座法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
Camera-photo Upload.svg 画像提供依頼:各種座り方の画像提供をお願いします。2015年4月

座法坐法、ざほう)とは、ヒト椅子等の家具なしに床や敷物の上に座る際の足の組み方である。

敷物に座る文化は各国にあるが、日本では正座、胡坐(あぐら)といわれる座り方が現代でも日常的に行われている。

座法の種類[編集]

正座
正座(せいざ)
江戸時代の日本、トルコ、イースター島モアイ像などにみられる。なお日本では江戸幕府により小笠原流礼法を武家の礼法に採用され茶道などで広まったという説があり、また一方では、この座り方自体はもっと古くから庶民に浸透していたという説がある。正座はもともとは中国式であり、その例は漢の時代の墓の副葬品の俑にみられる。
跪座
跪座(きざ)
つま先を立てた正座。神道弓道の控えの姿勢にみられる。
片膝立(かたひざたて)
日本、韓国など。通常は後ろ足のつま先は立てないが、の控えの姿勢や柔術の一部流派など日本武術では後ろ足のつま先を立てるものもある。
胡座
胡坐(あぐら、こざ)、安座(あんざ)
日本など。両膝を左右に開き、体の前で両足首を組んで座る。
半安座(はんあんざ)
胡座の足を組まない座り方。古い居合術の形に大座という名称でみられる。
結跏趺坐
結跏趺坐(けっかふざ)
仏教、ヨーガなどにみられる座り方。
蹲踞
蹲踞(そんきょ)
相撲剣道などの競技前に行うつま先で体を支え足を開きかかとにお尻を乗せ背筋を伸ばす座り方。
体育座り
体育座り、体操座り、三角座り
小学校など日本の学校教育でみられる座り方。
横座り
横座り、女座り
正座が片側にずれた形の座り方。
割座(わりざ)、女の子座り、ぺたん座り、あひる座り、鳶座り
正座の状態で両足を外にして、お尻を地面にぺたんと付けたままの座り方。M字のような形または、両脚をもっと広げてT字のような形に座る場合もある。主に、女性に特徴的な座り方であるが、成人男性で出来る人もいる。体の柔らかい子どもがすることが多いが、成長過程で股関節に悪影響を与え、四角い骨盤となるおそれがある。そのため、女性の場合、子宮に影響を与え、あまり良くない座り方だと言われている。
ヤンキー座り
ヤンキー座り、うんこ座り
かかとを地面につけたまましゃがむ姿勢。ヤンキー(不良)が座る際によく行うスタイル、また和式便器排便する姿勢と同じことに由来する俗称。

各国の座法[編集]

日本[編集]

身分によっても男性の座法と女性の座法は異なっている。仏教伝来とともに修行法の座法が入った。正式な座法にも変遷がある。室町時代には片膝立や胡坐が一般的。高台院(北の政所)の高台寺の坐像も片膝立であるように女性もこの姿勢が普通であった。現在の正座は江戸時代に武家の作法に小笠原流が入った際に採用された男女共通の座法という説がある。いっぽうで、奈良時代の仏像や、室町時代の宣教師の筆記から、江戸時代より以前から一般庶民に正座と同じ座り方が浸透していたとする説もある。なお正座という名称は明治時代以降につけられたと推測される。

朝鮮[編集]

韓国などでは男性は胡坐と片膝立が正式な座法。片膝立は女性だけの座法。

ヨーガ・仏教[編集]

ヨーガ仏教では修行の際の結跏趺坐など各種座法がある。

外部リンク[編集]