希望の党

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日本の旗 日本政党
希望の党
Party of Hope
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希望の党ロゴタイプ
代表 小池百合子
成立年月日 2017年9月25日[1]
前身政党 都民ファーストの会
民進党(一部)
本部所在地
〒171-0022
東京都豊島区南池袋2-12-8[1]
衆議院議席数
11 / 475   (2%)
(2017年9月28日現在)
参議院議席数
3 / 242   (1%)
(2017年9月28日現在)
政治的思想・立場 保守主義[2]
公式サイト 希望の党
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希望の党(きぼうのとう、: Party of Hope)は、日本の政党

東京都議会地域政党都民ファーストの会」(東京都知事小池百合子の支持基盤)が国政進出する形で、小池に近い議員が中心となって2017年(平成29年)9月25日に結成された。

9月28日には民進党と合流をし、第48回衆議院議員総選挙の公認候補の半数以上は同党出身の議員が占める[3][4]。この合流の際に、理念や政策が異なる民進党出身のリベラル系議員は、10月3日に結成された立憲民主党へ入党したり無所属に転じたりした(詳しくは後述)。

党史[編集]

前史[編集]

2016年(平成28年)7月31日の東京都知事選挙で、衆議院議員であった小池百合子は、所属していた自由民主党の推薦を得ずに立候補し当選。その後、自民党が第1党を占めていた東京都議会を自身の基盤とすべく、9月20日に地域政党都民ファーストの会」を結成[5]2017年(平成29年)7月2日の東京都議会議員選挙で、都民ファーストの会は都議会第1党の座を自民党から奪取した[6]

国政では、若狭勝がいち早く小池支持を表明していた。若狭は小池の議員辞職に伴う補欠選挙に自民党公認で出馬し当選したが、親小池の立場を貫いた。7月3日、小池と若狭が自民党を離党する[7]。7月13日、若狭が政治団体「日本ファーストの会(にっぽんファーストのかい)」を結成、国政政党結成を目指した[8]

若狭は国政政党を作るにあたり、民進党を離党した長島昭久衆議院議員、細野豪志衆議院議員をはじめ、日本維新の会を除名された渡辺喜美参議院議員など複数の他党出身国会議員に参加を打診した[9]

結党[編集]

9月25日、小池が記者会見にて自身が代表を務める「希望の党」を発表した[10]。党名は小池が主宰する政治塾「希望の塾」から名付けられた[11]。同日付で総務省に設立を届け出た。登録メンバーは現役国会議員9名であった[12]

27日、小池および結党メンバーとなる国会議員14人による記者会見で「希望の党」の旗揚げを正式発表[13]、党の綱領および基本政策も併せて発表された[14]。代表以外の役職については「選挙後に決める」としている[15]

なお、結党メンバーとして設立会見に参加した国会議員14人は、新党構想において中心的役割を果たした若狭勝細野豪志をはじめ、4月から9月にかけて民進党を除籍された長島昭久横山博幸木内孝胤鈴木義弘笠浩史後藤祐一松原仁(このうち鈴木、笠、後藤は細野が創設した党内グループ自誓会」に所属していた[16])、内閣府副大臣を辞任し自民党から移籍した福田峰之日本のこころ代表を辞任して移籍した中山恭子参議院会派無所属クラブ」所属の行田邦子松沢成文無所属野間健[17][18][19][20]

これに先立つ26日夜、小池と民進党代表である前原誠司が極秘に会談し、民進党と希望の党の合流が協議され、これについて最終調整に入ることで合意がなされていたことが、27日午後報道によって明らかとなった[注 1][注 2][22]。さらに、一部報道ではこれに加え、小沢一郎代表率いる自由党も含めた3党での連携も視野に入れた動きも報じられている[23]松井一郎大阪府知事率いる日本維新の会は、今回の総選挙についてお互いの本拠地である東京都と大阪府の選挙区について、希望の党との候補者調整を行うとした。ただし、維新は希望の党への合流については否定した[24]

9月28日、臨時国会の召集冒頭で衆議院が解散。この日の午前、前原代表は民進党の常任幹事会において、党として比例代表を含め公認候補を擁立せず、希望の党に公認申請を依頼し、事実上希望の党と合流することを提案した。労組出身の議員から「全員が行けるのか?」と心配する声が上がるが、前原はそれに対し「全員が行ける」と説明した[25]。異論が続出したものの、常任幹事会は最終的に希望の党への合流を了承した[26]。さらに午後に行われた両院議員総会において、全会一致で採択される。これにより民進党は事実上の「解党」して希望の党との合流が決定したと報じられた[27]

しかし小池は、民進党出身議員を希望の党側で選抜するとし、民進党全体との合流は否定した[28]。これに反発した民進党のリベラル系議員が希望の党への合流を拒否し、枝野幸男を代表として『立憲民主党』を結党し、立憲民主党の公認候補として立候補した[29]ほか、一部議員は無所属での出馬を表明している。

第48回総選挙[編集]

第48回衆議院議員総選挙について小池は、衆議院の単独過半数に当たる233人以上の公認候補者を擁立する考えを表明[30]。10月3日、第1次公認192人(民進党からの移動組が110人、希望の党の生え抜きが82人)を[3]、翌4日には第2次公認9人[4]を、5日には第3次公認3人を[31]それぞれ発表。

9月30日、希望の党の小池・日本維新の会の松井両代表が記者会見を行い、お互いの本拠地での候補者調整に合意したことを正式発表[32]。大阪府の選挙区に希望は公認候補を立てず、逆に東京都の選挙区では維新が公認候補の取り下げを行った。

第1次公認発表と同じ10月3日には、自由党の小沢一郎代表が記者会見を開き、自由党の3人の立候補予定者が希望の党から公認されたことなどを受け、民進党同様、党として公認候補は擁立せず、3人は希望の党に移籍させる一方、小沢代表ならびに自由党幹事長・玉城デニーは、党籍を残したまま無所属での出馬を発表[33]

なお、党の方針として「政党の党首を経験した人は公認しない」としており、元滋賀県知事・嘉田由紀子は、今回の総選挙に出馬するに当たり希望の党への入党および公認を目指していたが、嘉田はかつて日本未来の党の代表を務めていたため、希望の党側から公認を断られたため、無所属で出馬[34]。また一時は、希望の党の入党打診があった維新出身でかつてみんなの党の代表だったこともある渡辺喜美参院議員は、衆院への鞍替え出馬を模索していたが、小池ら希望の党側の「参議院に残ってほしい」旨の要請により出馬を断念[35]

10月5日、希望の党と都民ファーストの会が、政策協定を結び、衆議院選挙で選挙協力を行っていくことを確認[36]

10月9日、比例近畿から立候補する樽床伸二が党選対事務局長に就任することを発表した[37]

10月10日午前、報道各社に対し、比例単独名簿34人分(順位なし)を発表。公示日当日までずれ込むという異例の発表遅れとなった。順位がついていない理由を新聞社が問い合わせたところ、党本部は「よく分からない」と回答した[38][39]。同日午後、重複を含めた順位付きの比例名簿を発表した[40]

小選挙区198名、比例代表234名(内単独37、重複197)計235名を公認した。小選挙区単独の立候補者は静岡5区の細野豪志のみである。代表の小池百合子が出馬するか否か公示直前まで話題となったが、本人は都政に専念することを理由に「100%出馬しない」とコメントし、宣言通り総選挙には出馬しなかった[41]

政策[編集]

財政出動を抑え、財政再建を推し進め緊縮策を進め、議員定数の削減等の身を切る改革、徹底した規制緩和経済特区の設立、農業補助金廃止、公共事業の削減、民営化路線を取る等市場重視の立場を取る自由競争小さな政府路線を目指す。一方、女性の社会進出促進やLGBT等の保護、外国人労働者の活用、多様性重視、子育て支援等ではリベラル寄りの政策を示す等一定の配慮も掲げる。社会保障制度はベーシックインカムの導入により社会保障給付の複雑な体制を廃止して一律化を目指す。外交面では日米安保の堅持と強化、安保法制の追認、憲法9条等の憲法改正を目指すなど親米保守色を強く打ち出している[42]

  • 希望の政治
    1. しがらみのない政治
    2. 議員定数・議員報酬の縮減
    3. 行政改革・徹底した情報公開
    4. 真の地方分権の確立
  • 希望の社会
    1. 女性政策など、ダイバーシティ政策の確立
    2. 多様な教育(奨学金、高度研究、生涯教育)
  • 希望の経済
    1. 消費税対応、実感できる景気回復の実現
    2. ポストアベノミクスに替わる成長戦略 不動産の有効活用 AI 金融
  • 希望を守る環境・エネルギー
    1. 原発ゼロとゼロエミッション社会への行程作成
    2. フードロス対策など
  • 憲法改正
    1. 希望溢れる日本の礎


役職[編集]

役員[編集]

代表 小池百合子

党勢[編集]

衆議院[編集]

選挙 当選/候補者 定数 得票数(得票率) 備考
選挙区 比例代表
(結党時) 6/- 475 入党+51

参議院[編集]

選挙 当選/候補者 非改選 定数 得票数(得票率) 備考
選挙区 比例代表
(結党時) 3/- - 242

所属国会議員[編集]

衆議院議員
鈴木義弘
比例北関東、衆2
笠浩史
神奈川9区、衆5
後藤祐一
神奈川16区、衆3
福田峰之
比例南関東、衆3
若狭勝
東京10区、衆2
松原仁
比例東京、衆6
長島昭久
比例東京、衆5
木内孝胤
比例東京、衆2
細野豪志
静岡5区、衆6
横山博幸
比例四国、衆1
野間健
鹿児島3区、衆2
参議院議員
2019年改選 行田邦子
埼玉、参2
中山恭子
比例、参2
松沢成文
神奈川、参1衆3
2022年改選

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 日本経済新聞によれば、民進党側では、この合意に至る前に28日に予定されていた衆院解散を控え、「希望の党との合流を含めた野党再編へ調整を急いでいた」とされる[21]
  2. ^ 日本テレビの報道によれば、当初、民進党内には希望の党代表である小池の掲げた政策や政治手法に否定的な意見もあったが、「安倍政権を倒すためという一点で合流にさほど異論は出ないだろう」という意見が同党内の大勢であるとのことである。[22]

出典[編集]

  1. ^ a b “政治資金規正法に基づく政治団体の届出” (PDF) (プレスリリース), 総務省, (2017年9月25日), http://www.soumu.go.jp/main_content/000509359.pdf 2017年9月26日閲覧。 
  2. ^ “「希望の党」綱領の原案 「寛容な改革保守政党目指す」”. NHK. (2017年9月26日). http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170926/k10011157591000.html 2017年9月27日閲覧。 
  3. ^ a b 希望の1次公認192人=小池氏「出馬100%ない」【17衆院選】時事通信 2017年10月3日
  4. ^ a b 希望 2次公認発表 1次の2人取り消し公認候補は199人に
  5. ^ “小池都知事の政治団体「都民ファーストの会」発足”. スポーツ報知. (2016年9月21日). http://www.hochi.co.jp/topics/20160921-OHT1T50008.html 2017年7月10日閲覧。 
  6. ^ 自民、歴史的惨敗の23議席…小池氏勢力過半数讀賣新聞 2017年7月3日02時16分
  7. ^ 自民、小池百合子都知事の離党了承 若狭勝衆院議員も”. 産経新聞 (2017年7月3日). 2017年7月4日閲覧。
  8. ^ “輝照塾 国政見据え「若狭塾」開講 10月にも新党”. 毎日新聞. (2017年9月16日). https://mainichi.jp/senkyo/articles/20170917/k00/00m/010/056000c 2017年9月16日閲覧。 
  9. ^ 若狭氏が多数接触 細野氏、長島氏、松沢氏参加か日刊スポーツ 2017年8月8日
  10. ^ “小池百合子氏「希望の党」結党宣言、国政にも関わる”. ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. (2017年9月25日). https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201709250000446.html 2017年9月25日閲覧。 
  11. ^ 新党名「希望の党」で調整 若狭氏「党首は国会議員」中日新聞 2017年9月23日
  12. ^ 「希望の党」設立を届け出 国会議員は9人日テレ 2017年9月25日
  13. ^ “希望の党 小池代表が会見 「日本をリセットする」”. NHK. (2017年9月27日). http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170927/k10011158011000.html 
  14. ^ “希望の党綱領全文”. 日本経済新聞. (2017年9月27日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS27H0S_X20C17A9000000/ 
  15. ^ “小池代表の「希望の党」設立会見 細野氏も参加”. 静岡新聞. (2017年9月27日). http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/election_shugiin/406504.html 
  16. ^ “「小池新党」28日までに結成 細野、若狭氏が大筋合意”. 東京新聞. (2017年9月19日). http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201709/CK2017091902000118.html 
  17. ^ “希望の党設立会見参加の国会議員”. 共同通信. (2017年9月27日). https://this.kiji.is/285589076164576353 
  18. ^ “結党記者会見に参加した国会議員 希望の党”. 日本経済新聞. (2017年9月27日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS27H0R_X20C17A9MM0000/ 
  19. ^ “「希望の党」参加議員【17衆院選】”. Yahoo!ニュース. 時事通信. (2017年9月27日). https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170927-00000047-jij-pol 
  20. ^ “【希望の党】長島昭久衆院議員、中山恭子参院議員らが参加 設立会見出席の国会議員一覧”. 産経新聞. (2017年9月27日). http://www.sankei.com/politics/news/170927/plt1709270040-n1.html 
  21. ^ 小池氏が「希望」結成 民進、合流へ調整  日本経済新聞 2017年9月27日9:56配信
  22. ^ a b 「民進党」が「希望の党」に合流で最終調整日テレニュース242017年9月27日15:03配信 配信日に確認)
  23. ^ 民進「希望」と連携調整 前原氏、小池・小沢氏と会談 解党論も東京新聞 2017年9月27日
  24. ^ 【衆院解散】日本維新の会、希望の党と候補者調整協議へ 産経新聞 2017年9月28日
  25. ^ “「全員が行ける」から一転…希望の党“リベラル切り”の舞台裏”. AERA. (2017年10月11日). https://dot.asahi.com/aera/2017101000078.html?page=1 2017年10月11日閲覧。 
  26. ^ “前原氏「希望に合流」表明=民進、常任幹事会で了承【17衆院選】”. 時事ドットコム. (2017年9月28日). https://www.jiji.com/jc/amp?k=2017092800383 2017年9月28日閲覧。 
  27. ^ 民進 事実上の新党合流を了承 両院総会でNHK 2017年9月28日
  28. ^ 衆院選2017:希望、排除の論理 小池氏「全員受け入れ、さらさらない」 民進、広がる反発毎日新聞 2017年9月30日
  29. ^ “枝野氏、新党「立憲民主党」結成を表明”. 日本経済新聞. (2017年10月2日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO21781280S7A001C1000000/  2017年10月2日閲覧
  30. ^ 希望 小池代表「過半数以上の候補者擁立したい」NHK 2017年10月2日
  31. ^ 希望の党が3次公認発表(2次公認込み)”. 産経新聞 (2017年10月5日). 2017年10月10日閲覧。
  32. ^ 衆院選 希望・維新、すみ分け合意 東京・大阪、地方分権を推進”. 毎日新聞 (2017年10月1日). 2017年10月1日閲覧。
  33. ^ 自由党の小沢共同代表、無所属で衆院選立候補へ讀賣新聞 2017年10月3日
  34. ^ 嘉田前知事、無所属で出馬 希望の党「党首経験者は公認せず」 滋賀1区産経新聞 2017年10月2日
  35. ^ 渡辺喜美氏くら替え出馬断念「参院で政界再編」讀賣新聞 2017年9月30日
  36. ^ 希望と都民ファースト 衆院選で選挙協力を確認”. NHK (2017年10月5日). 2017年10月6日閲覧。
  37. ^ 小池百合子氏の衆院選不出馬が確定的 希望の党総決起大会で触れず”. 産経新聞 (2017年10月9日). 2017年10月13日閲覧。
  38. ^ 希望の党が順位なしの比例単独名簿を発表 党本部は「よくわからない」”. 産経新聞 (2017年10月10日). 2017年10月10日閲覧。
  39. ^ 希望の党、比例名簿で混乱 異例の発表遅れ”. 産経新聞 (2017年10月9日). 2017年10月10日閲覧。
  40. ^ 希望の党が比例名簿を発表”. 産経新聞 (2017年10月10日). 2017年10月10日閲覧。
  41. ^ 【衆院選】小池百合子氏の不出馬が確定 午後5時に立候補届け出が締め切られる 産経新聞 2017年10月10日
  42. ^ 希望の党 政策について”. 希望の党 (2017年10月6日). 2017年10月7日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]