志々目愛

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獲得メダル
日本の旗 日本
女子 柔道
世界柔道選手権
2017 ブダペスト 52kg級
世界団体
2014 チェリャビンスク 57kg級
グランドスラム
2016 チュメニ 52kg級
2015 東京 52kg級
2013 東京 52kg級
2014 東京 52kg級
2015 パリ 52kg級
2016 東京 52kg級
2017 東京 52kg級
アジア柔道選手権
2016 タシュケント 52kg級
2017 香港 52kg級
世界ジュニア団体戦
2013 リュブリャナ 52kg級

志々目 愛(ししめ あい、1994年1月25日 - )は、宮崎県都城市出身の、日本人女子柔道選手である。階級は52kg級。身長158cm。血液型はB型。段位は四段。組み手は左組み。得意技は内股。現在は了徳寺学園の職員。長兄は競艇選手志々目裕樹。次兄は2015年の世界選手権60kg級で3位となった志々目徹[1][2][3]

経歴[編集]

柔道は4歳の時に兄2人に続いて財部柔心館道場で始めた。練習は正月を除いて毎日あったという。道場から帰ると家でも父親と練習した[1][2]。庄内小学校6年の時には全国小学生学年別柔道大会の45kg級で3位になった[1]。庄内中学2年の時には全国中学校柔道大会48kg級の3回戦、3年の時には初戦で敗れた[1]宮崎日大高校へ進むと、2年の時にインターハイ52kg級で3位となった。3年の時には松商学園高校1年の出口クリスタに敗れて2位にとどまった[1]全日本ジュニアでは決勝で県内のライバルである宮崎商業高校高校3年の黒木美晴を破って優勝を果たした[1]

2012年に帝京大学へ進学すると、1年の時には9月の全日本ジュニア決勝でコマツ宮川拓美を破って2連覇すると、アジアジュニアでも優勝した[1][4]。2年の時には7月のユニバーシアードの準決勝でロシアのナタリア・クジュティナ腕挫十字固で敗れて3位だったものの、9月の全日本ジュニアでは桐蔭学園高校高校3年の内尾真子を破って3連覇を達成した[5]。10月の世界ジュニア個人戦では準々決勝でブラジルのジェシカ・ペレイラに技ありで敗れるなどして7位に終わるが、団体戦では決勝のフランス戦でアマンディーヌ・ブシャールに逆転負けを喫するも、他のメンバーの勝利により優勝メンバーの一員として名を連ねることになった[1]。11月の講道館杯では決勝で三井住友海上中村美里に技ありで敗れるも2位となった。さらにグランドスラム・東京では準々決勝でブラジルのエリカ・ミランダに反則負けを喫するも3位に入った[1]。3年の時には4月の選抜体重別初戦で綜合警備保障谷本和に指導2で敗れたものの、6月には世界団体のメンバーに追加で選出された[6]。また、優勝大会では3位になった。8月の世界団体では1階級上の57kg級に出場して2戦2敗ながら、チームは3位になった[7]。10月の体重別団体では2位だった。11月の講道館杯では決勝で了徳寺学園職員の西田優香に合技で敗れて昨年に続いて2位だった。12月のグランドスラム・東京では準決勝で西田に技ありで敗れるが3位となり、前年に続いて兄の徹とともにメダルを獲得した[8]。4年の時には6月の優勝大会で2位にとどまった。7月のグランプリ・ウランバートルでは地元モンゴルのツォルモン・アディヤサンブーに一本勝ちしてIJFワールド柔道ツアー初優勝を飾った[9]。10月のグランドスラム・パリでは準々決勝でコソボのディストリア・クラスニキ送襟絞で敗れるが、その後の3位決定戦でコマツ橋本優貴を合技で破って3位になった[10]。続く体重別団体では決勝で山梨学院大学と対戦すると勝利を収めて、チームの優勝に貢献した[11]。12月のグランドスラム・東京では準決勝で橋本を有効で破るものの、決勝で中村に指導3で敗れて2位だったが、今大会3年連続で兄とともにメダルを獲得した[12]。2016年2月のグランプリ・デュッセルドルフでは準々決勝でミランダを指導2で破ると、決勝ではフランスのプリシラ・ネトを指導3で破って優勝を飾った。試合後には、「次につながった。自分も負けずに(中村美里)に追い付こうと思っている」と語った[13]

2016年4月からは了徳寺学園の職員になった。選抜体重別では決勝で中村に指導2で敗れて2位だった[14]。続くアジア選手権では決勝で中国の馬英楠を破って優勝を飾った。団体戦でも全勝してチームの優勝に貢献した[15][16]。7月のグランドスラム・チュメニでは決勝で地元ロシアのユリア・リジョワを指導1で破って優勝を飾った[17][18]。11月の講道館杯では準々決勝で夙川学院高校1年の阿部詩に指導2で敗れると、敗者復活戦は棄権した[19]。12月のグランドスラム・東京では準決勝で同じ所属の1年先輩である角田夏実腕挫十字固で敗れて3位だった[20]

2017年2月のグランプリ・デュッセルドルフでは準々決勝で阿部に内股で敗れて3位にとどまり、今大会2連覇はならなかった[21]。4月の体重別では準決勝で過去2戦2敗の阿部を内股の技ありで逆転勝ちすると、決勝では角田をGSに入った直後に大外刈の技ありで破って今大会初優勝を飾った[22]。しかしながら、この時点では世界選手権代表に選出されなかった[23]。その後、国際大会での実績が考慮されて角田に続いて世界選手権代表に決まった[24]。なお、角田とは同じ所属ながら普段口を利くことはないという[25]。5月のアジア選手権では決勝でモンゴルのチントグトフ・アッザヤをGSに入ってから大内刈の技ありで破って、今大会2連覇を達成した。団体戦でも準決勝まで一本勝ちすると、決勝のモンゴル戦でも48kg級の元世界チャンピオンであるムンフバット・ウランツェツェグを内股の技ありで破ってチームの優勝に貢献した。これで2015年10月にクラス二キに敗れて以降、外国選手に30連勝を記録することになった[26][27][28][29]。8月の世界選手権では初戦でロンドンオリンピック48kg級金メダリストであるブラジルのサラ・メネゼスを内股、2回戦では地元ハンガリーの選手を崩袈裟固でそれぞれ破った。準々決勝でリオデジャネイロオリンピック銅メダリストとなったクジュティナと対戦すると、指導2を先取されるも終了と同時に内股で技ありを取って勝利した。準決勝ではリオデジャネイロオリンピック金メダリストでこの階級の絶対王者ともみなされていたコソボのマイリンダ・ケルメンディに指導2を先取されるも、GSに入ってから指導2を取り返すと、内股すかしの技ありで破って9分30秒に及ぶ戦いを制した。この一戦では、引き手を持ってから奥襟を取りにくるケルメンディに対して、引き手を取らせないようにする戦略が見事に功を奏した。これで対外国選手は34連勝となった。決勝では角田と同門対決になると、指導2を先取されるも内股で逆転勝ちして世界チャンピオンに輝いた。2011年の世界選手権における中村美里対西田優香以来6年ぶりとなる女子の日本選手同士による決勝対決を制した。2015年の世界選手権60kg級で兄が銅メダルだったことにより、兄妹で世界選手権のメダリストにもなった。なお、今大会優勝したことで初めて世界ランキングの1位となった[30][31][32]。12月のグランドスラム・東京では準々決勝で阿部に技ありで敗れるが、敗者復活戦で角田に反則勝ち、3位決定戦ではイスラエルのジリ・コーヘンを横四方固で破って3位になった[33]

世界ランキング[編集]

IJF世界ランキングは3650ポイント獲得で、4位(18/2/5現在)[34]

  • 世界ランキングの年度別変遷
2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年
順位 70 65 38 39 15 6 4

(出典[1]JudoInside.com)。

戦績[編集]

(出典[1]JudoInside.com)。

有力選手との対戦成績[編集]

(2018年2月現在)

対戦成績
国籍 選手名 内容
日本の旗 中村美里 3敗
日本の旗 角田夏実 3勝1敗
日本の旗 阿部詩 1勝3敗
コロンビアの旗 マイリンダ・ケルメンディ 1勝
ロシアの旗 ナタリア・クジュティナ 1勝1敗
ブラジルの旗 エリカ・ミランダ 2勝1敗

(参考資料:ベースボールマガジン社発行の近代柔道バックナンバー、JudoInside.com等)。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k 「柔道全日本強化選手名鑑 2017」近代柔道 ベースボールマガジン社、2017年4月号
  2. ^ a b 「解体新書 志々目徹」近代柔道 ベースボールマガジン社、2015年6月号 51頁
  3. ^ 高藤直寿選手、橋本壮市選手、志々目愛選手が特別昇段”. 講道館. 2017年12月28日閲覧。
  4. ^ 志々目 愛|部員紹介|帝京大学 女子柔道部 オフィシャルサイト
  5. ^ 女子52キロ級の志々目がV3/柔道  サンケイスポーツ 2013年9月7日
  6. ^ 【柔道】田知本遥、志々目愛が世界選手権団体戦代表に スポーツ報知 2014年6月11日
  7. ^ 男子が団体金、女子は銅 柔道世界選手権 日本経済新聞 2014年8月31日
  8. ^ 志々目兄妹そろって表彰台 兄は準優勝 妹は3位/柔道 サンケイスポーツ 2014年12月5日
  9. ^ 志々目が優勝=柔道グランプリ 時事通信 2015年7月3日
  10. ^ Paris Grand Slam 2015, France - DAY 1
  11. ^ 東海大が2連覇 女子は帝京大が3年ぶりV 全日本学生体重別団体 時事通信 2015年10月25日
  12. ^ 志々目兄妹が連続表彰台/柔道 サンケイスポーツ 2015年12月4日
  13. ^ 志々目愛、ロンドン銅倒しV「次につながった」 日刊スポーツ 2016年2月20日
  14. ^ 平成28年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  15. ^ 橋本、志々目が優勝=柔道アジア選手権 時事通信 2016年4月16日
  16. ^ 日本女子、団体戦制す=柔道アジア選手権[リンク切れ] 時事通信 2016年4月17日
  17. ^ 日本勢、男女6階級で優勝=柔道グランドスラム 時事通信 2016年7月17日
  18. ^ Tyumen Grand Slam 2016, Russia - DAY ONE
  19. ^ 平成28年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
  20. ^ Judo Grand-Slam Tokyo 2016[リンク切れ]
  21. ^ 志々目、悔しい3位「優勝を目指していたので…」/柔道 サンケイスポーツ 2017年2月25日
  22. ^ 平成29年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  23. ^ 柔道世界選手権代表 19歳の阿部が初出場へ[リンク切れ] NHK 2017年4月2日
  24. ^ 朝比奈ら選出=世界選手権代表出そろう-柔道女子 時事通信 2017年4月16日
  25. ^ 角田夏美と志々目愛、同階級&同所属の2人に大注目 サンケイスポーツ
  26. ^ 高藤、芳田らが優勝 アジア選手権/柔道 サンケイスポーツ 2017年5月26日
  27. ^ 日本女子が優勝=柔道アジア選手権 時事通信 2017年5月28日
  28. ^ 2017年アジア選手権大会(香港)大会結果
  29. ^ 柔道世界選手権出場の角田夏実、志々目愛が壮行会出席 スポーツ報知 2017年7月7日
  30. ^ 女子52キロ級は志々目愛が初優勝 日本人対決制す 産経新聞 2017年8月30日
  31. ^ 【世界柔道】志々目、日本勢同士の決勝制して念願の“兄超え” スポーツ報知 2017年8月30日
  32. ^ 阿部ら日本勢6人が1位に/世界ランク サンケイスポーツ 2017年9月5日
  33. ^ Grand Slam Tokyo 2017
  34. ^ World ranking list

関連項目[編集]

外部リンク[編集]