悪女 (漫画)

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漫画:悪女(わる)
作者 深見じゅん
出版社 講談社
掲載誌 BE・LOVE
レーベル 講談社コミックスビーラブ、
講談社漫画文庫
発表号 1988年4号 - 1997年10号
巻数 単行本全37巻、文庫版全19巻
話数 全222話
その他 第15回講談社漫画賞一般部門
受賞作品(1991年)
テレビドラマ:悪女(わる)
原作 深見じゅん
演出 山本和夫、森一弘、
国本雅広、吉田使憲 
制作 よみうりテレビ
放送局 日本テレビ系列
放送期間 1992年4月18日 - 1992年6月27日
話数 全11話
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悪女』(わる)は、深見じゅんによる日本漫画作品、およびそれを原作としたテレビドラマ

漫画作品は、1988年から1997年まで『BE・LOVE』(講談社)に連載された。1991年、第15回講談社漫画賞一般部門を受賞。テレビドラマは、1992年よみうりテレビが制作し、日本テレビ系列で放送された。

概要[編集]

『BE・LOVE』1988年4号から1997年10号に連載。全222話。単行本は講談社コミックスビーラブから全37巻が、文庫版は講談社漫画文庫から全19巻が発行された。

落ちこぼれOLが同じ会社のエリート社員に一目惚れし、彼と釣り合う女性になるべく奮闘・成長する様子を描いた作品。毎回連載時の最初のタイトルページにはいろいろなゲーム画面のパロディイラストが描かれている。単行本の巻末には、一部を除いて「おまけのぺぇじ」という書き下ろしのショートコミックが掲載されている。

あらすじ[編集]

落ちこぼれの新入社員・田中麻理鈴は、社内で偶然会った男性社員に一目惚れし、イニシャルT・Oを手がかりにその男性社員を探し始める。同時に、同じ職場の先輩・峰岸から出世するための指導を受け、麻理鈴はさまざまな部署やプロジェクトチームへ次々と異動。行く先々の職場で、学歴や性別での偏見やいじめ、仕事上の困難な課題に遭遇する。しかし、まだ見ぬ恋の相手T・Oさんへの想いを支えに、持ち前の根性と明るさで真正面から立ち向かう。そんな彼女の熱意は、出会った上司や同僚、周囲の人々に影響を与え、彼女自身も成長していく。やがて、同じプロジェクトのチーフ・小野の情報で、T・Oさんは田村収という社員だとわかる。麻理鈴は、田村への想いをその胸に大切に抱きながら、彼にふさわしい女性になりたいと懸命に仕事に取り組んでいく。

登場人物[編集]

本編[編集]

近江物産の社員[編集]

田中麻理鈴(たなかまりりん)
主人公。三流大学(ドラマでは短期大学)を四流の成績で卒業し、一流商社である近江物産に三流のコネで入社した落ちこぼれのOL。落としたコンパクトを拾ってくれたT.Oさんに一目惚れし、その人に会いたい気持ちをバネに様々な困難に立ち向かっていく。大食いで大酒飲み、大ジョッキ一杯の焼酎のお湯割りを一気飲みしたことがある。宴会芸とテーブルゲーム(特にオセロ)が大得意。父親が好きだったマリリン・モンローが名前の由来。
田村収(たむらおさむ)
近江物産のエリート社員。麻理鈴のコンパクトを拾ってくれた優しくてハンサムな男性。当初は名前すら分からなかった麻理鈴は、秘書課の資料室でパスポート用写真を見つけ、その裏に書かれたイニシャルから、T.Oさんと呼ぶ。
峰岸雪(みねぎしゆき)
資材管理室の先輩女性社員。実は近江物産で一番出世した女性。新入社員の麻理鈴に色々と出世のコツを教える。自らは関連会社の事業本部副部長(事実上のトップ)にまで出世する程の才媛。
夏目(なつめ)
秘書課のチーフ。かつて峰岸に恋人を奪われた事がある。その因縁から麻理鈴を追い出そうとしていたが、麻理鈴が秘書課から庶務課に異動するころには峰岸とも和解でき、麻理鈴にも好印象を抱くようになる。峰岸の結婚式にも出席した。
小野忠(おのただし)
近江物産のエリート社員。麻理鈴がT・Oさんを探す中で出会い、その後、同じプロジェクトで仕事をする。知的ではない女をバカでブスと一括りにして嫌っていたが、麻理鈴と仕事をするうちに女性への偏見がなくなる。麻理鈴の天然ボケっぷりに振り回されるが、口で言うほど嫌がっておらず、陰日向に麻理鈴をサポートする良き先輩であり、理解者。
沼田総一郎(ぬまたそういちろう)
近江物産の偉い人。一人でオセロをしているところに迷い込んできた麻理鈴と一試合するもコテンパンにやられる。麻理鈴がつけたあだ名はオセロおじさん。不仲だった甥・勝との関係を麻理鈴たちの働きで修復した。
宇田山(うだやま)
庶務課のチーフ。
佐々木チエ(ささきちえ)
麻理鈴の同僚で庶務課に勤務。「ミス総務」と呼ばれている。麻理鈴が庶務課に来たばかりの頃は彼女の事が気に入らず、様々な意地悪を繰り返してきたが今では一目置いている。石井に片思いをしており、彼が結婚すると聞いた時には号泣した。
石井(いしい)
庶務課に勤務。麻理鈴に惚れていたが、麻理鈴に好きな人がいると知って彼女の事を諦めた。後に紺野と結婚した。
梨田友子(なしだともこ)
広報課に勤務。とてもケチな性格で金貸しを副業としている。社内情報に詳しい。峰岸の事を「魔女のような人」と言ったことがある。新聞記者の大和に片思いしており、麻理鈴のおかげで彼と結婚できた。
木村美佐子(きむらみさこ)
営業から庶務課にきた麻理鈴の同僚。出世願望が誰よりも強く麻理鈴を敵視していた。T.Oさんを小野の事だと勘違いしてデートに誘ったりしていた。麻理鈴が庶務課からシステム企画課に異動になったと同時に業務部へ異動した。
山瀬修(やませおさむ)
近江物産の社員で麻理鈴の後輩。麻理鈴に惚れてしまい、いろいろと行動を起こす。コップ半分のビールを飲むだけで酔い潰れるほどの下戸甘党
板倉夕子(いたくらゆうこ)
麻理鈴の同僚。帰国子女で、独特な直訳した日本語を話す。急いでいたり冷静さを失ったりした時は、単語を微妙に間違ってしまう。山瀬に一目惚れし、振られはしたが、想いを貫き通す。
三島(みしま)
仕事に厳しい上司。麻理鈴に「課長さま」と呼ばせる。小野と同様に一般のOLに理解を示さなかったが、麻理鈴と仕事をして女性への偏見がなくなる。麻理鈴がレディスシンクタンクに出向している間に栄転した。
宮園桃子(みやぞのももこ)
文書法務課に勤務。ホワイトローズクラブの会員でリーダー的存在。麻理鈴がクラブ入会時は麻理鈴の事を快く思っていなかったが、定例会本番に近づくと美子を裏切り麻理鈴に協力するようになった。
杉乃井和子(すぎのいかずこ)
経理課に勤務。実はホワイトローズクラブの会長を務めているのだが、正体を隠しながら麻理鈴の計画に協力した。最終的にはホワイトローズクラブの解散を宣言した。
佐伯(さえき)
管理課からやってきた三島課長の後任課長。表ではニコニコしているが、裏では冷酷なリストラを進める非情な上司。

その他[編集]

紺野涼子(こんのりょうこ)
焼き鳥屋「タイチロ」のアルバイト女性。お店ではスッピンでいるが、それ以外の時は綺麗にお化粧をしてお洒落な洋服を着て、まるで別人のようである。お店で働いている時に麻理鈴と知り合って以来T.Oさん探しに協力した。その後、庶務課に勤務している石井と結婚し、アルバイトをやめた。名門大学卒の才女である。
大和正義(やまとまさよし)
太陽経済の新聞記者。梨田の友人で、後に梨田と結婚した。
よしえ
銀座のクラブ「璃羅」のママ。峰岸の同級生で親交が深い。麻理鈴にアドバイスをくれる良き理解者。
オカちゃん
峰岸とよしえの大学の同級生で、よろず引受人。料金は高額だが、よしえの紹介なら無料で行ってくれる。峰岸のことを嫌っているが、結婚式には出席している。
花屋
銀座で花屋をしている行商のおばさん。銀座の店の場所や持ち主の名前をほとんど覚えており、花を買うと場所を教えてくれる。麻理鈴に「璃羅」の場所を教えてあげた。彼女の性格が気に入ったらしい。
おさよ
銀座の飲み屋「おさよ」の女将。よしえの師匠のような存在。麻理鈴の定例会の計画に協力した。実はホワイトローズクラブの元会員。
河合紫(かわいむらさき)
河合商会の専務の娘で社長の姪。麻理鈴や山瀬と協力して佐伯課長の陰謀を食い止めようとした。麻理鈴の為にT.Oさんの生年月日や家族構成などのデータを調べてあげた。
平賀勝(ひらがまさる)
沼田の甥でいんちき経営コンサルタント。勝(かつ)と名乗る。2歳の時、飛行機事故で両親を失い、沼田に引き取られて育つ。両親が死んだのは沼田のせいだと思い込み、ことごとく反発するも、麻理鈴たちのおかげで和解する。沼田を憎むあまり、物流会社を生産性のかけらの無い物と揶揄していた。

おまけのぺぇじ[編集]

ふかみ
単行本巻末おまけのぺぇじの登場人物。作者と同じ名前。あらゆる手を使ってサボろうとする怠け者。
編集
おまけのぺぇじの登場人物。大酒飲みの映画好き。ふかみに仕事をさせようと奮闘?するも彼女の仕掛ける罠(酒とおつまみ)に引っ掛かったりあるいは破ったりと大活躍。

峰岸が麻理鈴に教えた出世の裏技[編集]

  • お掃除担当のおばさんの名前を覚える
  • 社史を覚える
  • 重役全員の顔と名前を覚える
  • 一通りのビジネス書に目を通す
  • オセロに強くなる


作品の舞台[編集]

近江物産
世界に誇れる一流企業。
資材管理室
入社後、麻里鈴が配属された部署。わけあって麻里鈴が二度目に配属された時には、既に部署としてはほとんど機能していなかった。
海外事業部
研修期間が終わった板倉が配属された部である。世界を相手に仕事をするため、近江物産の中でもっとも忙しい部署である。
レディスシンクタンク
近江物産の関連会社。働く女性のための派遣会社。
タイチロ
峰岸いきつけの煮込みが美味しい居酒屋。まりりんの峰岸との思い出の店。
璃羅(りら)
よしえが経営する銀座のクラブ。近江物産の社員もよく利用している。一回だけ飲食・サービス料が無料になる璃羅カードと言う物がある。オカちゃん曰く、銀座のクラブとしては中の上ランクの店であるとのこと。
ホワイトローズクラブ
近江物産のクラブの内の一つ。麻里鈴が有無を言わさず入部させられた。当初、品を養う為に創立されたクラブであったが、実態は仕事をしないお嬢様社員、もしくは成金のお嬢様気取りの社員がただ単に遊ぶだけの場所に陥っていた。

テレビドラマ[編集]

1992年4月18日から1992年6月27日まで、毎週土曜、22:00 - 22:54(JST)に日本テレビ系列で放送。制作は讀賣テレビ放送。同時刻での連続ドラマは『傷だらけの天使』以来となった。

キャスト[編集]

主人公。会社までは自転車で通勤している。
麻理鈴の先輩社員。麻理鈴に「出世の為のイロハ」を教える。
麻理鈴の憧れの人。

サブキャスト[編集]

  • 男性俳優

斉藤暁大矢兼臣出光元沼田爆大林丈史大河内浩横尾三郎村松克巳(村松克己)、佐戸井けん太冨家規政遠山俊也正城慎太郎山中康司三上高央渡浩行酒井光治(尾井治安)、高石賢治大久保了村上幹夫

  • 女優

千葉裕子太地琴恵てらだちなつ(寺田千夏)、吉佐美聖子中帆登美(久我美智子)、吉田美江栗田よう子橘ユキコ(橘雪子)、山本ふじこ野村ちこただのあっ子山下千景中上ちか竜のり子

テーマ曲[編集]

スタッフ[編集]

放送日程[編集]

各話 放送日 サブタイトル 演出
LEVEL01 1992年4月18日 何かいいこと… 山本和夫
LEVEL02 1992年4月25日 出世してみます。 森一弘
LEVEL03 1992年5月02日 仕事させろ!
LEVEL04 1992年5月09日 初めてなんです… 国本雅広
LEVEL05 1992年5月16日 幸せは歩いてこないッ!
LEVEL06 1992年5月23日 ウェディング・ドレス?! 森一弘
LEVEL07 1992年5月30日 …もう一度逢いたくて
LEVEL08 1992年6月06日 ひえーっ、社長! 国本雅広
LEVEL09 1992年6月13日 部下がいるもん!
LEVEL10 1992年6月20日 男は会社の粗大ゴミ 吉田使憲
FINAL LEVEL 1992年6月27日 君にありがとう 森一弘

関連項目[編集]

読売テレビ 土曜10時枠の連続ドラマ
前番組 番組名 次番組
枠設立前につき無し
悪女
(1992.4.18 - 6.27)
ニュースなあいつ
(1992.7.4 - 9.19)
読売テレビ制作・日本テレビ系列 土曜22時台
それいけ!!ココロジー
(1991.4.20 - 1992.3.21)
※同番組までバラエティ枠
悪女
(1992.4.18 - 6.27)
【本番組より連続ドラマ枠】
ニュースなあいつ
(1992.7.4 - 9.19)