彫紙アート

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彫紙アート(ちょうしアート)は、重ねた紙を彫って描く絵画的表現技法であり、この技法を考案した林敬三によって2000年に命名された[1]

5枚以上の紙を重ねた状態からアートナイフで彫ってゆく。原則的に着色は行わず、紙の持つ色彩だけで表現される。多い物では100枚以上の紙を重ねた作品も存在する[2][3]

2004年に初めて銀座伊東屋にて林敬三が個展を開催し発表された[1]

世界でもあまり類のない日本発のアートとして各種メディアにも多数取り扱われ、フランスにて書籍も発刊された[4]

彫紙アートの技法についての特許と彫紙アートという商標は林が所有しており、林はこの技法を広める活動を行う一般社団法人日本彫紙アート協会(2011年設立)の会長を務める[5]

参考文献[編集]

  • 林敬三 監修『はじめての彫紙アート 紙を重ねて彫る立体ペーパーアート!』ブティック社、2014年5月。 

脚注[編集]

  1. ^ a b 彫紙アートとは?”. Keizo Hayashi. 2018年10月27日閲覧。
  2. ^ “彫紙アート県内初展覧会 27日までアクア”. わかやま新報. (2018年5月23日). http://www.wakayamashimpo.co.jp/2018/05/20180523_79247.html 2018年10月27日閲覧。 
  3. ^ “知ってますか? 彫紙アート”. ニュース和歌山. (2018年5月5日). http://www.nwn.jp/news/180505_horigami/ 2018年10月27日閲覧。 
  4. ^ 紙を"彫る"新感覚アート!『全国彫紙アート展2017』が東京都「目黒区美術館」で開催”. るるぶ.com. 2018年10月27日閲覧。
  5. ^ 彫紙アートとは”. 一般社団法人 日本彫紙アート協会公式HP【JCA】. 2018年10月27日閲覧。

外部リンク[編集]