帰らざる河

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帰らざる河
River of No Return
River of No Return - poster 1954.jpg
監督 オットー・プレミンジャー
脚本 フランク・フェントン
製作 スタンリー・ルービン
出演者 ロバート・ミッチャム
マリリン・モンロー
音楽 シリル・J・モックリッジ
ライオネル・ニューマン(指揮)
撮影 ジョセフ・ラシェル
編集 ルイス・R・レフラー
配給 20世紀フォックス
公開 アメリカ合衆国の旗 1954年4月30日
日本の旗 1954年8月24日
上映時間 91分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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帰らざる河』(かえらざるかわ、River of No Return)は、1954年アメリカ西部劇映画である。

ストーリー[編集]

ゴールドラッシュで沸くアメリカ北西部の町に、9歳になる息子マークを探してマットがやってくる。マークは酒場の歌手ケイが世話をしていた。マークを引き取ったマットは、新しく手に入れた農場でマークと二人の生活を始める。二人が町を去った後、ケイの元に恋人のハリーが現れ、ギャンブルで念願の金鉱の権利を手に入れたことを伝え、金鉱を登記するためにケイを連れてカウンシル・シティーに向かう。

ある日、マットは農場の近くを流れる河の急流に流されている筏を見つけ、乗っていた二人の男女を助け出す。筏に乗っていたのはケイとハリーであり、ハリーがギャンブルでイカサマをしたことが発覚する前に登記を済ませようと河を下る途中だった。しかし、マットから「急流の河をこれ以上下るのは無理だ」と忠告されたハリーは、銃で脅して馬と食料を奪い取る。抵抗したマットを気絶させたハリーに、ケイは「怪我人と子供を残しておけない」と言い農場に残り、ハリーは一人でカウンシル・シティーに向かう。しかし、ハリーが去ると同時に農場が先住民に襲撃されそうになったため、マット、マーク、そしてケイは筏で河を下り、直後にマットの家は先住民に焼き討ちされる。

マットは途中の土地で休憩するが、彼がハリーを殺すつもりだと知ったケイは筏を河に流そうとする。マットは寸前で筏を固定し、ケイに「次にやったら殺す」と警告して河下りを再開する。ケイは、ハリーが念願の金鉱を手に入れるために必死だったことを語り許してもらおうとするが、マットは聞き入れず、彼女はマークの目の前で、マットが人殺しを犯して刑務所に入っていたことを暴露してしまう。マットは「友人を守るために仕方なく殺した」と語るが、マークはショックを受けてしまい、ケイは軽はずみな発言をしたことを後悔する。三人は途中の土地で再び休憩するが、そこでマットがピューマに襲われる。マットは通りがかった二人組の金鉱堀りに助けられるが、二人がハリーを追っていることを聞かされる。二人は危険な河下りをするケイに「自分たちと馬で来ないか」と誘うが、ケイはマットと河を下ることに決める。

三人は河下りを再開するが、急流に差し掛かったところで再び先住民に襲撃される。マットは先住民たちと闘いながら筏を守り抜き、無事にカウンシル・シティーに到着する。ハリーを殺そうとするマットに対し、ケイは「ハリーを説得して謝罪させる」と提案し、一人でハリーのいる酒場に向かう。ケイはマットに謝罪するように説得するが、ハリーは聞く耳を持たなかった。ケイに迫られ仕方なくマットのいる雑貨店に向かったハリーは、鉢合わせたマットに向けて発砲し、彼を殺そうとする。ハリーはケイを振り払い止めを刺そうとするが、背後からマークに銃で撃たれ殺される。ケイは震えるマークを抱きしめ「仕方なかった」と彼を慰める。その後、ケイはカウンシル・シティーの酒場で歌手として仕事を始めるが、そこにマットが現れて強引に彼女を連れ出してしまう。マットは「家に帰ろう」と語りかけ、それを聞いたケイはマット、マークと共に彼らの家に向かう。

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
NET フジテレビ テレビ朝日
マット・コールダー ロバート・ミッチャム 浦野光
ケイ・ウェストン マリリン・モンロー 向井真理子
ハリー・ウェストン ロリー・カルホーン 山田康雄 羽佐間道夫 仲村秀生
マーク・コールダー トミー・レティグ 太田淑子 松田洋治
サム・ベンソン ダグラス・スペンサー 杉田俊也 及川ヒロオ
デイヴ・コルビー マーヴィン・ヴァイ 内海賢二

パロディ[編集]

1976年夏、帝都高速度交通営団(現:東京地下鉄)のマナーポスターに、ギターを傘に変えた「帰らざる傘」が「独占者」(『独裁者』のパロディ)と共に、非常に話題を呼んだ。このポスターを貼り出した銀座駅では、10枚中7枚が盗まれる騒ぎを起こしたという[1]

参考文献[編集]

  1. ^ マナーポスター - ウェイバックマシン(2012年3月31日アーカイブ分) - メトロ・スコープ[メトロ文化財団イベントガイド]

外部リンク[編集]