コンテンツにスキップ

歳徳神

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
恵方から転送)
歳徳神
(『安部晴明簠簋内傳圖解』)
恵方の方位

歳徳神(としとくじん、とんどさん)は、陰陽道で、そのの福徳を司る神である。年徳歳神正月さまなどとも言う。

ほとんどのでは、最初の方のページに王妃のような姿の美しい姫神の歳徳神を記載している。歳徳神の由来には諸説あり、『簠簋内伝』では、牛頭天王の后・八将神の母の頗梨采女(はりさいじょ)であるとしているが、これはでたらめであるとの批判[誰?]もある。また、牛頭天王が須佐之男尊習合したことから、その妃の櫛稲田姫とも同一視される。

恵方

[編集]
恵方
2026年 南南東
2027年 北北西
テンプレートを表示

歳徳神の在する方位恵方(えほう、吉方、兄方)、または明の方(あきのかた)と言い、その方角に向かって事を行えば、万事に吉とされる[1]

歳徳神の在する方位(すなわち恵方)は、その年の十干によって下記のように決まる[2]

恵方
十干西暦の一の位24方位十二支時計法方位角32方位16方位
4・92時半75°東微北やや北東北東やや東
0・58時半255°西微南やや南西南西やや西

1・6
3・8
5時半165°南微東やや東南南東やや南
2・711時半345°北微西やや西北北西やや北

かつては、初詣は自宅から見て恵方の方角の寺社に参る習慣があった(恵方詣り[1]。また、節分の行事として恵方を向いて「太巻きの丸かぶり」を行う恵方巻の風習が関西を中心に行なわれていたが、コンビニエンスストア等の宣伝やキャンペーンで全国に認知されつつある。なお、宣伝やキャンペーンにあたっては24方位ではなく日常的な16方位による簡便な説明が行われることが多い。

曹洞宗などでは「歳徳神」と呼ばれる書を正月に飾る習慣がある[3][4]

曹洞宗の歳徳神

脚注

[編集]
  1. 1 2 『年中行事事典』p.103-104 1958年昭和33年)5月23日初版発行 西角井正慶編 東京堂出版
  2. 恵方巻きの方角は?2025年節分はいつ?由来・食べ方のルールを知り開運!”. AllAbout. 2025年2月12日閲覧。
  3. 歳神様の書式についての説明”. 龍泉寺. 2026年1月11日閲覧。
  4. 曹洞宗龍顔寺ホームページ”. www.ryuganji.or.jp. 2026年1月11日閲覧。

関連項目

[編集]