建功神社

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建功神社
所在地 台湾台北州台北市南門町
主祭神 台湾開拓功労者
社格 無格社
創建 1928年(昭和3年)
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建功神社の御朱印(1932年7月25日)

建功神社(けんこうじんじゃ)は、日本統治時代台湾台北州台北市南門町(現在の台北市中正区)にあった神社である。

社殿は鉄筋コンクリート造で、中央のドームが特徴的であった。鳥居は、中国の牌坊を模した様式であった。社殿前の池とあいまって、「台北のタージ・マハル」とも呼ばれている。[1] 一部改築されているが、社殿の建物は現存している。

祭神[編集]

1895年明治28年)の日本の台湾領有以降、台湾における戦死者・準戦死者・殉職者・準殉職者・殉難者を祭神としていた。

歴史[編集]

  • 1928年昭和3年)7月14日、台北植物園内(現在の南海学園地域)に鎮座。[† 1]
  • 1955年 中央図書館の本館として使用開始。[2]
  • 1960年 社殿のドーム部分が中国の天壇様式に改築されたほか、神道的な装飾が取り払われる。
  • 1986年 中央図書館の本館が新庁舎に移転。その後建物は國立教育資料館(現在の國家教育研究院教育資源及出版中心)として使用。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 現在この建物の属する地区は、周囲の国公立の文教施設とあわせて南海學園と呼ばれている。

出典[編集]

  1. ^ [1]な〜るほど・ザ・台湾「建功神社(前)〜既成概念を打破した井手薫」
  2. ^ [2]誰的古蹟? 日本神社在臺北

参考文献[編集]