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快適性評価

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

快適性評価(かいてきせいひょうか)は、人々の感覚である快適さを乾球温度湿球温度放射温度・気流・着衣量・作業量といったパラメーターを基に、数値や暑さ寒さなどの言葉によって、評価すること。

体感温度の評価、熱中症予防に用いられる。

主な快適性評価
記号 名称 算出法 用途
日本語 英語
OT 作用温度(効果温度) operative temperature 乾球温度・放射熱・気流をもとに算出 暖房
DI
THI
不快指数 discomfort index
temperature-humidity index
0.81Ta+0.01h(0.99Ta-14.3)+46.3
Ta=乾球温度(°C)、h=相対湿度(%)
冷房
ET 有効温度 effective temperature 乾球温度・湿球温度・気流をもとに、気流の無い相対湿度100%の場合と同じ体感となる気温で表す 放射の影響が無視できる場合
CET 修正有効温度 corrected effective temperature グローブ温度・湿球温度・気流をもとに、気流の無い相対湿度100%の場合と同じ体感となる気温で表す 放射の影響を考慮
ET* 新有効温度 new effective temperature 気温湿度・気流をもとに、気流の無い相対湿度50%の場合と同じ体感となる気温で表す
SET* 新標準有効温度 standard new effective temperature 気温・湿度・気流・放射熱・着衣量をもとに、気流の無い相対湿度50%の場合と同じ体感となる気温で表す アメリカ空調学会標準
PMV 予想平均温冷感申告 predicted mean vote 快適方程式に基づき環境温度を温冷感で評価 快適範囲での温冷感評価
WBGT 湿球黒球温度
暑さ指数
wet buld-globe temperature 太陽直射のある屋外:0.7Tw+0.2Tg+0.1Ta
室内または太陽直射のない屋外:0.7Tw+0.3Tg
Tw=湿球温度(°C)、Tg=黒球温度(°C)、Ta =乾球温度(°C
熱中症予防

関連項目

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