建忍山垂根(たけおしやまたりね)は、『古事記』等に伝わる古代日本の人物。『日本書紀』に記される穂積忍山宿禰と同一人物とされる。垂根の「根(ネ)」は原始的カバネの一つ。
穂積臣(穂積氏)の祖とされる。
系譜に関して『日本書紀』『古事記』に記載はない。
古事記成務条において、成務天皇の妃である弟財郎女の父として登場する。また日本書紀に記される、日本武尊の妃・弟橘媛の父である穂積忍山宿禰も同一人物とされる。穂積神社、忍山神社の祭神。
参考文献[編集]
- 宝賀寿男 『古代氏族系譜集成 中巻』 古代氏族研究会、1986年。
関連項目[編集]