愛知県道5号国府馬場線

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主要地方道
愛知県道5号標識
愛知県道5号国府馬場線
路線延長 7.8 km
制定年 1977年
起点 愛知県豊川市国府町
終点 愛知県豊川市馬場町
接続する
主な道路
記法
国道1号
愛知県道31号東三河環状線
愛知県道21号豊川新城線
国道151号
国道362号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
佐奈川に架かる金屋橋から西方向を見る。
佐奈川に架かる金屋橋から東方向を見る。ここから道幅が狭くなり2車線となる。
豊川市役所付近は電線の地中化が行われた。

愛知県道5号国府馬場線(あいちけんどう5ごう こうばばせん)は、愛知県豊川市内を通る県道主要地方道)である。

概要[編集]

豊川市国府町(起点)で国道1号より分かれ、同市馬場町(終点)で国道151号に接続している。

元は全長53㎞に及んだ愛知県道・静岡県道5号豊川二俣線→豊川天竜線の一部であったが、当時の国道151号バイパス交点以東~静岡県側は1975年昭和50年)4月に国道362号に昇格。愛知県豊川市内に単独区間が残ることになった。それが本路線である。

往時の姫街道に沿っていることから、地元住民からも「姫街道」と呼ばれることがもっぱらで、案内地図などにもそう書かれていることが多い。また東部の一部区間では町丁目名に従った「中央通」の呼称もある。

路線データ[編集]

沿革[編集]

路線状況[編集]

起点の追分交差点を出発すると、すぐに名鉄名古屋本線をまたぐ4車線の高架になる。ここから国府駅を見渡すこともできる。高架を下れば左側に船山古墳という古墳があり、八幡町に入って2車線となった道を進み、左へ緩くカーブして坂を下ると左側に開発中の住宅地が広がる。この辺りから白川橋までの間は拡幅工事が行なわれ、期間中は筋違橋(すじかいばし)交差点の部分閉鎖も実施されていたが、2010年平成22年)3月27日に交差点部分の工事が完了し供用が再開された。ちなみにこの時、交差道路が「筋違い(食い違い交差)」からストレートに改良されている。この区間には以前からロードサイド店舗の進出がみられる。県道31号交点から白川橋までの区間は、豊川市民病院の移転に合わせて2013年(平成25年)に4車線化が完成した。その後2023年(令和5年)には、筋違橋から県道31号交点までの区間も、巨艦店であるイオンモール豊川のオープンに先立って4車線化が完成している。

飲食店などが並んでいる通りを過ぎると、いよいよ豊川市の中心部に当たる諏訪に入る。左側に豊川市消防本部を見ながら、「南大通」(愛知県道400号豊橋豊川線)が分かれる「体育館前」交差点となる。ここは豊川市の中心街であり、周辺は賑やかである。総合体育館前から市役所前にかけては2010年(平成22年)に電線の地中化が行われた。左側に見える豊川郵便局、豊川市役所の横を通り、佐奈川を渡ると道幅が2車線に狭くなる。ここは豊川市中央商店街という商店街となっており、様々な商店が建ち並ぶ。ここでの道路の通称名は中央通である。この区間で交差する千歳通、末広通は1968年から1977年まで国道151号であった。

商店街を抜けると「中央通3丁目」という交差点がある。この道路(県道5号)はそのまま直進するが、豊川稲荷へはここを左折して「駅前通」に入る。その後旧伊那街道であり国道151号最初期のルートであった県道495号と交差すると、すぐに当線唯一の踏切であり終日渋滞が起き易い名鉄とJR飯田線の踏切を渡り、坂を下ると馬場町に入って終点の「馬場町」交差点に着く。この最終区間も一部拡幅工事が進行中であり、ロードサイド店舗の進出もみられる。

別名[編集]

  • 姫街道(豊川市)
  • 中央通(豊川市)
  • 伊呂通(豊川市)

地理[編集]

ほぼ全線にわたって名鉄豊川線と並走している。また、かつての姫街道の一部をなしている。

大部分の区間は小河川の複合扇状地を横断し、終点付近で豊川の河岸段丘から低地に下りる。

通過する自治体[編集]

交差・接続する路線[編集]

沿線[編集]

関連項目[編集]