広島バス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
広島バス株式会社
HIROSHIMA-BUS CO., Ltd.
HIROSHIMA-BUS headquarters.JPG
本社
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 赤バス
本社所在地 日本の旗 日本
730-0825
広島県広島市中区光南六丁目1番68号
設立 1950年5月24日
業種 陸運業
事業内容 乗合バス事業、貸切バス事業、旅行業
代表者 代表取締役社長 岡田督司
資本金 6,500万円
純資産 290百万円 [1]
総資産 3,154百万円 [1]
従業員数 435名
決算期 3月末日
主要株主 増岡組系 65.38%
鉄鋼ビルディング(54.23%)、増岡組(11.15%))
広島電鉄(19.23%)
個人(15.39%)[1]
外部リンク http://www.hirobus.co.jp/
テンプレートを表示
広島バス 一般路線車両

広島バス(ひろしまバス、英語: HIROSHIMA-BUS CO., Ltd.)は、広島市を中心とした路線バス・定期観光バスを運行する会社である。本社は広島県広島市中区光南六丁目1番68号。

概要[編集]

広島市の旧市街(中区南区東区西区)と安佐北区および府中町に14路線16系統の路線網を持つ。安佐北区への路線は小河原町・高陽A団地へ向かう29号線(深川線)と高陽B団地へ向かう30号線(深川線)、府中町を経由する路線は洋光台団地(南区向洋新町)へ向かう21号線(宇品線)のみで、基本的には旧市街を中心に運行している。どの路線でも運行頻度が多く、各系統が集中する広島駅 - 紙屋町間は運行頻度が夜を除いて2分に1本以上の間隔で走っている。

帝産グループの事業を引き受ける形で運行を開始したこともあり[2]、全国の帝産グループ同様に1965年(昭和40年)11月16日から[3]、資本関係の無くなる1971年(昭和46年)8月31日まで『帝産広島バス』 という社名を名乗っており[4]、バスの車体には帝産グループ所属バスの特徴であるグレイハウンド犬が描かれていた。その後広島電鉄との関係を深め、1971年(昭和46年)9月8日から[5]、独占禁止法の排除勧告を受け入れる1973年(昭和48年)7月まで、広島電鉄と広島バスが経営統合を行ったこともある(広電バス#昭和40年代のバス事業再編計画参照)[6]。その時の取り決めで増岡組に株式が譲渡され[6]、2013年2月現在も系列の鉄鋼ビルディングを含め65%強の株式を所有する大株主になっている。

広電バスの「青バス」に対して「赤バス」と呼ばれる[7]。広電の株式放出後も、ノンステップバスの試行導入時にお互いに塗色パターンをそろえた車両を同時導入するなど現在も関わりが深い(現在も広島電鉄は広島バスの大株主の一つでもある)。

2008年1月26日にICカード乗車券PASPYの使用が広島市内中心部路線で開始され、2009年8月8日の中山・深川線の使用開始により全線で使用可能となった。なお、広島バスではPASPYによる定期券サービスが開始された後も、定期券は紙製定期券のみを発売している。

略歴[編集]

各営業所の所在地[編集]

乗合バス[編集]

現在[編集]

  • 大州営業課(22号線の起終点) - 開業時に帝産オートより引き継ぎ[2]
    • 広島県広島市南区大州一丁目5番地30号
      • 管轄路線:21号線・22号線・26号線・31号線・51号線
  • 吉島営業課(24号線の起終点) - 1964年3月25日に吉島第二車庫として開設[14]
    • 広島県広島市中区南吉島二丁目4番33号
      • 管轄路線:23号線・24号線・25号線・26-1号線・27号線・28号線・50号線
  • 小河原営業所(29号線の起終点) - 2001年3月22日開設[15]
    • 広島県広島市安佐北区小河原町字片山1159番地3
      • 管轄路線:29号線・30号線
  • 向洋車庫(21号線の起終点) - 1973年8月11日開設[11]
    • 広島県広島市南区向洋大原町9番1号
  • 祇園大橋車庫(22号線の起終点)
    • 広島県広島市西区大芝町3丁目
  • 井口車庫(25号線の起終点) - 1981年6月18日開設[16]
  • 東浄車庫(27号線の起終点)
    • 広島県広島市東区戸坂新町二丁目2番4号

過去[編集]

  • 寺分車庫 - 1976年7月29日開設[17]、2001年3月22日閉鎖[15]
  • 流川営業所 - 1952年6月20日開設[18]、1958年11月30日閉鎖[19]

貸切バス[編集]

路線バス[編集]

高速バス(エアポートリムジン)

高速バス[編集]

詳細な運行案内は#外部リンクの広島バスサイトを参照。

エアポートリムジン

かつて運行していた高速バス[編集]

いずれも防長交通に路線を移管(または広島バス撤退後に防長交通が参入)している(その後路線そのものも廃止)。

一般路線バス[編集]

詳細な運行案内は#外部リンクの広島バスサイトを参照。

21号線(宇品線)[編集]

系統 ルート 特記事項
21 洋光台団地/向洋大原-マツダスタジアム前-広島駅八丁堀-紙屋町市役所前たかの橋 たかの橋止め、市役所前始発で運転
(朝の復路は大半が回送)
洋光台団地/向洋大原-マツダスタジアム前-広島駅‐紙屋町(県庁)
21-1 洋光台団地/向洋大原-マツダスタジアム前-広島駅-八丁堀-紙屋町-市役所前-御幸通-広島港桟橋/グランドプリンスホテル広島
広島港→御幸通→紙屋町(県庁)→合同庁舎→広島駅 八丁堀を経由しない
平日の朝1便のみ
21-2 洋光台団地/向洋大原-マツダスタジアム前-広島駅-八丁堀-紙屋町-市役所前-ベイシティ宇品-広島港桟橋/グランドプリンスホテル広島
向洋大原-マツダスタジアム前-広島駅-八丁堀-紙屋町-市役所前-ベイシティ宇品-広島港桟橋-支援学校前 平日のみ運行
備考
  • 南区の洋光台団地から同じ南区の宇品に行くという、広島を走る路線バスでは珍しい始点と終点が近いのに市街地を通る路線だが、直通便は少ない。日中は洋光台団地/向洋大原 - 広島駅 - 紙屋町(県庁)、および広島駅 - 広島港桟橋/グランドプリンスホテル広島の区間運行が基本。
  • 朝のグランドプリンスホテル広島発には元宇品旧道経由・広島港桟橋経由便もあったが、元宇品旧道経由は2010年9月30日をもって廃止となった。
  • 上記の他、市役所行き急行便(広島駅→八丁堀間ノンストップ)も存在する。

22号線(横川線)[編集]

系統 ルート 特記事項
22 大州車庫/広島駅 - 八丁堀 - 十日市 - 横川 - 祇園大橋 横川駅構内には入らない
(三滝・祇園大橋方面は横川1丁目、
八丁堀・広島駅方面は横川3丁目が横川駅の最寄停留所となる)
大州車庫/広島駅 - 八丁堀 - 十日市 - 横川 - 三滝観音
広島駅 → 合同庁舎 → 紙屋町 → 十日市 → 横川 → 祇園大橋 平日の朝2便のみ
備考
  • 広島駅から祇園大橋までは広島電鉄広島交通中国JRバスと同ルートを通っているが、バス停名・場所は、ほとんどが違う(三社よりもバス停間隔は狭い)。同じ南口発着の広島駅も乗り場は異なるが、大州車庫行きを除いて降車場は同じである。

23号線(横県線)[編集]

系統 ルート 特記事項
23 横川駅-基町-八丁堀-昭和町-出汐町-大学病院
横川駅→西白島→市民病院前→八丁堀→昭和町→出汐町→大学病院 西白島→市民病院前間はノンストップ
土日休日を除く
紙屋町→昭和町→大学病院 平日朝の1便のみ
23-1 横川駅-基町-八丁堀-比治山トンネル-段原中央-大学病院
横川駅→西白島→市民病院前→八丁堀→比治山トンネル→段原中央→大学病院 西白島→市民病院前間はノンストップ
土日休日を除く
大学病院→比治山トンネル→紙屋町 平日最終の1便のみ
備考

とうかさん・えびす講の中央通り通行止め時は本通り経由で運行され、八丁堀・新天地を通らない

24号線(吉島線)[編集]

系統 ルート 特記事項
24 広島駅-八丁堀-紙屋町-平和記念公園-加古町(旧厚生年金会館前)-吉島営業所
広島駅-八丁堀-紙屋町-平和記念公園-加古町(旧厚生年金会館前)-吉島病院
備考

平和大通り通行止め時は市役所経由で運行され、平和記念公園・厚生年金会館を通らないが、方向幕は平和記念公園経由のものを用い、前面のフロントガラスに「市役所経由」と書いた紙を掲示する

25号線(草津線)[編集]

系統 ルート 特記事項
25 広島駅-八丁堀-平和記念公園-己斐-アルパーク-井口車庫 平日朝の広島駅→井口車庫は商工センター1丁目経由。
アルパーク発着便あり。
広島駅-八丁堀-平和記念公園-己斐-庚午住宅 土曜・休日運休
広島駅-八丁堀-十日市-己斐-アルパーク-井口車庫 平日朝の広島駅→井口車庫は商工センター1丁目経由。
平日はアルパーク発着便あり。
広島駅-八丁堀-十日市-己斐-庚午住宅 土曜・休日運休
急行 井口・草津東町・庚午住宅→己斐→平和記念公園→八丁堀→広島駅 己斐→平和記念公園間はノンストップ
土曜・休日運休
己斐(西広島駅構内)→中電前→市役所 中電前以外はノンストップ
土曜・休日運休
備考
  • 広島駅ゆき(急行便を除く)と市役所ゆき急行便のみ西広島駅構内に入る。
  • 朝8時までは、アルパークバスターミナルではなく、西棟もみじ銀行前のバス停に停まる。
  • 平和大通り通行止め時の平和記念公園経由便は十日市・西区役所経由で運行され、平和記念公園を通らないが、方向幕は平和記念公園経由のものを用い、前面のフロントガラスに「原爆ドーム前経由」と書いた紙を掲示する。市役所ゆき急行便は紙屋町廻りで運行するが、中電前まで止まらない

26号線(旭町線)[編集]

系統 ルート 特記事項
26 広島駅→女学院→八丁堀→比治山橋→南区役所→旭町→西旭町→出汐→比治山橋→八丁堀→広島駅 循環バス。
朝は旭町発広島駅ゆき,夜間は広島駅発旭町→西旭町止めがある。(2011年8月1日-)
26-1 広島駅→段原中央→大学病院入口→旭町→西旭町→段原中央→広島駅 循環バス。
朝は旭町発がある。
備考
  • とうかさん・えびす講の中央通り通行止め時の26号線は紙屋町・本通り経由で運行され、新天地を通らない
  • 2011年7月31日まで:広島駅→女学院→八丁堀→比治山橋→翠町→旭町→出汐→保健所前→八丁堀→広島駅の区間を運行

27号線(中山線)[編集]

系統 ルート 特記事項
27 紙屋町(県庁)-八丁堀-広島駅-大内越峠-中山-戸坂中学校-戸坂東浄団地 朝は広島駅止めがある。かつては紙屋町-広島駅間で合同庁舎を経由する便や広島駅-中山間で矢賀を経由する便が存在した

28号線(鈴商線)[編集]

系統 ルート 特記事項
28 アルパーク → 鈴が峰住宅 → 鈴が峰小学校下 → アルパーク 循環バス。
運賃は160円均一。
備考
  • アルパーク → 商工センター5丁目 → 中央市場前 → 商工センター2丁目 → アルパークの経路も存在したが、2014年1月13日をもって廃止となった。

29号線(深川線)[編集]

一般路線バス(29号線)
系統 ルート 特記事項
29 広島センター-広島駅-大内越峠-下温品-上温品-寺分-小河原車庫 広島センター - 広島駅間は八丁堀のみ停車。
広島センター-広島駅-矢賀-大須-下温品-上温品-寺分-小河原車庫
下温品 - 登石 - 小河原車庫 - 地区センター 下温品発着は1往復のみ。
小河原車庫→馬木料金所ぬくしなバイパス→矢賀4丁目→広島駅→広島センター 平日朝2便のみ
備考
  • 路線としての全区間は「広島バスセンター - 下温品 - 小河原車庫 - 地区センター」間だが全区間を直通する便はない。小河原車庫 - 地区センター間は1日8往復のみ。

30号線(高陽線)[編集]

系統 ルート 特記事項
30 広島駅-合同庁舎-バスセンター-基町-千足-矢口-玖村駅前-玖村車庫
広島駅-合同庁舎-バスセンター-基町-千足-矢口-矢口が丘-玖村駅前-玖村車庫 1日3往復のみ
備考
  • 広島駅 - 上岩の上間は中国JRバス(高陽A団地行き・深川台・上深川行き)と広島交通(高陽A団地、高陽C団地、深川台、深川経由大林行き、深川経由桐陽台行き)と競合。

31号線(翠町線)[編集]

系統 ルート 特記事項
31 広島駅→比治山トンネル→出汐2丁目→翠2丁目→県病院→県立広島大学前→段原中央→比治山トンネル→広島駅 循環バス。平日朝は県病院発広島駅ゆきがある

50号線(東西線)[編集]

系統 ルート 特記事項
50 広島駅 - 平塚町 - 御幸橋 - 広商入口 - 観音新町 - 草津 - アルパーク 一部は御幸橋 - アルパークの運行。
平日朝は吉島東発広島駅行きがある。
備考
  • 庚午橋 - アルパーク間の宮島街道は25号線と重複する。
  • かつては広島電鉄と共同運行していた。

51号線(平塚線)[編集]

系統 ルート 特記事項
51 広島駅→平塚町→田中町→中電前→市役所前 土曜・休日運休

広島国際フェリーポート線[編集]

系統 ルート 特記事項
広島駅 - 八丁堀 - 紙屋町 - 市役所前 - 広島国際フェリーポート 接続する航路休止により現在運休中

定期観光バス[編集]

下記コースが全便予約制で運行されていたが、2013年11月30日の運行を最後に全コースが廃止となった。

  • Aコース(広島駅縮景園広島城(車窓)→ひろしま美術館平和公園→広島駅)
  • Bコース(広島駅→縮景園→広島城(車窓)→ひろしま美術館→平和公園→広島駅→宮島口→宮島
  • C1コース(広島駅→縮景園→広島城(車窓)→ひろしま美術館→平和公園→宮島口→宮島→宮島口→広島駅)
  • C2コース(広島駅→宮島口→宮島→宮島口→平和公園→ひろしま美術館→広島城(車窓)→縮景園→広島駅)
  • D1コース(広島駅→宮島口→宮島→宮島口→広島駅)
  • D2コース(広島駅→宮島口→宮島→宮島口→広島駅)
  • Eコース(広島駅(9:30・12:30発)→宮島口)
    • 広島駅は新幹線口ホテルグランヴィア広島前
    • 12月1日 - 2月末日は全便運休となっていた。

車両[編集]

路線車両は日産ディーゼル(当時、現「UDトラックス」)三菱ふそうが在籍しているが、2000年までの導入車両は殆ど富士重工ボディを架装している。尚、97年に導入したノンステップバスは全て三菱ふそうで、三菱自動車バス製造(MBM)(当時、現「三菱ふそうバス製造」)架装の車両である。2003年春には富士重工がバスボディ製造から撤退した関係で、2010年まで一時的に西日本車体工業三菱ふそう及び日産ディーゼルの導入も行われた他、2009年からは三菱自動車バス製造架装の三菱ふそう及び日産ディーゼルの導入も行われている(日産ディーゼルのバス事業撤退後は三菱ふそうのみ導入)。路線車約200台のうち、ほとんどが大型車だが、商工センター循環線(28号線)用に中型車が2台在籍している(この2台は、三菱ふそうのエアロミディである)。
2000年頃からは富士重工ボディの東京都交通局日産ディーゼルの中古車両が数多く導入された。導入された車両の中には「都市新バス仕様車」と呼ばれる車両も転入していた。また、三菱ふそう新呉羽自動車工業三菱自動車工業架装車両も数は少ないが導入していた(現在は廃車されている)。
2005年頃からは西武バス東急バスからの移籍車両も導入。富士重工ボディの日産ディーゼルが大半である。更に2010年頃からは立川バス横浜市交通局相鉄バス羽田京急バス三菱自動車バス製造(MBM)架装の三菱ふそう車両も導入されている。

観光車両は約35両が在籍、日産ディーゼル三菱ふそうを採用しているが、ハイデッカー車は富士重工製を、スーパーハイデッカー三菱ふそうエアロクィーンを導入している。

2007年に県内の路線バス事業者としては初の新型エアロエース導入事業者となった。ただし観光バス専業事業者も含むと福山市のアシナトランジット株式会社のほうが導入が早かったため広島県内では2番目の導入である。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b c d “株式の取得(子会社化)に関するお知らせ(平成24年3月)” (PDF) (プレスリリース), 広島電鉄, (2012年3月9日), http://www.hiroden.co.jp/ir/report/oshirase_20120309.pdf 2012年3月10日閲覧。 
  2. ^ a b c 『広島バス60年史』9ページ
  3. ^ 『広島バス60年史』16ページ
  4. ^ 『広島バス60年史』22ページ
  5. ^ a b c d 『広島バス60年史』85ページ
  6. ^ a b 『広島バス60年史』23ページ
  7. ^ 『広島バス60年史』8ページ
  8. ^ a b c d e 『広島バス60年史』79ページ
  9. ^ 『広島バス60年史』12ページ
  10. ^ a b 『広島バス60年史』83ページ
  11. ^ a b c 『広島バス60年史』86ページ
  12. ^ 『広島バス60年史』30ページ
  13. ^ 広島バス・広電バスの連絡定期券廃止について”. 広島バス (2009年2月12日). 2012年3月11日閲覧。
  14. ^ 『広島バス60年史』82ページ
  15. ^ a b 『広島バス60年史』94ページ
  16. ^ 『広島バス60年史』89ページ
  17. ^ 『広島バス60年史』87ページ
  18. ^ 『広島バス60年史』80ページ
  19. ^ a b 『広島バス60年史』81ページ

参考文献[編集]

  • 『広島バス60年史』広島バス60年史編集委員会編、広島バス、2010年8月。

外部リンク[編集]