平野耕太

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平野耕太
Kouta Hirano 20080705 Japan Expo 04.jpg
本名 平野 耕太
生誕 1973年7月14日(42歳)
東京都足立区
国籍 日本
職業 漫画家
活動期間 1998年 -
ジャンル 青年漫画
代表作 HELLSING
ドリフターズ』その他
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平野 耕太(ひらの こうた、1973年7月14日 - )は、日本漫画家、同人作家。東京都足立区出身・在住。アクション・ギャグ作品を主に手がける。愛称は「ヒラコー」[1]

来歴[編集]

高校時代は漫画研究部の部長を務め、その後、専門学校東京デザイナー学院アニメーション科に入学し、中退。同校の漫画研究会に所属し、在学中に『COMICパピポ』(フランス書院)に掲載された『COYOTE』でデビュー。

デビューから暫くは成人向け漫画を執筆していたが、既にその頃からストーリー展開やギャグ部分に独特の雰囲気が存在していた。その後、一般雑誌に転向し『コミックガム』にて、同人誌に全てを賭けるオタク達の野望と狂気を描いた『大同人物語』でカルト的な人気を得るが、連載中断のまま未完となった。

また1997年には『ファミ通PS』で『進め!!聖学電脳研究部』を連載、掲載雑誌の方向性をしばしば逸脱したゲーム紹介やストーリーの脱線などで話題を集めたが、出版関連の騒動から近年の角川書店版発売まで単行本が余り出回らなかった(角川書店版の後書きで騒動の顛末が書かれている)。1998年より『ヤングキングアワーズ』にてイギリス国教会カトリックのヴァンパイアハンターおよびナチスの吸血鬼軍団による三つ巴の戦いを描く『HELLSING』を連載、同作は10年近い長期連載へと至る人気作となり、漫画家としての知名度を確立する事になった。

2009年に『HELLSING』を完結させ、新たに各時代の武士軍人達が異世界で戦う『ドリフターズ』の執筆を開始した。

作風[編集]

作品中ではナチスが登場することも多い。デビュー作の『COYOTE』ではレジスタンスとナチス・ドイツを髣髴とさせる軍事国家との戦いが描かれ、『HELLSING』では物語のキーとなる形で登場する。

ベタを多用し陰影を強調した画、特異なデッサン・ポーズ、そして芝居がかった大仰な台詞回しが特徴である。この独特の修辞法は佐藤大輔の小説やウィンストン・チャーチルの演説などから影響を受けているとされる。また、前者の描画法は日本国内の漫画家では珍しいが、アメコミでの一般的なデフォルメに近い形式である。

長編作品ではシリアスな物語を基本とする一方で、ネタに走った場面や短編・エッセイ風の作品も描く。一方でギャグシーンなどでゲーム、漫画、アニメ、映画、音楽などの話題が唐突に登場したり、背景としてペンギン村風の光景(山や雲などに笑顔)などパロディをさしこむこともある。

登場人物は男女を問わず手袋眼鏡を着用しているキャラクターが多い。巨乳メガネ、ネコ(女役)になる美少年を好む。眼鏡キャラには偏愛があり、『天空の城ラピュタ』の登場人物であるムスカ大佐が自身の精神世界で最上位に来ると『アニメージュ』で語ったことがある。同じくふしぎの海のナディアの敵役であるガーゴイルからの影響もたびたび語る。

『HELLSING』や『ドリフターズ』の単行本巻末には、近況、ブラックジョーク、ヤクザ映画などのパロディ、筆の向くままの奇声などを描くコーナーが存在する。

女性器描画における陰毛表現についてこだわりを持っており、一般誌に移ってからも折にふれて主張。「無毛・パイパン以外認められない。魅力的なキャラクターでも陰毛が生えているだけで台無しになる。」例に挙げるのはトップをねらえ!のタカヤ・ノリコなど。また、同人誌で扱う性描写には強姦ものが多い。

しばしばコマの外にアシスタント募集の旨を綴った文が見られた。最初のうちはごく普通の告知であったが、回を重ねるごとに懇願しているかのようなものになっていった[2]

近況漫画に出てくる2人のうちツッコミを担当している方が、友人で漫画家の山田秋太郎である。山田とは同人サークルを共同で主宰したこともあった。

人物[編集]

ジャパン・エキスポでのパフォーマンス(2008年)

単行本の後書き・巻末コメントやTwitter、公式サイト・ブログなどのインターネット上では過激かつひょうきんな一面をあらわすことでも話題にあがる。 ただしこうした発言はあくまでオタクが定型的に用いるネタであるとしている。

自画像では黒のサファリ帽を被り、黒いワイシャツネクタイを締めワッペンを沢山貼ったジャケットをまとった、太った眼鏡の男として登場する。

エピソード[編集]

  • 伊集院光電気グルーヴ大槻ケンヂなどによる深夜ラジオ、VOWアスキー月刊OUTなど投稿雑誌の影響下にあったことを公言している[3]。いずれも1990年代前半におけるサブカルシーンの本流であり「過激なことを言ったもの勝ち」な風潮であった。
  • ラブドール・等身大人形を複数所有している。引越しにおける扱いづらさを赤裸々に語り、笑いをさそった。オリエント工業製を愛用している[4]
  • 1999年には同人イベント「コミックマーケット」のカタログ表紙も担当していた。

作品リスト[編集]

継続中の作品[編集]

単行本化された完結作品[編集]

収録作品「上海遊撃隊」「砂漠の用心棒」「私の足ながパトロン」「儂も若い頃は無茶したもんじゃ」「テクノ番長」「テクノ番長SS(スーパーズ)」
  • 補足
新世紀エヴァンゲリオン』のいわゆる商業アンソロジーでは、他の作家とのオムニバス短編が数点確認されている。内容はスラップスティック・ギャグの体裁に仕上がっている。

単行本未収録作品[編集]

  • ANGEL DUST(COMICパピポ 1996年(フランス書院)):『COYOTE』の続編。全10話。※出版社により原稿紛失。
  • HIANDLOW(ヤングキングアワーズ(少年画報社))〈読み切り〉
  • ガンマニアウルトラジャンプ集英社))
  • 進め!以下略(季刊少年エース増刊桃組→コンプエース(ともに角川書店))
  • 彼らの週末(月刊アフタヌーンシーズン増刊 2001年Winter号(講談社))〈読み切り〉
  • BE WILD!!(月刊少年ガンガン(スクウェア・エニックス))〈読み切り〉
  • HELLSING(快楽天 1996年10月号(ワニマガジン社)):同名の長編作品のパイロット版。〈読み切り〉※成人向け漫画
  • 無敵の魔法教師カワハラーZ(快楽天 1996年7月号(ワニマガジン社)〈読み切り〉※成人向け漫画
  • 大総統サバサバ(快楽天 1997年2月号(ワニマガジン社))〈読み切り〉※成人向け漫画
  • ブービートラップ(快楽天 1997年4月号(ワニマガジン社)〈読み切り〉
  • イカす総統天国(コミック零式 1998年Vol.6(リイド社))〈読み切り〉※成人向け漫画
  • 美少年で名探偵でドエス(電撃大王GENESIS 2010SUMMER)〈連載〉(アスキー・メディアワークス)※連載の予定であったが掲載は1話目のみ、翌号以降休載。
  • HELLSING外伝 THE DAWN(ヤングキングアワーズ増刊号(少年画報社)不定期連載)※掲載誌の休刊に伴い休載。

挿絵[編集]

関連項目[編集]

作風だけでなく作者本人の個性から、友人である漫画家達の作品に何度かキャラクターとして登場している。

脚注[編集]

  1. ^ ヒラコー新作「DRIFTERS」はアワーズ6月号から”. コミックナタリー (2009年3月30日). 2013年10月5日閲覧。
  2. ^ 『大同人物語』の連載中断時には、掲載誌の『コミックガム』誌上で、何度かアシスタントの募集が公式に行われていた。
  3. ^ 2013年02月09日 18:40の自身のTwitter
  4. ^ 2013年10月17日 22:05の自身のTwitter

外部リンク[編集]