恵良駅

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恵良駅
駅舎(2015年8月3日)
駅舎(2015年8月3日)
えら
Era
豊後森 (4.1km)
(3.4km) 引治
所在地 大分県玖珠郡九重町大字右田[1]
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 久大本線
キロ程 77.3km(久留米起点)
電報略号 エラ←ヱラ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
49人/日(降車客含まず)
-2013年[2]-
開業年月日 1929年昭和4年)12月15日[3]
備考 無人駅[1]
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恵良駅
焼失前の駅舎
焼失前の駅舎
えら
Era
(4.7km) 町田
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 宮原線
キロ程 0.0km(恵良起点)
開業年月日 1937年昭和12年)6月27日[4]
廃止年月日 1984年(昭和59年)12月1日[4][5]
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恵良駅(えらえき)は、大分県玖珠郡九重町大字右田にある、九州旅客鉄道(JR九州)久大本線である[1]

1984年までは当駅から宮原線が分岐していた[4]

歴史[編集]

駅構造[編集]

相対式ホーム2面2線を有する地上駅[1]。互いのホームは構内踏切で連絡している。構内にはかつて当駅で分岐していた宮原線の跡が残っている[1]無人駅[1]

かつては住宅を併設した木造駅舎があったが、2014年1月18日に空き家となっていた住宅部分から出火し、駅舎を全焼した[11]。焼失した駅舎は1986年に当時の国鉄から土地とともに九重町が購入したものであった[13]

駅舎の焼失後は仮設の待合室が建てられていたが、九重町は、駅前にある八鹿酒造[14]を再興するとともに、右田井路の整備に私財を投げ打ち、久大本線の敷設や旧森高等女学校の創立等にも貢献した麻生観八の功績を紹介する史料館と併せて、駅舎を新築することを決定[13]2015年(平城27年)3月31日に新しい駅舎が落成した[12]。新駅舎には、「先哲史料館」を併設した待合室が設けられ、これに合わせて駅舎の外観は白壁とナマコ壁などを用いた造り酒屋風とされた[12]

利用状況[編集]

1965年(昭和40年)度には乗車人員が206,896人(定期外:66,427人、定期:140,469人)、降車人員が203,576人と乗降者共に年間20万人を超えていた[15]。 また、手荷物(発送:472個、到着:273個)や小荷物(発送:2,466個、到着:2,646個)も取り扱っていた[15]

しかし、1984年(昭和59年)12月1日に宮原線が廃止となり[4][5]、乗車人員が1984年(昭和59年)度の52,927人(定期外:23,789人、定期:29,138人)から[16]1985年(昭和60年)度には42,545人(定期外:13,837人、定期:28,708人)に[17]、降車人員が56,678人[16]から45,206人となり[17]、乗降者共に年間5万人を下回った。

2013年(平成25年)度の乗車人員は17,753人(定期外:2,559人、定期:15,194人)、降車人員は18,357人である[2]。(一日平均乗車人員は49人)

※1日平均乗車人員の数値は各年度版「大分県統計年鑑」による年間乗車人員の値を各年度の日数で割った値。


年度 年間
乗車人員
定期外
乗車人員
定期
乗車人員
一日平均
乗車人員*
年間
降車人員
出典
1990年(平成2年) 30,209 3,116 27,093 - 31,675 [18]
1991年(平成3年) 31,154 6,853 24,301 - 28,635 [19]
1992年(平成4年) 30,159 5,390 24,769 - 32,878 [20]
1993年(平成5年) 26,110 4,912 21,198 - 28,443 [21]
1994年(平成6年) 27,590 5,448 22,142 - 29,536 [22]
1995年(平成7年) 21,881 5,638 16,243 - 22,710 [23]
1996年(平成8年) 25,797 7,484 18,313 - 27,308 [24]
1997年(平成9年) 24,662 8,515 16,147 - 24,951 [25]
1998年(平成10年) 24,807 7,319 17,488 - 25,813 [26]
1999年(平成11年) 23,717 6,085 17,632 - 24,462 [27]
2000年(平成12年) 25,673 6,600 19,073 70 25,449 [28]
2001年(平成13年) 27,735 7,106 20,629 76 27,218 [29]
2002年(平成14年) 23,650 5,925 17,725 65 23,842 [30]
2003年(平成15年) 22,058 5,281 16,777 60 22,363 [31]
2004年(平成16年) 19,545 4,986 14,559 54 20,397 [32]
2005年(平成17年) 19,310 4,828 14,482 53 20,099 [33]
2006年(平成18年) 14,212 3,524 10,688 39 15,499 [34]
2007年(平成19年) 16,004 3,465 12,539 44 16,718 [35]
2008年(平成20年) 14,973 3,650 11,323 41 15,271 [36]
2009年(平成21年) 13,736 2,981 10,755 38 14,433 [37][注釈 1]
2010年(平成22年) 11,735 2,950 8,785 32 12,703 [39][注釈 1]
2011年(平成23年) 14,678 2,692 11,986 41 15,808 [40][注釈 1]
2012年(平成24年) 17,674 2,496 15,178 48 18,545 [41][注釈 1]
2013年(平成25年) 17,753 2,559 15,194 49 18,357 [2][注釈 1]
  • * 一日平均乗車人員は年間乗車人員の値を各年度の日数で割った値。

駅周辺[編集]

  • 九重町立東飯田中学校
  • 九重町立東飯田小学校
  • 恵良郵便局
  • 明厳寺
  • JA玖珠九重東飯田SS
  • 恵良交通センター
  • 八鹿酒造本社

バス路線[編集]

隣の駅[編集]

現存区間[編集]

九州旅客鉄道
久大本線
豊後森駅 - 恵良駅 - 引治駅

かつて存在した路線[編集]

日本国有鉄道
宮原線
恵良駅 - 町田駅[4]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ a b c d e 大分県統計協会が廃止されてウェブ上で公開[38]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g 『週刊 JR全駅・全車両基地』38号 大分駅・由布院駅・田主丸駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年5月12日、21頁。
  2. ^ a b c 平成26年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2015年3月10日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月27日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2015年6月26日閲覧。
  3. ^ 『玖珠郡史』 玖珠町 九重町、1965年。
  4. ^ a b c d e f g h 今尾恵介(監修) 『日本鉄道旅行地図帳』12 九州 沖縄、新潮社2009年、45頁。ISBN 978-4-10-790030-2
  5. ^ a b c 運輸政策研究機構 『日本国有鉄道民営化に至る15年』 成山堂書店、2000年7月28日。ISBN 978-4-425-30181-2
  6. ^ 今尾恵介(監修) 『日本鉄道旅行地図帳』12 九州 沖縄、新潮社2009年、44頁。ISBN 978-4-10-790030-2
  7. ^ 「鉄道省告示第230・231号」『官報』1943年8月7日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  8. ^ 財団法人運輸調査局編 『日本国有鉄道版 日本陸運史料 第3巻 日本陸運十年史 戦時交通編』 クレス出版、1990年11月。
  9. ^ 『交通年鑑 昭和63年版』 交通協力会、1988年3月。
  10. ^ 今村都南雄 『民営化の效果と現実NTTとJR』 中央法規出版、1997年8月。ISBN 978-4805840863
  11. ^ a b JR恵良駅が全焼 大分・九重、無人駅 qBiz 西日本新聞経済電子版、2014年1月18日
  12. ^ a b c 楢原義則(2015年4月2日). “JR久大線恵良駅:酒造風建物で再出発 待合室に史料館併設 九重”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  13. ^ a b 恵良駅を建て替えへ 麻生観八史料館を併設 大分合同新聞、2014年6月4日
  14. ^ 大分歴史散歩 - ふるさとの駅 (12) 豊後中村・宝泉寺 (PDF) 梅木秀徳、大分合同新聞社、2007年5月18日
  15. ^ a b 大分県総務部統計課 『昭和41年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1966年3月。
  16. ^ a b 大分県総務部統計課 『昭和60年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1986年12月27日。
  17. ^ a b 大分県総務部統計課 『昭和61年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1987年12月28日。
  18. ^ 大分県総務部統計課 『平成3年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1991年12月31日。
  19. ^ 大分県総務部統計課 『平成4年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1992年12月31日。
  20. ^ 大分県総務部統計課 『平成5年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1994年3月31日。
  21. ^ 大分県総務部統計課 『平成6年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1995年3月31日。
  22. ^ 大分県総務部統計課 『平成7年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1996年3月31日。
  23. ^ 大分県総務部統計課 『平成8年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1997年3月31日。
  24. ^ 大分県総務部統計課 『平成9年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1998年3月31日。
  25. ^ 大分県総務部統計課 『平成10年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1999年3月31日。
  26. ^ 大分県総務部統計課 『平成11年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2000年3月31日。
  27. ^ 大分県総務部統計課 『平成12年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2001年3月31日。
  28. ^ 大分県総務部統計課 『平成13年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2002年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
  29. ^ 大分県総務部統計課 『平成14年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2003年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
  30. ^ 大分県総務部統計課 『平成15年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2004年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
  31. ^ 大分県総務部統計課 『平成16年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2005年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
  32. ^ 大分県総務部統計課 『平成17年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2006年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
  33. ^ 大分県総務部統計課 『平成18年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2007年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
  34. ^ 大分県総務部統計課 『平成19年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2007年3月31日。 - 11運輸および通信 - 130 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
  35. ^ 大分県総務部統計課 『平成20年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2009年3月31日。 - 11運輸および通信 - 129 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
  36. ^ 大分県総務部統計課 『平成21年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2010年3月31日。 - 11運輸および通信 - 129 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
  37. ^ 平成22年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 129.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年2月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
  38. ^ 池端真理 『全国都道府県統計協会刊行の統計資料調査について』 地域総合研究 第38巻 第2号 (鹿児島国際大学地域総合研究所) (2011年)
  39. ^ 平成23年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年6月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
  40. ^ 平成24年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2013年8月5日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
  41. ^ 平成23年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年6月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • 恵良駅(駅情報) - 九州旅客鉄道