愛荘町立図書館

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愛荘町立図書館(あいしょうちょうりつとしょかん)は、滋賀県愛知郡愛荘町にある町立図書館である。愛荘町立図書館は愛知川図書館と秦荘図書館からなる。

2006年に秦荘町愛知川町が合併して愛荘町が発足した。両町にはそれぞれ愛知川町立図書館と秦荘町立図書館があり、合併によって現在の名称となった。人口わずか2万人の町に2つの図書館があるため、休館日をずらすことで住み分けを図っている。

愛知川図書館[編集]

Japanese Map symbol (Library) w.svg 愛荘町立愛知川図書館
Echigawa library.jpg
愛荘町立愛知川図書館
施設情報
事業主体 愛荘町
所在地 529-1313
滋賀県愛知郡愛荘町市1673
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館
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  • 休館日:月曜・火曜(整理休館は毎月最終水曜日)
  • 開館時間:10時 - 18時
  • 延床面積:3,400平方メートル(びんてまりの館も含めて)

特色[編集]

愛知川図書館の特徴のひとつは、愛知川びんてまりの館というギャラリーが併設されていることである。旧愛知川町地域に伝承される「びん細工てまり」は、NHKおしゃれ工房ほか、さまざまなメディアで取り上げられている。一時期、伝承者が絶える危機もあったが、保存会が結成され、びんてまりの館を拠点に、活動をしている。びんてまりの館には、専任の学芸員が配置されており、保存会の支援のほか、ほぼ毎月、絵本の原画展や郷土史関係の展覧会が開催されている。

図書館の周囲にはビオトープが設置されていることも、特徴といえる。この空間は常に開放されており、休館日でも子供たちが遊ぶ姿がみられる。ひばりが営巣したことは、京都新聞に報道された。

図書館そのものは、身近な図書館を目指している。エントランスは、木製タイルの床材に電球を配するなど暖色系のデザインで、ガラス張りの開放的な空間を演出している。バリアフリーで、貸し出し用車椅子も完備している。閲覧席は、個人ブースや畳の部屋、AV閲覧コーナー、子供向けのお話し室など多彩。町域に住む在日外国人のために、ポルトガル語の書籍や新聞、雑誌も用意している。貸出し時に貸与される専用の手提げには、「くらしのなかにとしょかんを」と印刷されている。

地域・行政コーナーでは、郷土史関係の参考図書から町域のレストランのメニュー(複製)まで揃う。担当の司書が配置され、常に郷土の情報を収集し、図書館資料として還元している。町内の各自治会の広報誌も収集されている。愛知川小学校の生徒が総合学習の時間に作った郷土史の冊子も、蔵書として貸し出しできることは、ユニークな取り組みである。千葉大学の橋本裕之教授は、調べ学習の拠点のモデルとして、『心をそだてる 子ども歳時記12か月』(講談社)に愛知川図書館を取り上げた。

中庭に面した廻廊部分は、ガラス張りの展示コーナーになっており、地域住民の創作発表の場として活用されている。そのほか「玄関展示」と称して郷土資料担当の司書(学芸員)による郷土史の企画展が定期的に催され、その都度、簡易な形ではあるものの図録を発行している。

2005年には、『図書館活動記録』の冊子を編纂した。

2007年現在、職員は9名で構成されており、そのうち司書の有資格者は8名である。正規職員5名(館長およびびんてまりの館学芸員を含む)、嘱託職員2名、臨時職員2名。

2007年IRI(特定非営利活動法人 知的資源イニシアティブ)主催の「Library of the Year 2007」大賞を受賞した。

秦荘図書館[編集]

Japanese Map symbol (Library) w.svg 愛荘町立秦荘図書館
施設情報
事業主体 愛荘町
所在地 529-1234
滋賀県愛知郡愛荘町安孫子822
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館
テンプレートを表示
  • 休館日:木曜・金曜(整理休館は毎月第1水曜日)
  • 開館時間:10時 - 18時
  • 延床面積:1078平方メートル(ハーティーセンター秦荘の図書館部分)

館長[編集]

  • 初代 渡部幹雄(愛知川町立図書館 2000年12月12日 - 2006年2月12日、愛荘町立愛知川図書館 2006年2月13日 - 2008年3月31日)
  • 2代 山田登美子(愛荘町立図書館長<2館兼任> 2008年4月1日 - 2009年3月31日)
  • 3代 西河内靖泰(愛荘町立図書館長<2館兼任> 2009年4月1日 - )

初代館長の渡部幹雄は、大分県緒方町、長崎県森山町で図書館をつくりあげた手腕を買われ、愛知川町立図書館の立ち上げにかかわった。著書に『図書館を遊ぶ-エンターテイメント空間を求めて』(新評論)等がある。

外部リンク[編集]