影浦心

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獲得メダル
日本の旗 日本
男子 柔道
グランドスラム
2018 パリ 100kg超級
2016 東京 100kg超級
2017 東京 100kg超級
2018 大阪 100kg超級
2019 パリ 100kg超級
グランプリ
2017 デュッセルドルフ 100kg超級
アジア大会団体戦
2018 ジャカルタ 90kg超級
アジア選手権
2016 タシュケント 100kg超級
ユニバーシアード
2017 台北 100kg超級

影浦 心(かげうら こころ、1995年12月6日 - )は、愛媛県出身の、日本柔道選手である。階級は100kg超級。身長179cm。体重114kg。血液型はA型。組み手は左組み。段位は参段。得意技は背負投[1]。現在はJRAの所属[2]

経歴[編集]

柔道は10歳の時に松前柔道会で始めた[1]。松山西中学3年の時に全国中学校柔道大会90kg超級で5位になった[1]新田高校に進学すると、2年の時にインターハイ100kg超級で3位に入った[1]東海大学へ進むと、2年の時に優勝大会で2位になった。全日本ジュニアでは準決勝で明治大学1年の小川雄勢に指導1で敗れて3位だった[1][3]体重別団体では2回戦のみの出場だったが勝利すると、チームも優勝を飾った[1]講道館杯では準々決勝で京葉ガス上川大樹GSに入ってから有効で敗れるも、その後の3位決定戦で京葉ガスの岩尾敬太横四方固で破って3位になった[4]。3年の時にはアジア選手権の準々決勝で韓国の金成民を破るなどして決勝まで進むと、地元ウズベキスタンのアブドゥロ・タングリエフに一本勝ちして優勝を飾った[5]優勝大会でも優勝を飾った[6]。10月の学生体重別では決勝で明治大学2年の小川雄勢に指導1で敗れて2位に終わった[7]。11月の講道館杯では昨年に続いて3位となった[8]。12月のグランドスラム・東京では準決勝で九州電力七戸龍を有効で破るも、決勝では大学の3年先輩となる旭化成王子谷剛志に指導3で敗れて2位だった[9]。2017年2月のグランプリ・デュッセルドルフでは、準々決勝で2016年リオデジャネイロオリンピック100kg級の金メダリストで階級を上げてきたチェコのルカシュ・クルパレクGSに入った直後に背負投で破るなどして決勝まで進むと、リオデジャネイロオリンピック銀メダリストであるJRA原沢久喜との対戦では開始早々に相手の大内刈を返して技ありを奪い、IJFワールド柔道ツアー初優勝を飾った[10][11]。この際に、「原沢さんに勝てたことは素直にうれしいですし、ここで優勝しないと次はないと思って強気で臨みました。返し技を狙っていたので、研究していたことが出来て良かったです。世界選手権を本気で狙いにいきたいと思います」と語った[12]。3月の全日本選手権は東京予選で81kg級の海老泰博に敗れて本戦には出場できなかった。4月の体重別では準決勝で原沢から技あり2つを取って勝利するが、決勝で王子谷に送襟絞で敗れて2位だった[13]。6月の優勝大会では2連覇を果たした[14]。8月のユニバーシアードでは決勝で韓国のジュ・ヨンソを一本背負投の技ありで破って優勝した。団体戦でも決勝のロシア戦で勝利してチームは優勝を飾った[15][16][17]。10月の体重別団体では決勝の国士舘大学戦で山田伊織に一本勝ちしてチームの優勝に貢献した[18]。11月の世界選手権(無差別)では初戦でハンガリーのボル・バルナ、2回戦で100kg級の世界2位であるジョージアのヴァルラーム・リパルテリアニにそれぞれ一本勝ちすると、3回戦でオランダのロイ・メイヤーを技ありで下すなどするが、準決勝では100kg級の選手であるベルギーのトマ・ニキフォロフに小外掛で敗れると、3位決定戦でも王子谷に反則負けを喫して5位に終わった[19][20]。12月のグランドスラム・東京では準々決勝で世界選手権2位であるブラジルのダビド・モウラを破るが、準決勝でクルパレクにGSに入ってから隅返で敗れて3位だった[21]。2018年2月のグランドスラム・パリでは準決勝でジョージアのグラム・ツシシビリにGSに入ってから顔に膝蹴りを入れられて反則勝ちすると、決勝では金成民をGSに入ってから小内刈で破ってグランドスラム大会初優勝を飾った[22][23]

4月からはJRAの所属となった[1]。体重別では準決勝で原沢に敗れて3位だった[24]。続く全日本選手権では3回戦で100kg級の選手である新日鉄住金西山大希にGS含めて8分近い戦いの末に反則負けを喫した[25]。なお、アジア大会の団体戦代表には選ばれた[26]。8月のグランプリ・ブダペストでは準決勝でオランダのロイ・メイヤーを技ありで破ると、決勝でオーストリアのシュテファン・ヘギをGSに入ってから払巻込の技ありで破って優勝した[27][28]。9月のアジア大会男女混合団体戦では初戦の韓国戦で金成民に反則勝ちしてチームを勝利に導くと、その後の試合には出場しなかったがチームは優勝を飾った[29][30]。11月の講道館杯では決勝で新日鉄住金佐藤和哉にGSに入ってから反則勝ちして優勝した。この際に次のように語った。「ここからがスタート。勘違いでもいいから“僕が一番強い”と思って東京五輪を目指したい。東京五輪では(五輪2連覇中の)リネール選手を倒すと決めているので」[31]。11月のグランドスラム・大阪では準決勝でクルパレクに腕挫十字固で敗れるも、3位決定戦でモンゴルのナイダン・ツブシンバヤル払巻込で破って3位になった[32]。12月のワールドマスターズでは準決勝でツシシビリに反則負けすると、3位決定戦ではロシアのタメルラン・バシャエフに技ありで敗れて5位に終わった[33]。2019年2月のグランドスラム・パリでは準々決勝でイスラエルのオル・サッソンに技ありで敗れるも、その後の3位決定戦でオランダのヘンク・フロルを破って3位になった[34]。4月の体重別では初戦で日本製鉄佐藤和哉に反則負けした[35]

IJF世界ランキングは2550ポイント獲得で8位(19/4/22現在)[36]

戦績[編集]

(出典[1]JudoInside.com)。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 「柔道全日本強化選手名鑑 2018」近代柔道 ベースボールマガジン社、2018年4月号
  2. ^ 柔道100キロ超級の影浦心が来春JRA入りへ - 柔道 日刊スポーツ
  3. ^ 東海大学体育会柔道部 | 男子部員介
  4. ^ 「講道館杯全日本柔道体重別選手権大会」近代柔道 ベースボールマガジン社、2015年12月号
  5. ^ 影浦と大野が優勝=柔道アジア選手権[リンク切れ] 時事通信 2016年4月17日
  6. ^ 東海大が2年ぶり21度目V!全日本学生優勝大会/柔道[リンク切れ] サンケイスポーツ 2016年6月26日
  7. ^ 平成28年度全日本学生柔道体重別選手権大会
  8. ^ 平成28年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
  9. ^ Judo Grand-Slam Tokyo 2016[リンク切れ]
  10. ^ 男子100キロ超級、影浦が原沢破りV 柔道GP大会 日本経済新聞 2017年2月27日
  11. ^ 柔道国際大会 男子100キロ超 影浦が日本勢対決制し優勝 NHK 2017年2月27日
  12. ^ ドイツでVの影浦心が帰国「世界選手権狙いに行く」 - 柔道 日刊スポーツ 2017年2月28日
  13. ^ 平成29年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  14. ^ 平成29年度全日本学生柔道優勝大会[リンク切れ]
  15. ^ 男子100キロ超級の影浦が金メダル第1号/夏季ユニバ サンケイスポーツ 2017年8月20日
  16. ^ 柔道団体、男女とも金[リンク切れ] 時事通信 2017年8月24日
  17. ^ Daily Competition Schedule Judo
  18. ^ 柔道 全日本学生体重別団体優勝大会 男女とも2冠達成 NHK 2017年10月29日
  19. ^ 王子谷が3位決定戦で影浦下す 世界無差別級選手権/柔道 サンケイスポーツ 2017年11月12日
  20. ^ A Legend, a Giant, a King: Riner wins gold in Morocco
  21. ^ Grand Slam Tokyo 2017
  22. ^ 影浦、向、藤原がV 新井2位 柔道グランドスラム - 柔道 日刊スポーツ 2018年2月12日
  23. ^ Gold Medals, Good Judo and Fairplay
  24. ^ 平成30年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  25. ^ 平成30年全日本柔道選手権大会
  26. ^ 柔道・小川ジュニア初の世界切符、世界選手権&アジア大会代表発表 デイリースポーツ 2018年4月29日
  27. ^ 【柔道】梅木真美、ウルフ・アロン、影浦心がV グランプリ大会 産経新聞 2018年8月13日
  28. ^ Budapest Grand Prix 2018, Hungary – Day three
  29. ^ 柔道混合団体、日本が優勝 アジア大会 日本経済新聞 2018年9月1日
  30. ^ アジア大会:柔道混合団体、日本「金」 初代王者に 毎日新聞 2018年9月1日
  31. ^ 100キロ超級は影浦心がV「五輪でリネール選手倒す」 デイリースポーツ
  32. ^ Grand-Slam Osaka 2018
  33. ^ World Masters Guangzhou 2018
  34. ^ Grand Slam Paris 2019
  35. ^ 平成31年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  36. ^ World ranking list

外部リンク[編集]