希望の国のエクソダス

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希望の国のエクソダス』(きぼうのくにのエクソダス)は、村上龍の小説。1998年から2000年にかけて雑誌『文藝春秋』で連載され、2000年7月に文藝春秋から刊行された。

あらすじ[編集]

経済が停滞し閉塞感の漂った現在の日本。そんな現在社会に絶望した約80万人の中学生達は2001年6月のある日、突然CNNで報じられた、日本を捨てパキスタンで地雷処理に従事する16歳の少年に触発され、学校を捨てる。彼らが結成したネットワーク『ASUNARO』は、インターネットなどを駆使して新たなビジネスを始める。最終的には、北海道に広大な土地を購入し30万人規模で集団移住、都市および経済圏を独自に作り上げ、「日本からの実質的な独立」を果たす。

解説[編集]

村上は執筆にあたり経済・教育など数々の専門家に取材を行ったとされ、その時の資料は「『希望の国のエクソダス』取材ノート」として刊行されている。

その他[編集]

当作の主人公は2011年より2014年にかけて『文藝春秋』にて連載された村上の長編小説、『オールド・テロリスト』にも主人公として登場する。『オールド・テロリスト』の作品世界は、当作の後年の世界として設定されている。

刊行リスト[編集]