彼は秘密の女ともだち

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彼は秘密の女ともだち
Une nouvelle amie
監督 フランソワ・オゾン
脚本 フランソワ・オゾン
原作 ルース・レンデル
『女ともだち』
製作 エリック・アルトメイヤーフランス語版
ニコラス・アルトメイヤーフランス語版
出演者 ロマン・デュリス
アナイス・ドゥムースティエ
ラファエル・ペルソナ
音楽 フィリップ・ロンビフランス語版
撮影 パスカル・マルティ
編集 ロール・ガルデットフランス語版
製作会社 Mandarin Cinéma
FOZ
Mars Films
配給 フランスの旗 Film Distribution
日本の旗 キノフィルムズ
公開 フランスの旗 2014年11月5日
日本の旗 2015年8月8日
上映時間 107分
製作国 フランスの旗 フランス
言語 フランス語
製作費 8,946,323[1]
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彼は秘密の女ともだち』(かれはひみつのおんなともだち、Une nouvelle amie)は、2014年フランスドラマ映画英語版。妻の死をきっかけに、自らの性自認が女性であることに気付いていく男性の姿を、亡き妻の親友の視点から描く。原作はルース・レンデルの短編小説『女ともだち』、監督はフランソワ・オゾン

ストーリー[編集]

27歳の若さで亡くなった女性、ローラ(フランスの古い慣習により、純白の花嫁衣装をまとっている)の葬儀の席上、彼女の親友だったクレールがスピーチをしている。二人は7歳の時に出会って以来、大親友だった。共に青春時代を過ごし、恋をし、ローラはダヴィッドと、クレールはジルとそれぞれ結婚した。二人は当然のように、互いの花嫁付添人を務め、そして病魔に侵されていたローラが一人娘リュシーを出産した際には、クレールがその代母(後見人、名付け親)となる。スピーチの中で、クレールはダヴィッドとリュシー父娘を見守ることを、ローラと参列者たちに誓う。

数週間後、気が塞ぎがちだったクレールは、夫ジルの勧めで、ダヴィッドの家を訪れる。応答が無いのを不審に思い、こっそり室内に入ると、女装したダヴィッドがリュシーの世話をしていた。ダヴィッドは元々女装癖があり、ローラもそれを受け入れて結婚した。結婚後はローラの「女性らしさ」に満たされ、女装することは無かったが、リュシーをあやす過程でローラの遺品を身に纏ったことをきっかけに、ローラの遺品を身に着けるようになっていた。

ダヴィッドはクレールに口止めする一方、女装での外出に協力を求める。クレールは驚いて帰宅するが、ダヴィッドからの電話をジルにごまかすため「ヴィルジニア」という名前で登録する。初めての外出は、ダヴィッドにとって「女性としての待遇を受ける」刺激的な体験だった。さらに二人はローラの実家の別荘に旅行する。二人はローラの思い出に浸る友人だった。夜、二人はナイトクラブ「アマゾーヌ」へ行く。「私は女」という歌詞の歌に合わせて踊る、ニューハーフのダンサーの姿に、ダヴィッドは涙を流す。しかし、クレールはジルに嘘をついて外出したことが露呈し、不倫の疑いを受ける。身の潔白を証明するため、クレールはダヴィッドがゲイであると嘘を付き、3人での食事の場を設ける。ジルと二人は和解し、友人関係に戻る。またリュシーの姿を見たジルとクレール夫妻も、子供を持ちたいという気持ちを強くする。

しかし、ダヴィッドは自分が女性であるという感情を抑えられず、またクレールへの愛情も募っていく。一方のクレールも、ダヴィッドの告白を聞けば聞く程にダヴィッドが何者であるか混乱し、ダヴィットとジルが肉体関係を持つ幻覚を見てしまう。クレールと(女装した)ダヴィッドはホテル・ヴィルジニアで会い、情熱的な愛撫を交わすが、クレールは我に返りダヴィッドを拒絶する。ダヴィッドは高ぶった感情のまま道を歩き、交通事故に遭う。

ダヴィッドの舅・姑(=ローラの両親)は、ダヴィッドが昏睡状態であることと同じくらい、婿が女性の格好をしていたことに衝撃を受ける。ジルは、クレールがダヴィッドの唯一の協力者だったことを知る。ダヴィッドの意識はなかなか戻らない。クレールは思い立って、ダヴィッドにローラの服を着せ、化粧を施し、「私は女」と歌いかけ、そして”彼女”を「ヴィルジニア」と呼ぶ。意識が回復したダヴィッドを自宅へ連れ、ジルに「ヴィルジニア」を紹介する。

7年後、リュシーの小学校の前に、ヴィルジニアとクレールはいた。ヴィルジニアは社会に受け入れられ、クレールは身ごもっていた(クレールのお腹の子が誰の子であるかは、明示されない)。

キャスト[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ Une nouvelle amie (The New Girlfriend) (2014)” (フランス語). JPBox-Office. 2016年8月18日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]