カムイ外伝

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カムイ外伝
漫画:カムイ外伝
作者 白土三平
出版社 小学館
掲載誌 週刊少年サンデー
発表号 1965年21号 - 1967年3・4合併号
話数 全20話(不定期連載)
アニメ:忍風カムイ外伝
原作 白土三平
小林利雄(監修)
監督 渡辺米彦、山本功、村山修 ほか(演出)
脚本 田代淳二
キャラクターデザイン 関修一(美術)
音楽 水谷良一
アニメーション制作 TCJ動画センター
放送局 フジテレビ
放送期間 1969年4月6日 - 1969年9月28日
話数 全26話
映画:忍風カムイ外伝 月日貝の巻
監督 近藤啓祐
制作 TCJ動画センター
封切日 1971年3月20日
上映時間 88分
ラジオドラマ:カムイ外伝
脚本 吉田玲子
放送局 NHK-FM
番組 ダミーヘッド・アドベンチャー・スペシャル
発表期間 1995年1月2日 -
話数 全4話
ラジオドラマ:続・カムイ外伝
脚本 吉田玲子
放送局 NHK-FM
番組 ダミーヘッド・アドベンチャー・スペシャル
発表期間 1995年8月18日 - 1995年8月19日
話数 全3話
映画:カムイ外伝
監督 崔洋一
制作 『カムイ外伝』製作委員会
封切日 2009年9月19日
上映時間 120分
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ映画
ポータル 漫画アニメ映画

カムイ外伝』(カムイがいでん)は、白土三平漫画作品、およびそれを原作とするテレビアニメラジオドラマ映画作品である。このうち、テレビアニメ版は『忍風カムイ外伝』、ラジオドラマ第2弾は『続・カムイ外伝』と題して放送された。

物語[編集]

カムイ伝』で抜忍となったカムイは、変移抜刀霞斬り(へんいばっとうかすみぎり)や飯綱落し(いづなおとし)といった必殺忍法や、自己暗示等の技を駆使しつつ執拗に迫る追っ手と戦い、村々で起こる事件を解決しながら、終わりの無い旅を続けていく。エピソード内、カムイは下人黒鍬漁師に代表される肉体労働者といった江戸時代の様々な階級に身をやつしている。

漫画[編集]

この作品は、『カムイ伝』から主人公の一人であるカムイのみを取り出して描かれたスピンオフ的な作品である。『カムイ伝』の「第一部」後半と「第二部」の間に存在するものと位置づけられており、『カムイ外伝』で登場した人物が『カムイ伝 第二部』にも再登場する。以下、便宜上『カムイ外伝』を「第一部」とし、『カムイ外伝 第二部』を「第二部」とする。

「第一部」は『カムイ伝』執筆中に浮かんだアイデアのうち、本伝のストーリーとしては先の話になり、また本伝にはうまく取り込めない部分を発表したものだという[1]。「第二部」においては「今回の「外伝」では、忍者同士の戦いや必殺技に重点を置くよりも、身分制度に疑問を持ち追われる者が、何を思い、いかなる希望を糧として生きてゆくか、という作品の主題を色濃く前面に出してゆきたい」[2]とのテーマで描いている。

白土作品では忍者が武芸者よりも強い扱いがされることが多いが、このカムイ外伝でもそれは見られる。例えば、当時の剣の第一人者である柳生厳包(連也斎)であってもカムイには歯が立たないという設定になっている。

単行本に出版社記述の無いものは全て小学館

第一部[編集]

発表
週刊少年サンデー』に不定期連載、全20回
小題
  1. 「雀落し」※初出:1965年5月16日号(21号)
  2. 「飯綱落し」※初出:1965年6月13日号(25号)
  3. 「月影」※初出:1965年7月11日号(29号)
  4. 「むささび」※初出:1965年臨時増刊号(夏休みまんが号)
  5. 「五ツ」※初出:1965年8月8日号(33号)
  6. 「木耳」※初出:1965年10月10日号(42号)
  7. 「常風」※初出:1965年11月7日号(46号)
  8. 「九の一」※初出:1965年12月12日号(51号)
  9. 「暗鬼」※初出:1966年1月9日号(2号)
  10. 「空蝉」※初出:1966年1月23日号(3号)
  11. 「下人」※初出:1966年5月15日号(19号)
  12. 「狂馬」※初出:1966年6月12日号(23号)
  13. 「天人」※初出:1966年7月10日号(27号)
  14. 「移し身」※初出:1966年8月7日号(31号)
  15. 「老忍」※初出:1966年9月4日号(35号)
  16. 「抜忍」※初出:1966年10月9日号(40号)
  17. 「黒鍬」※初出:1966年11月13日号(45号)
  18. 「追跡」※初出:1966年12月11日号(49号)
  19. 「りんどう」※初出:1967年1月8日号(2号)
  20. 「憑移し」※初出:1967年1月15-22日合併号(3・4合併号)
単行本
1966年:ゴールデンコミックス『カムイ外伝』全2巻 ※前半16話分のみの収録
1970年:現代コミック6『白土三平集』(双葉社) ※第11話「下人」のみを収録
1972年:COM名作コミックス『カムイ外伝』(虫プロ商事) ※全2冊版
1973年:COM名作コミックス『カムイ外伝』(虫プロ商事) ※全1冊版
1976年:旧小学館文庫『カムイ外伝』第1巻から第3巻
1978年:ロマンコミック自選全集『スガル』(主婦の友社) ※第8話「九の一」のみを収録
1983年:ビッグコミックス『カムイ外伝』第1巻から第3巻
1994年:小学館叢書『カムイ外伝』第1巻から第2巻途中まで
1997年:小学館文庫『カムイ外伝』第1巻から第2巻途中まで
2006年:ビッグコミックススペシャル『カムイ伝全集[外伝]』第1巻から第2巻途中まで
2009年:マイファーストビッグスペシャル『カムイ外伝(映画表紙版)』(コンビニ本)上巻から中巻途中まで
2011年:マイファーストビッグスペシャル『カムイ外伝』(コンビニ本)第1巻
CD-ROM
1997年:小学館MANGAROM『カムイ外伝』 ※効果音付

第二部[編集]

発表
ビッグコミック』に連載、全116回
小題
  1. 「はんざき」全4回(小題「穴窯」「土風」「屍煙」「帰去来」) ※初出:1982年2月25日号-4月10日号
  2. 「スガルの島」全15回(小題「女左エ門(2)」「一白(2)」「はなふい(2)」「双忍(2)」「月日貝(3)」「抜け狩り(2)」「十文字霞くずし(2)」) ※初出[注釈 1]:1982年4月25日号-12月10日号(10月10日号は休載)
  3. 「黒塚の風」全11回(小題「小さな石もなけりゃ大きな石も(2)」「蜘蛛の巣に蜂(2)」「尾州柳生(2)」「百日童(5)」) ※初出:1982年12月25日号-5月25日号
  4. 「変身の色」全13回(小題「日暮れて(2)」「人狩り(5)」「舞様(6)」) ※初出:1983年6月10日号-12月25日号(9月25日号は休載)
  5. 「剣風」全20回(小題「草薙(5)」「死相(4)」「風合瀬(3)」「御前仕相(4)」「棒心(4)」) ※初出:1984年1月10日号-11月10日号(9月10日号は休載)
  6. 「心旅」全3回 ※初出:1984年11月25日号-12月25日号
  7. 「乱心法獣遁」全4回 ※初出:1985年1月10日号-2月25日号
  8. 「盗人宿」全8回 ※初出:1985年3月10日号-6月25日号
  9. 「掛け捕り」全3回 ※初出:1985年7月10日号-8月10日号
  10. 「妖怪」全2回 ※初出:1985年9月25日号,10月10日号
  11. 「黒」全1回 ※初出:1985年10月25日号
  12. 「遠州」全5回 ※初出:1985年11月10日号-1月10日号
  13. 「言霊」全2回 ※初出:1986年1月25日号,2月10日号
  14. 「仕掛け崩れ」全3回 ※初出:1986年2月25日号-3月25日号
  15. 「飛天の酉蔵」全9回 ※初出:1986年4月10日号-8月10日号
  16. 「伊児奈」全3回 ※初出:1986年9月25日号-10月25日号
  17. 「上意異変」全6回 ※初出:1986年11月10日号-1月25日号
  18. 「吸血」全4回 ※初出:1987年2月10日号-3月25日号
単行本
1983年:ビッグコミックス『カムイ外伝』第4巻から第20巻
1988年:旧小学館文庫『カムイ外伝』第4巻から第19巻
1994年:小学館叢書『カムイ外伝』第2巻途中から第12巻
1998年:小学館文庫『カムイ外伝』第2巻途中から第12巻
2007年:ビッグコミックススペシャル『カムイ伝全集[外伝]』第2巻途中から第11巻
2009年:ビッグコミックススペシャル『カムイ外伝-スガルの島-』 ※「スガルの島」のみを収録
2009年:マイファーストビッグスペシャル『カムイ外伝(映画表紙版)』(コンビニ本)中巻途中から下巻 ※「スガルの島」のみを収録
2011年:マイファーストビッグスペシャル『カムイ外伝』(コンビニ本)第2巻から第8巻
単行本(海外)
1987年:『The Legend of KAMUI A GENUINE NINJA STORY』全37巻(Viz Communications) ※英語版、週刊、「スガルの島」「剣風」
1990年:『The Legend of Kamui The Island of Sugaru』全2巻(Viz Communications) ※英語版、「スガルの島」のみ
1992年:『La Leyenda de KAMUI LA ISLA DE SUGARU』全7巻(PLANETA‐DeAGOSTINI)※スペイン語版、「スガルの島」のみ
1999年:『The Legend of KAMUI Perfect Collection』全2巻 ※1990年版の新装版

※「スガルの島」はイタリアの雑誌『MANGA-ZINE』に1991年4月創刊号から1992年にかけて全15回連載されている。

その他短編[編集]

「七ツ桶の岩」(カムイ外伝より)※初出:『ビッグゴールド』1979年11月5日号(No.4)

単行本
1980年:ビッグコミックス『白土三平異色作品集』第12巻内
1988年:旧小学館文庫『カムイ外伝』第6巻内
2000年:小学館文庫『七ツ桶の岩』内
2007年:ビッグコミックススペシャル『カムイ伝全集[外伝]』第2巻内

「カムイ外伝-再会-」全3回 ※初出:『ビッグコミック』2009年10月10日号-11月10日号

登場人物[編集]

カムイ
物語の主人公。非人部落の出身。自由と誇りを求めて忍者になる。しかし、忍者の世界の非情な掟に馴染めずに抜け忍になり、住むところや職業を転々としながら追及を逃れる日々を送っている。変移抜刀霞斬り、飯綱落とし、十文字霞崩しなどの必殺技を駆使しながら追っ手の忍びを撃退する。追忍から身を隠すため、「三郎」「サブ」とも名乗る。

第一部[編集]

早苗・四郎
おじである月影をカムイに殺された姉弟忍者。飯綱落としを使わせまいと平地で勝負を挑んだ四郎は、ただ一本立っていた枯れ木に頭部を叩き付ける、変形飯綱落としに破れる。その際、若い彼らを殺したくなかったカムイは手加減を加えていたのだが、それが却って仇になり、四郎は精神に異常を来してしまう。四郎の病状と、大頭からのカムイ抹殺の催促に悩んだ早苗は、四郎が身に付いた技で二羽の燕を一度に手裏剣で貫いたのを見て「飯綱返し」を思いつく。それは、しがみついたカムイごと自らを刀で貫く捨て身の技であったが、カムイは鎖帷子を着こんでいたために失敗。逆さ吊りになった早苗の死体に一時興味を示した四郎であったが、持っていた蜻蛉が逃げたことでそちらを追いかけ、何処へともなく去って行くのだった。
名張の五ツ
2本の腕だけでなく2本の足も駆使して剣やクナイを使う凄腕の忍者で、カムイの霞斬りをはじめて破る。カムイとの戦いの後自らも抜け忍の道を選ぶ。追忍を「最後の手」を用いて破る。「名張の五ツ」とはその「最後の手」のことでもあり、それゆえに忍者として生きるほかなくなり、また優れた忍者ともなれた。『カムイ伝 第二部』にも登場する。
マシラ
マシラ一族の頭、猿飛の術を得意とする。森の中の戦いで飯綱落としによって破れる。
天人
カムイを追う忍びの小頭。長い棒を地面に刺し、反対側に繋いだ綱につかまって回りながら上空より攻撃する「天人の術」を駆使する。双子の弟がいるが、いずれも飯綱落としによって破れる。
名張の半助
天人の後の忍びの小頭になった老忍者、3代目名張の半助。2代目までは凄腕の忍者だったが、3代目はそれほどでもないらしい。部下に足手まとい扱いされて一人カムイに挑むが、軽くあしらわれる。後に仲間とともに抜け忍となる。

第二部 はんざき[編集]

三輪三左(みわさんざ)
カムイが身を隠そうと忍び込んだ炭焼き小屋の主。炭焼きの他に焼き物(陶芸)もして暮らしている。気のふれたクニという娘とふたりで暮らしていた。カムイに炭焼きを任せ、一緒に生活を始める。抜け忍であるとカムイに告白するが、実は里入り忍であり、密かにカムイの命を狙っていた。

第二部 スガルの島[編集]

スガル
抜け忍の女忍者。カムイを追手の忍者であると疑い、何度も襲う。霞切りを破るかなりの腕前の忍者であり、千本乱れ打ちを得意技とする。結婚をしていて、夫の半兵衛とサヤカ、ゲンタ、末娘と5人で瀬戸内の奇ヶ島に暮らす。普段はスガルではなくお鹿という名前で呼ばれている。
半兵衛
瀬戸内の奇ヶ島(くしきがしま)の漁師。領主の馬の足を切り、その蹄で疑似餌を作る。馬の足を切った際にカムイに助けられ、カムイが遭難した時にはカムイを助けた。それが縁でカムイと共に漁をすることになる。スガルが抜け忍である事は知っている。不動とも以前けがをした不動を助けた事が縁で知り合っている。今は漁師であるが山窩の出身であり、いろいろと謎が多い男である。
サヤカ
スガルと半兵衛の娘。カムイが遭難した際、裸になりカムイの体を温めて助ける。その後カムイに思いを寄せ、月日貝という貝を渡し、将来一緒になろうと告白する。
不動
国元より発せられた追忍。一旦、公儀隠密に囲まれたときにカムイとスガルを助け、自らを抜け忍であると言うが、実は不動自身も追忍であった。抜け忍集団「渡り衆」の頭をしていた。その後、スガル一家を毒殺し、抜け忍たちを始末するが、カムイが新たに編み出した十文字霞くずしによって破れる。最期は、カムイによって生きながらサメに喰われるという残酷な制裁を受ける。しかし『カムイ伝 第二部』の13巻において、死んだ筈の不動がカムイの前に再び姿を現しているが、真相が今に至るまで語られていない。

第二部 黒塚の風 〜 剣風[編集]

黒塚のお蝶
人の育てた菊の花を切り落としたり、飼っている鳥を逃がしたりと街の人に嫌がらせをして喜んでいる。カムイにもちょっかいを出すが逆にしてやられる。盗賊団に命を狙われるがカムイに助けられる。その後もカムイを追うが道中で生き別れた姉を捜しているモモカという小さな男子と行動をともにする。モモカとの旅の末、心を入れ替えて親切な人になる。
百日(ももか)のウツセ
生まれ落ちて百日とたたぬまま捨てられ、伊賀の下忍に拾われた下人。剣の天分を見込まれ、尾州柳生の道場で下働きとして預けられる。そこで新陰流の秘太刀を盗み、柳生から追われる身となる。その一方でウツセは、養父であり忍びの師匠でもある不動の仇を討つべくカムイを狙う。一度はカムイを破るが、後に水月の心を会得したカムイに破れる。
柳生厳包(柳生蓮也斎)(やぎゅうげんぽう)
尾張藩剣法指南役。尾州柳生の新陰流五世を相伝する天才剣士。
柳生の権威を守るため、自分よりも優れたものを暗殺によって葬ろうとする。
島出雲
尾州柳生師範代。秘太刀を盗んだウツセを刺客として追う。ウツセの仲間の忍者の攻撃を返り討ちにし、小頭の土雲の片腕を切り落とすほどの凄腕の剣士。土雲たちの計略にはまって家ごと焼かれてしまうが、全身に火傷を負いながらも生き延びる。その後も執念でウツセを追うが、カムイによって討たれる。カムイは島出雲をウツセの移し身であると勘違いしていた。
貴田源心
元播州三木家剣法指南役。塚原卜伝の流れを汲む名剣士であったが、名も無き剣士に藩主の御前試合で敗れ、修行の旅に出る。修行中、柳生厳包と戦って敗れ、自分の剣は古いと言われて剣の道に迷う。新田開発の人夫として働いているときにカムイと知り合う。カムイをつけ狙う追忍に手を出すが、逆に斬られる。
森忠成
岩津藩前藩主。武芸に秀で、関ヶ原、大阪の陣で戦功を立てた。隠居後も犬追物に講じていたが物足りなくなり、旅の武芸者や浪人を拉致してそれを獲物とする「人追物」という残虐な行為を始める。カムイとウツセを獲物としようと捕まえてしまった結果、逆に懲らしめられることになる。
阿多棒心
柳生利厳(兵庫)に薙刀を伝授したと言われる阿多棒庵の弟。棒術の腕前は阿多棒庵よりも上とも言われる。薙刀だけでなく剣や棒術にも通じ、馬来十蔵に草薙の太刀を伝授し、カムイには柳生の秘太刀と水月の心を伝授した。その腕前はカムイやウツセを軽くあしらい、柳生厳包も全くかなわないほどである。
馬来十蔵
郷士でありながら我が物顔で田畑を荒らす武士に手向かう豪気の持ち主。雪崩で遭難した阿多棒心を助けたことから知り合い、阿多棒心より草薙の太刀を伝授される。腕試しに江戸柳生と立ち会い、互角以上の戦いをした。自分たちの権威を脅かしかねない存在と恐れた柳生が送った刺客(ウツセと不動)に討たれる。
小太郎
馬来十蔵の子。父の仇を捜して一人旅をしている。途中からウツセと一緒に旅をするようになるが、実はそのウツセが仇であった。

テレビアニメ[編集]

忍風カムイ外伝』のタイトルで1969年4月6日から同年9月28日までフジテレビ系にて毎週日曜 18時30分 - 19時00分に放送された。全26話。提供は東京芝浦電気(現・東芝)。

第1話から第20話までは『カムイ外伝 第一部』。第21話 - 第26話は放送当時は漫画での発表がされていなかったが、白土の原作に基づく[注釈 2]

元々は、宣弘社プロダクション制作・東芝提供による特撮テレビ番組『光速エスパー』の次作品として実写で企画されていたが、『エスパー』で予算がかかりすぎたためアニメ作品に変更された[3]

スタッフ[編集]

キャスト[編集]

レギュラー[編集]

ゲスト[編集]

第1話

第2話

第3話

第4話

  • 四郎 - 富山敬
  • 早苗 - 此島愛子
  • 浪人 - 立壁和也
  • 大頭 - 小林清志
  • 半助 - 田村錦人

第5話

第6話

第7話

第8話

第9話

第10話

  • 仙吉 - 立壁和也
  • 男 - 水鳥鉄夫
  • 忍者 - 家弓家正

第11話

第12話

第13話

  • 庄屋 - 勝田久
  • 鬼松 - 原田一夫
  • 百姓 - 糸博
  • 丹波の天人 - 小林清志[注釈 7]
  • コノマ - 小宮山清
  • 影 - 寺島幹夫
  • 大頭 - 加藤精三
  • 忍者 - 立壁和也
  • 忍者 - 水鳥鉄夫

第14話

第15話

  • 少女 - 杉山佳寿子
  • 旅人 - 水鳥鉄夫
  • 半助 - 田村錦人
  • 大頭 - 加藤精三
  • ホテリ - 村越伊知郎
  • ミワタ - 筈見純
  • 影 - 大塚周夫
  • 丈 - 立壁和也

第16話

  • テブリ - 水鳥鉄夫
  • セッパ - 肝付兼太
  • スクミ - 阪脩
  • 外面 - 椎原邦彦
  • 万 - 相模武
  • 半助 - 田村錦人
  • ホテリ - 村越伊知郎
  • ミワタ - 筈見純
  • 影 - 大塚周夫
  • 丈 - 立壁和也
  • 子供 - 恵比寿まさ子

第17話

第18話

  • 忍者 - 立壁和也

第19話

  • 忍者 - 立壁和也
  • 忍者 - 水鳥鉄夫
  • 忍者 - 柄沢英二

第20話

  • 九官鳥 - 貴家堂子
  • 忍者 - 立壁和也
  • 大頭 - 加藤精三
  • 忍者 - 水鳥鉄夫

第21話

第22話

第23話

  • 代官 - 立壁和也
  • 家来 - 水鳥鉄夫
  • ゲンタ - 山本嘉子
  • スガル - 二階堂有希子
  • 領主 - 鎗田順吉
  • 半兵衛 - 木村幌
  • サヤカ - 栗葉子
  • 不動 - 家弓家正

第24話

  • 村長 - 吉沢久嘉
  • ゲンタ - 山本嘉子
  • スガル - 二階堂有希子
  • 半兵衛 - 木村幌
  • ゴマメ - 桂玲子[注釈 10]
  • ツグミ - 坂井すみ江
  • サヤカ - 栗葉子
  • 不動 - 家弓家正

第25話

  • 村長 - 立壁和也
  • 抜忍 - 木村幌
  • 追手 - 鎌田順吉
  • ゲンタ - 山本嘉子
  • スガル - 二階堂有希子
  • ゴマメ - 桂玲子
  • ツグミ - 坂井すみ江
  • サヤカ - 栗葉子
  • 不動 - 家弓家正
  • ゴンゾ - 相模武
  • アギト - 水鳥鉄夫

第26話

  • 大頭 - 加藤精三
  • ゲンタ - 山本嘉子
  • スガル - 二階堂有希子
  • サヤカ - 栗葉子
  • 不動 - 家弓家正
  • ゴンゾ - 相模武
  • アギト - 水鳥鉄夫
  • 男 - 小林清志[注釈 7]
  • 忍者 - 立壁和也
  • 子供 - 三輪勝恵

主題歌など[編集]

オープニングテーマ「忍びのテーマ」(インストゥルメンタル
作曲 - 大本恭敬 / 編曲 - 川口真 / ナレーション - 城達也
エンディングテーマ「忍びのテーマ」
作詞 - 李春子[注釈 11] / 作曲 - 大本恭敬 / 編曲 - 川口真 / 歌 - 水原弘
挿入歌「白いつばめ」
作詞 - 李春子 / 作曲・編曲 - 山本直純 / 歌 - デューク・エイセス
挿入歌「漁民の歌」
作詞・作曲・歌 - 相模太郎

オープニングとエンディングの映像について[編集]

本放送当時のオープニングは内容が大幅に異なり、まず東芝のCMソング光る東芝の歌」(インストルメンタル。作曲 - 越部信義)をBGMに、同じ東芝提供番組『東芝日曜劇場』でもオープニングキャッチで使われている「未来都市」に、カムイの相棒である鷹が飛来、直後に刺客忍者が現れた所でBGMが「しのびのテーマ」(インスト)に変わって、城のナレーション(一部無いのが有る)と戦いとなる。その後BGMが再び「光る東芝の歌」に代わり、カムイが鷹を再び呼んだ所で、城の「東芝がカラーでお送りする忍風カムイ外伝」のナレーション、最後は旅立つカムイ一行の上に「東芝マーク」(当時使われた「傘マーク」)、下に「東芝」がそれぞれクレジットされる構成となる。

エンディングの映像は変わっていないものの、本放送当時のテーマ「しのびのテーマ」は1コーラスしか歌われず、スタッフクレジット部ではコーダ、そしてラストではインスト→コーダとなっていた。

これらオリジナルのオープニングとエンディングは、その後の再放送はもとより映像ソフトにも収録されていなかったが、2016年発売のBlu-ray Disc版で46年半ぶりに日の目を見ることになった。

サブタイトル[編集]

  1. 雀落し
  2. 飯綱落し
  3. 月影
  4. むささび[注釈 12]
  5. 五ツ[注釈 13]
  6. 木耳(きくらげ)
  7. 常風(とこかぜ)
  8. 九の一(くのいち)
  9. 暗鬼(あんき)
  10. 空蝉(うつせみ)
  11. 下人[注釈 14]
  12. 狂馬 [注釈 15]
  13. 天人
  14. 移し身
  15. 老忍
  16. 抜忍
  17. 黒鍬
  18. 追跡
  19. りんどう
  20. 憑き移し
  21. 女左衛門
  22. 一白
  23. 双忍
  24. 鮫殺し
  25. 月日貝
  26. 十文字霞くづし

劇場版[編集]

  • タイトル - 『忍風カムイ外伝 月日貝の巻』
  • 公開日 - 1971年3月20日
  • 配給 - 東宝
  • テレビアニメの第21話から第26話までを再編集・一部追加して制作されたもの。

DVD[編集]

  • 『忍風カムイ外伝』全7巻+劇場版(IMAGICA
    • 巻之壱(1999年10月、第1話から第4話)
    • 巻之弐(1999年11月、第5話から第8話)
    • 巻之参(1999年12月、第9話から第12話)
    • 巻之四(2000年1月、第13話から第16話)
    • 巻之伍(2000年2月、第17話から第20話)
    • 巻之六(2000年3月、第21話から第24話)
    • 巻之七(2000年4月、第25話、第26話)※幻に終わったアニメ企画『忍者武芸帳』のパイロットフィルムも収録
    • 劇場映画「月日貝の巻」(2000年6月)※幻に終わったアニメ企画『ワタリ』のパイロットフィルムも収録
  • 忍風カムイ外伝 DVD-BOX collection (エイベックス
    • 1(2004年12月、第1話から第16話)
    • 2(2005年2月、第17話から第26話、劇場版)

Blu-ray[編集]

  • 忍風カムイ外伝 Blu-ray Complete BOX
    2010年2月17日発売、6枚組
    • 第一巻(第1話から第6話)
    • 第二巻(第7話から第11話)
    • 第三巻(第12話から第16話)
    • 第四巻(第17話から第21話)
    • 第五巻(第22話から第26話)
    • 第六巻(劇場版『カムイ外伝 月日貝の巻』)
  • 思い出のアニメライブラリー 忍風カムイ外伝 Blue ray(ベストフィールド)
    • Vol.1(2016年4月)
    • Vol.2(2016年5月)
      • 先述のオリジナル版OP・EDが収録されている。
フジテレビ系列 日曜18:30枠
前番組 番組名 次番組
ゲゲゲの鬼太郎(第1作)
(1968年4月7日 - 1969年3月30日)
忍風カムイ外伝
(1969年4月6日 - 1969年9月28日)
サザエさん
(1969年10月5日 - )

ラジオドラマ[編集]

カムイ外伝[編集]

小題[編集]

  1. 飯綱落とし
  2. 抜忍
  3. スガルの島

続・カムイ外伝[編集]

  • 放送日 - 1995年8月18日(再放送 - 1996年1月3日)
  • 放送時間 - 23時10分 - 25時00分 『ダミーヘッド・アドベンチャー・スペシャル』内[6]
  • 放送局 - NHK-FM
  • 脚本 - 吉田玲子
  • 出演 - 古澤徹(カムイ役)、海津義孝(遠州役)、吉田鋼太郎(左近役)、幸和希(酉蔵役)、こだま愛(語り)

小題[編集]

  1. 遠州
  2. 仕掛け崩れ
  3. 飛天の酉蔵

「続・カムイ外伝」は1997年3月17日徳間ジャパンコミュニケーションズからCD(2枚組)で発売。

実写映画[編集]

カムイ外伝
監督 崔洋一
脚本 宮藤官九郎、崔洋一
製作 松本輝起
製作総指揮 野田助嗣
出演者 松山ケンイチ
小雪
伊藤英明
佐藤浩市
小林薫
音楽 岩代太郎
主題歌 倖田來未Alive
撮影 藤澤順一、江崎朋生
編集 川瀬功
配給 松竹
公開 日本の旗 2009年9月19日
上映時間 120分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 11.2億円[7]
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映画『カムイ外伝』(カムイがいでん)は、2009年9月19日に松竹配給で公開された松山ケンイチ主演の日本映画である。

概要[編集]

2007年7月30日にメディア発表された。原作は『カムイ外伝 第二部』の「スガルの島」で、このストーリーは上述のように、過去に劇場アニメ『忍風カムイ外伝 月日貝の巻』にもなっている。脚本を宮藤官九郎と監督の崔洋一が務めた。2007年11月にクランクインしたが、主演の松山が撮影中に怪我をして撮影は一時中断した。約半年後の2008年5月に撮影再開し、同年10月に全撮影を終了した。当初、怪我などがなければ2008年2月のクランクアップを予定していた。

主題歌は「Alive倖田來未ヘンデルの「私を泣かせてください」を日本語アレンジしたもの)。キャッチフレーズは「生き抜け!」。初の秋の大型連休となったシルバーウィークの初日、2009年9月19日に公開された。興行収入は11.2億円だった[7]

日本での公開に先駆けてカナダトロント国際映画祭で上映され、他にもバンクーバー国際映画祭ロンドン映画祭で上映された。2009年12月11日、第6回ドバイ国際映画祭で上映され、崔洋一監督が現地で舞台挨拶を行なった。2010年2月17日にDVDとブルーレイが発売された。

崔洋一監督作品で初のドルビーデジタル・サラウンドEX作品でもある。

評価[編集]

白土三平からは「初めて生身の、本物のカムイと出会ったような気がする。それをひしひしと感じる」とのコメントが寄せられた。

2009年9月11日付の朝日新聞紙上で映画評論家秋山登が「仕立てが大味」などと評価したことに対し、10月1日付の中日新聞紙上で崔が反論、「秋山さん、本当に映画を観ていたのですか」と名指しで批判した[8]。また、9月18日付の日本経済新聞紙上で映画評論家の宇田川幸洋は、5点満点で2点をつけ、「アクションは停滞し、緊張はゆるむ」「サスペンスがどこかに消えてしまった」「本筋を忘れたかのように見えるのは残念である」と評している。

映画雑誌『映画秘宝』がその年度最低の映画や監督を選出するHIHOはくさい映画賞にて、崔監督が本作で2009年度の最低監督賞に選出されている。

あらすじ[編集]

17世紀、日本。非人の出身であるカムイは貧しさから伊賀の忍になるが、自由を求めて抜け忍となる。ある日彼は伊賀の追い忍たちとの戦いの直後、領主・水谷軍兵衛の愛馬「一白」の白い足を切り落とした半兵衛という漁師に出会う。カムイは半兵衛が住む島に辿り着くが、そこにいたのはかつてカムイが仕留め損ね、今は半兵衛の妻・お鹿として生きる同じ伊賀の抜け忍・スガルだった。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

楽曲[編集]

  • 主題歌 - 倖田來未「Alive」

DVD[編集]

  • 映画 カムイ外伝 ドキュメント 松山ケンイチ≒カムイ(2009年9月)
  • 映画版 カムイ外伝(松竹ホームビデオ)
    • 本編約120分

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 厳密に言えば「スガルの島」の初出は1969年に放送されたアニメの第21話「女左衛門」 - 最終話「十文字霞くづし」で、漫画は10年以上経ってから発表されている。
  2. ^ 漫画版は1982年に『カムイ外伝 第二部』で「スガルの島」として発表された。
  3. ^ 水島鉄夫とクレジット。
  4. ^ 大山のぶ世とクレジット。
  5. ^ 長井一郎とクレジット。
  6. ^ 野本礼二とクレジット。
  7. ^ a b c d 小林清とクレジット
  8. ^ スガルと入れ替わってクレジット。
  9. ^ ゲンタと入れ替わってクレジット。
  10. ^ a b 桂令子とクレジット。
  11. ^ 李春子は白土三平の妻。
  12. ^ 登場人物が狂人になる描写があるため、再放送時には欠番になる場合がある[要出典]
  13. ^ 奇形を題材としたため、再放送時には欠番になる場合がある[4]
  14. ^ 差別用語がサブタイトルであるため、再放送時には欠番になる、あるいは「農民」と改題される場合がある[4]
  15. ^ 「狂」という文字が不適切ということから、再放送時には「暴れ馬」と改題される場合がある[4]

出典[編集]

  1. ^ 『ロマンアルバム10 忍風カムイ外伝』 徳間書店1978年、75頁。
  2. ^ ビッグコミック』1982年2月25日号、小学館。 [要ページ番号]
  3. ^ 石橋春海 「制作現場「光速エスパー」あのとき私は 田村正蔵 制作・監督(当時)」『伝説の昭和特撮ヒーロー 宣弘社全仕事』 コスミック出版〈COSMIC MOOK〉、2014年7月9日、62頁。ISBN 978-4-7747-5934-0
  4. ^ a b c 『三才ムック 実録 放送禁止作品 Vol.184』 三才ブックス、108頁。
  5. ^ ダミーヘッド・アドベンチャー・スペシャル | 番組表検索結果詳細 | NHKクロニクル”. 日本放送協会. 2016年6月21日閲覧。
  6. ^ ダミーヘッド・アドベンチャー・スペシャル | 番組表検索結果詳細 | NHKクロニクル”. 日本放送協会. 2016年6月21日閲覧。
  7. ^ a b 2009年度興収10億円以上番組(日本映画製作者連盟 2010年1月発表)
  8. ^ 『カムイ外伝』崔監督がブチ切れ!「ちゃんと観ろ!」と名指しで評論家に宣戦布告 - シネマトゥデイ”. シネマトゥデイ (2009年10月2日). 2010年1月22日閲覧。

外部リンク[編集]