愛宕南

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愛宕南
愛宕南(室見川より)
愛宕南(室見川より) 地図
愛宕南の位置(福岡市内)
愛宕南
愛宕南
愛宕南の位置(福岡県内)
愛宕南
愛宕南
愛宕南の位置(日本内)
愛宕南
愛宕南
北緯33度34分43.4秒 東経130度19分54.7秒 / 北緯33.578722度 東経130.331861度 / 33.578722; 130.331861
日本の旗 日本
都道府県 福岡県
市町村 福岡市
西区
面積
 • 合計 18.61 ha
人口
(2022年(令和4年)7月末現在)
 • 合計 2,930人
等時帯 UTC+9 (JST)
郵便番号
819-0007
市外局番 092

愛宕南(あたごみなみ)は、福岡県福岡市西区町名。現行の行政地名は、愛宕南一丁目及び二丁目である[1]。面積は18.61ヘクタール[2]。2022年6月末現在の人口は2,930人[3]郵便番号は819-0007。

地理[編集]

福岡市の都心部とされる中央区天神等の西方約6.5キロメートル、西区の北東部に位置する。北東で市道鳥飼姪の浜線を挟んで愛宕と、南東で室見川を介して南庄と、西で姪浜駅南と隣接する。町域内は主に住宅地として土地利用がなされている。

河川[編集]

愛宕南の南東に室見川二級河川)が横断している[4]

都市計画[編集]

愛宕南の都市計画に関しては、「福岡市都市計画マスタープラン」[5]において定められた方針には次のとおりである。幹線道路である愛宕通りの沿道が、商業、業務、サービス施設や中高層住宅などが連続した「沿道軸」に位置付けられている。室見川の河川沿いが散策・憩いの場となるとともに、緑と広がりのある景観が連続したゆとりと潤いのある水辺空間として「河川緑地軸」に位置付けられている。土地利用については、戸建住宅などの低層住宅が大部分を占めるが、一部中層住宅などが立地する「低中層住宅ゾーン」と位置付けられており、良好な住環境の保全・形成、緑化の推進、低層住宅と中層住宅の調和などがまちづくりの視点とされている。また、利便性が高い地域の拠点となる「地域拠点」に位置づけられる「姪浜地区」とも近い[注釈 1]用途地域は、北東の愛宕通りの道路境界線から両側概ね50メートルの範囲は第二種住居地域に、愛宕南236号線の南側は第一種中高層住居専用地域に、これら以外の範囲は第一種住居地域に指定されている。

語源[編集]

地名の「愛宕南」の愛宕については、近くの愛宕山、愛宕神社によるとされている[6]。また、愛宕の語源については、急崖(あた)・処(こ)で、原義は高く険しい所という。微高地の縁の前を呼称するものともいう[7]

歴史[編集]

人口[編集]

愛宕一丁目と二丁目を合わせた人口の推移を福岡市の住民基本台帳(公称町別)[3]に基づき示す(単位:人)。集計時点は各年9月末現在である。

交通[編集]

道路[編集]

主な幹線道路は次の通り。

都市高速道路[編集]

都市高速道路としては、町内に福岡高速道路福岡高速環状線が通っており、町外ではあるが、最寄りの出入り口は次のとおりである。

市道[編集]

福岡市が管理する市道の主要なものは次のとおりである。

鉄道[編集]

町内に鉄道は通っていないが、福岡市交通局が運営する地下鉄福岡市地下鉄空港線が近くに通っており、最寄りの駅は次の通り。

  • 姪浜駅(道程で約0.7から1.1キロメートル)
  • 室見駅(道程で約0.6から1.2キロメートル)

バス[編集]

バスについては、西日本鉄道株式会社が運営するバスが運行しており、最寄りの停留所は次の通り。

  • 愛宕一丁目
  • 愛宕南(姪浜駅南四丁目)

施設[編集]

公共・公益施設[編集]

学校[編集]

町内に学校は存在しないが、校区については、小学校区、中学校区についてそれぞれ次の学校の校区に属する[9]

その他[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 姪浜駅から道程で約0.7から1.1キロメートル
  2. ^ 旧姪浜町の一部
  3. ^ 豊浜拾六町線のうち西区愛宕大橋交差点から西区下山門交差点までの区間について、福岡市によって2009年(平成21年)に制定された福岡市道路愛称。上部に福岡高速道路。
  4. ^ 筑肥線の一部区間が旧国鉄時代に廃止されのちに整備された道路。端部が福岡市地下鉄空港線付近にある。
  5. ^ 所在地:室見川の河畔のうち室見川筑肥橋から室見新橋の間が愛宕南の町域、全体は早良区室見五丁目から次郎丸二丁目まで、公園種別:運動公園、面積:159,149m2、開園年度:1973[8]
  6. ^ 所在地:愛宕南一丁目4番、公園種別:幼児公園、面積:439m2、開園年度:2005[8]
  7. ^ 所在地:愛宕南二丁目8番、公園種別:幼児公園、面積:107m2、開園年度:1975[8]
  8. ^ 所在地:愛宕南二丁目7番、公園種別:幼児公園、面積:102m2、開園年度:1990[8]
  9. ^ 所在地:愛宕南一丁目6番1号北緯33度34分46.09秒 東経130度19分51.11秒 / 北緯33.5794694度 東経130.3308639度 / 33.5794694; 130.3308639
  10. ^ 所在地:福岡市西区姪の浜二丁目10番6号北緯33度35分16.86秒 東経130度19分46.69秒 / 北緯33.5880167度 東経130.3296361度 / 33.5880167; 130.3296361
  11. ^ 所在地:福岡市西区内浜一丁目12番1号北緯33度34分48.22秒 東経130度19分12.85秒 / 北緯33.5800611度 東経130.3202361度 / 33.5800611; 130.3202361
  12. ^ 所在地:福岡市西区愛宕南二丁目3番6号北緯33度34分48.32秒 東経130度19分51.42秒 / 北緯33.5800889度 東経130.3309500度 / 33.5800889; 130.3309500

出典[編集]

  1. ^ 福岡市. “福岡市区の設置等に関する条例”. 2022年8月24日閲覧。→別表第1
  2. ^ 福岡市統計調査課. “平成27年(2015年)国勢調査の結果”. 福岡市. 2022年8月24日閲覧。
  3. ^ a b 福岡市統計調査課. “登録人口(公称町別)- 住民基本台帳(日本人)男女別人口及び世帯数”. 福岡市. 2022年8月24日閲覧。
  4. ^ 福岡市河川計画課. “福岡市の河川概要”. 福岡市. 2022年8月24日閲覧。より「河川図」参照
  5. ^ 福岡市都市計画課. “福岡市都市計画マスタープラン”. 福岡市. 2022年8月24日閲覧。
  6. ^ 「角川日本地名大辞典」編集委員会 竹内理三『角川日本地名大辞典』 40 福岡県(初版)、角川書店、1988年3月8日、114頁。ISBN 4-04-001400-6 
  7. ^ 池田善朗 (2013), 筑前の古地名・小字, 石風社, pp. 120, ISBN 978-4-88344-222-5 
  8. ^ a b c d 公益財団法人福岡市緑のまりづくり協会. “公園等検索”. 2022年8月25日閲覧。
  9. ^ 福岡市教育委員会. “福岡市通学区域”. 福岡市. 2022年8月25日閲覧。

関連項目[編集]