三笠駅 (北海道)

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三笠駅
復元された旧幌内太駅舎
復元された旧幌内太駅舎
みかさ
Mikasa
所在地 北海道三笠市本町
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
電報略号 カサ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
開業年月日 1882年明治15年)11月13日
廃止年月日 1987年昭和62年)7月13日
乗入路線 2 路線
所属路線 幌内線
キロ程 10.9km(岩見沢起点)
萱野 (4.6km)
(3.9km) 唐松
所属路線 幌内線(支線)
キロ程岩見沢起点)
(1.2km) 幌内住吉
備考 幌内線廃線に伴い廃駅
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三笠駅(みかさえき)は、北海道三笠市本町にかつて存在した、北海道旅客鉄道(JR北海道)幌内線である。1882年明治15年)11月13日に開業。1987年昭和62年)7月13日の幌内線の全線廃止に伴い、廃駅となった。電報略号カサ

歴史[編集]

1976年の三笠駅と周囲750m範囲。左が岩見沢方面。右が幾春別方面。右下が貨物支線になった幌内方面。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

三笠駅の前身である幌内太駅(ほろないぶとえき)は、1878年(明治11年)当時の開拓事業停滞の打開策として打ち出された炭田開発の一環として、茅沼炭鉱に次いで開山した北海道内2番目の炭鉱である幌内炭鉱から、札幌を経由して小樽港まで石炭を運ぶ目的のために敷設された北海道内最初の鉄道である幌内鉄道の主要駅として開業した。先に開通していた手宮 - 札幌間の手宮駅、住吉駅(現在の南小樽駅)、銭函駅札幌駅に次いで、同時開業の江別駅幌内駅と共に北海道内で5番目に古い駅であった。

  • 1882年(明治15年)
    • 8月:幌内太機関室(後の幌内太機関庫)設置。
    • 11月13日:官営幌内鉄道の札幌 - 幌内間開業に伴い、幌内太駅(ほろないぶとえき)として新設。一般駅
  • 1888年(明治21年)12月10日:当駅・郁春別(後の幾春別)間開業。
  • 1889年(明治22年)12月11日:北海道炭礦鉄道に譲渡。
  • 1901年(明治34年)5月:跨線橋設置。
  • 1906年(明治39年)10月1日:北海道炭礦鉄道の鉄道路線国有化により、国有鉄道に移管。
  • 1910年(明治43年)5月:幌内太機関庫が岩見沢機関庫幌内太分庫となる。
  • 1914年(大正3年)10月:三笠炭砿(後に住友に買収されて唐松炭砿と改称)から当駅積込場へ馬車軌道4.8 km 敷設。
  • 1929年(昭和4年)12月25日:唐松駅開設により、唐松炭砿からの馬車軌道廃止。
  • 1940年(昭和15年)9月:跨線橋改築。
  • 1944年(昭和19年)4月1日:駅名を三笠駅に改称。
  • 1958年(昭和33年)3月:駅舎および跨線橋を改築。
  • 1981年(昭和56年)5月25日:貨物の取り扱いを廃止。
  • 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取り扱いを廃止。
  • 1987年(昭和62年)
    • 4月1日:国鉄分割民営化により、JR北海道へ承継。
    • 7月13日:幌内線の全線廃止に伴い、廃駅となる。

駅名の由来[編集]

開設時の駅名「幌内太」は、幌内川幾春別川に合流する地点を指すアイヌ語のポロ=ナイ=プト(大きな川の入り口)に当て字をした地区名を採用したもの。一方当地全体はイ=チキル=ウシまたはイ=チャル=ウシ(の足跡が多い)がイチキシリに転訛して当て字された「市来知村」と呼ばれていたが、空知集治監が設置された1882年明治15年)頃からその裏山が奈良の三笠山に似ていることが言われていた。1906年(明治39年)に市来知、幌内、幾春別の三村合併の折にその名を採用して「三笠山村」とした。その後1942年昭和17年)9月の町制施行に伴い「三笠町」となったが、駅名が「三笠」に変わるのは、1944年(昭和19年)1月の字名改正で「幌内太」という地名が全く消えた後の同年4月である[1]

駅構造[編集]

1面1線の単式ホームと1面2線の島式ホームを複合した計2面3線のホームと線路を有する、列車行き違い可能な有人駅で、ホーム間は跨線橋で結ばれていた。当駅から分岐する幌内に至る貨物支線は、当駅の岩見沢方で分岐しており、幌内方面への列車は当駅のホームに直接入線できない配線であった。 また、機関庫開設当初はデルタ線(Y線)、後に転車台入換設備が設けられた。

駅周辺[編集]

駅跡[編集]

現在、三笠駅は三笠鉄道村三笠ゾーン(クロフォード公園)として現在も活用されており、跨線橋とホームが現存している。廃止後、駅舎を取り壊し、初代駅舎を再現した上で再整備されている。

隣の駅[編集]

北海道旅客鉄道(JR北海道)
幌内線
萱野駅 - 三笠駅 - 唐松駅
支線
三笠駅 - (幌内住吉駅) - 幌内駅
※幌内住吉駅は三笠・幌内間の旅客営業が廃止された1972年(昭和47年)に廃駅。

脚注[編集]

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  1. ^ 新三笠市史 平成5年1月発行。P3,28,346等。及び1944年3月27日付け官報ただし三笠市史、新三笠市史ともに駅名改正は1943年(昭和18年)9月としている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]