市庁舎舞踏会

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市庁舎舞踏会』(しちょうしゃぶとうかい、ドイツ語: Rathausball-Tänze作品438は、ヨハン・シュトラウス2世が作曲したウィンナ・ワルツ

解説[編集]

ジムロック社から出版された楽譜表紙

1890年2月12日、落成して8年が経ったウィーン市庁舎において初めての舞踏会が催されることになり、2つの楽団が出演することになった。エドゥアルト・シュトラウス1世が率いるシュトラウス管弦楽団スウェーデン語版と、カール・ミヒャエル・ツィーラーが率いるウィーン第4連隊、いわゆる「ドイチュマイスター」であった。

シュトラウス2世とツィーラーは、それぞれこの舞踏会のために新しいワルツを用意した。前者は『美しく青きドナウ』の旋律で始まる『市庁舎舞踏会』、後者は『ウィーン市民』であった。なお、人々が軍配を挙げたのは『ウィーン市民』のほうだったという。

関連作品[編集]

参考文献[編集]

外部リンク[編集]