彷徨のレクイエム

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彷徨のレクイエム』(さすらいのレクイエム)は宝塚歌劇団ミュージカル作品。雪組[1]公演。

併演作品のない一本立ての作品。

演出は阿古健[2]

解説[編集]

※『宝塚歌劇100年史(舞台編)』の宝塚大劇場公演のページ[3]を参照

ロシア革命を背景に、ロマノフ家一族の処刑、亡命者たちの逃亡、そして皇女アナスタシアの恋物語と、サンクトペテルブルクコンスタンチノープルパリと場所を移して展開されるオムニバス形式で繰り広げられた。

宝塚・東京では第一部『雪の挽歌』の主演は寿ひずる。第二部『傷だらけのメロディー』、第三部『虹の追憶』は麻実れい遥くららのコンビ。第四部は『限りなき明日』。宝塚ファミリーランド開園70周年記念の公演(宝塚大劇場)である。

公演期間と公演場所[編集]

  • 1981年5月15日 - 6月23日[3](第一回・新人公演:5月29日[4]、第二回・新人公演:6月12日[4]) 宝塚大劇場
  • 1981年8月2日 - 8月30日[5](第一回・新人公演:8月19日[4]、第二回・新人公演:8月26日[4]) 東京宝塚劇場
  • 1981年9月13日 - 10月4日[6] 釧路、富良野、滝川、留萌、富山、敦賀、武生、豊田、岡山、藤沢、習志野、静岡、岐阜、福山、宇都宮、須賀川、仙台
  • 1982年1月30日 - 2月8日[7] 名古屋・中日劇場

主な配役(宝塚・東京)[編集]

※下記の配役は宝塚・東京共通

宝塚大劇場公演のデータ[編集]

形式名は「宝塚グランド・ロマン[3]」。4部40場[3]

スタッフ(宝塚大劇場)[編集]

主な楽曲[編集]

  • 挽歌
  • 彷徨のレクイエム
  • ミハイルとリュドミラ
  • 虹の追憶
  • 春花の季節
  • パリ讃歌
  • パリ・ボンジュール
  • あなたはアナスタシア ほか

  

脚注[編集]

  1. ^ 100年史(舞台) 2014, p. 150、216、260、267.
  2. ^ 90年史 2004, p. 269、281、299.
  3. ^ a b c d e f 100年史(舞台) 2014, p. 150.
  4. ^ a b c d e f g h 100年史(舞台) 2014, p. 298.
  5. ^ 100年史(舞台) 2014, p. 216.
  6. ^ 100年史(舞台) 2014, p. 260.
  7. ^ 100年史(舞台) 2014, p. 267.
  8. ^ a b c d e f g h i 100年史(人物) 2014, p. 200.
  9. ^ a b c d e f g 100年史(人物) 2014, p. 201.

参考文献[編集]

  • 編集:森照実春馬誉貴子相井美由紀山本久美子、執筆:國眼隆一『宝塚歌劇90年史 すみれの花歳月を重ねて』宝塚歌劇団、2004年4月20日。ISBN 4-484-04601-6 
  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3 
  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0 

外部リンク[編集]