広島電鉄3900形電車

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広島電鉄3900形電車
「ぐりーんらいなー」
3905号。土橋にて撮影
3905号。土橋にて撮影
基本情報
製造所 アルナ工機
主要諸元
編成 3車体4台車連接固定編成
軌間 1,435 mm
編成定員 152(着席66)人
編成重量 38.0t
全長 26,860 mm
全幅 2,496 mm
全高 3,820 mm
主電動機 東洋電機製造TDK6305-A
駆動方式 GTOサイリスタ素子VVVFインバータ制御
SiC素子VVVFインバータ制御(更新車)[1]
編成出力 85kw×4
備考 全金属製
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3902号。荒手車庫(許可を得て撮影)2004年6月撮影
3903号(左):3906号(右)。荒手車庫(許可を得て撮影)2004年6月撮影

広島電鉄3900形電車(ひろしまでんてつ3900かたでんしゃ)とは、1990年に登場した広島電鉄路面電車である。愛称は「ぐりーんらいなー」(3950形まではこの愛称が付くが、3950形は英文表記であるため、ひらがな表記としては最後である)。

概要[編集]

広電では3800形に次ぐ連接車である。アルナ工機(現・アルナ車両)で製造された。3800形のマイナーチェンジ形でモーター出力が60kwから85kwにUPされ、加速・減速がスムーズになった。路面電車である市内線と鉄道線である宮島線を直通運用出来る車両である。合計8編成が製造されて、広島電鉄宮島線(2号線)の主力として運用されている。愛称は「ぐりーんらいなー」で、後継の3950形に引き継がれている。宮島線直通が主な運用であるがラッシュ時には市内線でも運用されている。

3901-3902
1990年に製造されたグループである。冷房機器は、廃車となった1090形の物が流用されている。尚、3901は2017年2月に駆動方式がSiC素子VVVFインバータ制御に更新となり、力行でP1状態にすると定速状態となる(但し速度警告ランプが点灯し、速度制御装置が作動している場合は除く)。3902は2014年5月に座席モケットは3950形と同様のモケットに変更された。
3903
1991年に製造されたグループである。この編成以降車内の形式銘板フォントが変更されている。
3904-3905
1992年に製造されたグループである。この編成以降2編成の連結が可能なように連結器が準備されている。尚、3905は2013年10月に座席モケットは3950形と同様のモケットに変更された。
3906
1995年に製造されたグループである。尚、2013年5月に座席モケットは3950形と同様のモケットに変更された。
3907-3908
1996年に製造されたグループである。この2編成のみ車掌側出口の戸袋窓部分に車椅子スペースが設置されている。運転開始当初は「電車開業85周年記念」電車として、記念ラベルの貼り付け、車内での飾りつけなどが施されていた。尚、2011年10月に座席モケットは3950形と同様のモケットに変更された。

その後の量産は3950形に移行した。

運用[編集]

2014年現在、2号線(宮島線)専用運用となっている。朝ラッシュのみ、宮島口方面→紙屋町西→広電本社前の運用と、3号線(広電本社前→紙屋町西→広電西広島)の運用に就く。但し、毎年7月末に行われる「広島みなと夢花火大会」では、臨時便として、5号線(比治山線)や海岸通からの区間運用に就くことがある。

各車状況[編集]

特記がある場合を除き、2015年4月現在の状態を示す。

車号 竣工 所属  塗装     備考
3901 1990年12月 荒手車庫 標準色
3902 1990年12月 荒手車庫 標準色
3903 1991年12月 荒手車庫 標準色
3904 1992年1月 荒手車庫 標準色
3905 1992年12月 荒手車庫 標準色
3906 1995年11月 荒手車庫 標準色
3907 1996年12月 荒手車庫 標準色
3908 1996年12月 荒手車庫 標準色

脚注[編集]

  1. ^ 広島電鉄殿 3900 形電車の主回路装置更新で SiC 素子適用 VVVF インバータ装置を納入 (PDF) - 東洋電機製造ニュースリリース 2017年3月16日]

参考文献[編集]