一つ。教授 (Professor)、准教授 (Associate Professor) に次ぐ職位にあたる。日本の2007年の学校教育法改正前の研究助手、2001年の科学技術基本法の第2期科学技術基本計画及び2007年の学校教育法改正後、米国の教授職位をモデルにしたことにより、米国と同じく教授、准教授に次ぐ教授職である助教に相当する。改正後は、授業及び卒研生等の学生指導を行い、科研費や民間との共同研究費等を獲得し、研究室を運営できるPrincipal investigator(PI)となることが法律上も可能となった。約20年以上が経過し、一部の大學や学部を除き、多くの大学や学部は既に移行した。助教の英文名称は、東京大学を含む日本のほぼ全大学でAssistant Professorと正式に規定されている。2007年改正以降、Assistant Professorが助教であることを知らない大学教員は皆無である。2007年以降、国内外の大学教員が、Assistant Professorを助教ではなく助教授と和訳すると、助教を旧助教授の短縮形と誤解する大学外の一般人が多いので、旧助教授や現准教授と誤解させる意図があるとみなされ詐称となる。
  4. ^ 日本経済新聞社・日経BP社. “残念家庭の不登校児が麻布へ 先端文化人と交流で転機|キャリア|NIKKEI STYLE” (日本語). NIKKEI STYLE. 2021年12月20日閲覧。
  5. ^ yusuke narita October 14, 2021”. 成田悠輔. 2021年11月16日閲覧。
  6. ^ 生きる目的や倫理は蒸発する 人類が行きつく「幸福なデータ奴隷」とは?” (日本語). Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン) (2019年3月25日). 2022年1月26日閲覧。
  7. ^ 衆院選挙の夜に考える1“若者の投票率上げる方法””. テレ朝news (2021年11月1日). 2022年4月13日閲覧。
  8. ^ ひろゆき氏&成田悠輔氏の「ニッポン改造論」 おばあちゃん一人のために“橋”は作るべき? ABEMA TIMES(2021年12月31日)
  9. ^ Interview with Visiting Faculty- 13 - Center for Economic Institutions”. cei.ier.hit-u.ac.jp. 2022年5月2日閲覧。
  10. ^ 経済をバラエティー感覚で学ぶ!MCはひろゆきと成田悠輔。YouTubeチャンネル「日経テレ東大学」が...”. テレ東プラス (2022年3月29日). 2022年4月4日閲覧。
  11. ^ ABEMA夜のニュース番組『ABEMA Prime』がリニューアル!MCに成田悠輔・柏木由紀・宇垣美里のレギュラー出演が決定” (日本語). CINEMA Life! シネマライフ|映画情報 (2022年4月4日). 2022年4月23日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]