後払い決済

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後払い決済(あとばらいけっさい)とは、品物を先に受け取り、あとで代金を支払うこと[1]であり、決済手段の一つである。購入者が第三者(後払いサービス業者)の提供する決済サービスを利用して店舗から商品を購入した後、第三者から送られる請求書の代金を支払うことによって完了する。一般的には、前払いの場合は代金を支払ってから商品を受け取るが、後払いの場合は商品を受け取ってから代金を支払う。BNPL英語: Buy Now Pay Later)・ポストペイ英語: postpay)とも呼ばれる[2][3]

広義においてはクレジットカードなどのような販売信用を含む。一方で、金融取引における約定後のローリング決済・特定日決済なども厳密には後払いの形式を取るが、これらは後払い決済(ポストペイ)には含まないことが多い。

国内に存在する後払い決済サービスは、決済後の支払い手段としてコンビニ払いや銀行振込などを提供している[4]

概要[編集]

オンラインにおける決済は、実店舗のように現金を手渡しすることができないため、購入者はそのサービスの提供者に必要最小限の個人情報を入力し、本人確認を明らかにすることによって後払い決済サービスを受けることになる。

したがって、後払い決済の場合、基本的な個人情報を入力するだけで決済は完了する。その後商品が購入者の住所に届き、請求書の発行は、商品に同梱、商品到着後に送付もしくはその他の方法により行われ、購入者は請求書が指定する期日までに支払えばよい。ただしクレジットカードの場合は、決済の際にカードの情報を入力する必要がある。

歴史[編集]

国内においては2002年にネットプロテクションズが後払い決済サービスの運用を開始し[5]、その後、同様のサービスをニッセン、キャッチボール、GMOイプシロン等も開始している。

2014年の4月にジャックス (信販)のグループ会社ジャックス・ペイメント・ソリューションズが開始し、2014年下半期になると、宅配サービスを全国的に展開しているヤマトホールディングスのヤマトクレジットファイナンス[6]SGホールディングス佐川フィナンシャル[7]も後払い決済サービスの提供を開始している。

また、エクスチェンジコーポレーション(当時)が2014年に開始した後払い決済サービス「Paidy」は[8]、2021年にPayPalが約3000億円で買収した[9]

国内の後払い決済サービス[編集]

サービス開始時期(新しい順) サービス名 運用会社
2014年10月 Paidy Paidy
2014年10月 クロネコ代金後払いサービス ヤマトクレジットファイナンス
2014年9月 SAGAWA後払い 佐川フィナンシャル
2014年4月 アトディーネ ジャックス・ペイメント・ソリューションズ
2013年10月 GMO後払い GMOイプシロン
2012年8月 ニッセン@払い ニッセン
2007年1月 後払い.com キャッチボール
2002年3月 NP後払い ネットプロテクションズ

関連項目[編集]

参考文献[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ goo辞書 2015年1月28日閲覧。
  2. ^ “米国で広がる後払い決済「BNPL」 与信なしの気軽さ、Z世代支持”. 日経MJ. (2021年9月5日). https://www.nikkei.com/article/DGXKZO75376930S1A900C2H21A00/ 2021年9月8日閲覧。 
  3. ^ ポストペイ - KDDI用語集
  4. ^ 2015年1月30日現在、国内後払い決済サービス業者7社は全てコンビニ後払いを提供している。コンビニ以外にも、銀行振込などの支払い方法を提供している業者も多い。各サービスの外部リンク参照。
  5. ^ 沿革”. 2015年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年2月2日閲覧。
  6. ^ 新商品『クロネコ代金後払いサービス』テスト販売開始のお知らせ”. 2015年1月28日閲覧。
  7. ^ 【佐川急便、佐川フィナンシャル】後払い決済サービス「SAGAWA後払い」の提供を開始(2014/09/16)”. 2015年1月28日閲覧。
  8. ^ ExCo、約3.3億円の資金調達の実施と、カードレスのオンラインペイメントサービス「Paidy」をローンチ”. BRIDGE. 2015年2月2日閲覧。
  9. ^ PayPal、あと払いの「ペイディ」買収。3000億”. Impress Watch (2021年9月9日). 2021年9月9日閲覧。

外部リンク[編集]