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巽フサ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
たつみ フサ

巽 フサ
1920年代の巽フサ
生誕 (1907-04-25) 1907年4月25日
日本の旗 日本 大阪府中河内郡八尾町(現在の大阪府八尾市
死没 (2023-12-12) 2023年12月12日(116歳没)
日本の旗 日本 大阪府八尾市
住居 日本の旗 日本 大阪府柏原市
国籍 日本の旗 日本
民族 日本人
著名な実績
  • 存命人物のうち日本最高齢(2022年4月19日 - 2023年12月12日)
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巽 フサ(たつみ フサ、1907年明治40年〉4月25日[2] - 2023年令和5年〉12月12日[3])は、大阪府柏原市在住だった長寿の女性(スーパーセンテナリアン)。2022年4月19日から死去するまで長寿日本一であった[4]

来歴・人物

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1907年4月25日、6人兄弟の次女として八尾町(現在の大阪府八尾市)に生まれる。ブドウを育てる農家の夫と32歳の時に結婚。3人の子供に恵まれた。結婚前は華道茶道を習い、生け花が得意で、106歳までは自宅の玄関に生けた花を飾り、庭ではを育てていた[5]みたらしぜんざいなど甘い物が大好きであった[6]

2013年、柏原市の特別養護老人ホーム「はくとう」に入所する。入所時は車いすに乗ったまま体操するなど元気だったという[7]。110歳の時点では自分で食事や化粧をすることができ、高齢者施設の職員と会話を交わすこともできた[8]。113歳の誕生日には「お誕生日おめでとうございます」と声をかけられた際は大きな声で「ありがとう」と元気に答えたという[9]

115歳になると、寝たきりで会話もあまりできない状態だったが、度々口癖の「ごはんまだでっか?」を職員に問いかけることがあった[7][10][11]

2020年9月には大阪府最高齢者と発表された[2]

2022年4月19日、田中カ子の死去により、114歳359日で日本最高齢となった[2][12]

2023年12月に入ってから体調を崩し、呼吸をするのが苦しい表情を見せていた[13]。同月11日朝までは食事が摂れる状態で好物のゼリーを口にしていたが、翌日午前9時25分に老衰のため八尾市内の病院で死去した。116歳没[3][14]。これにより新たな国内最高齢者は糸岡富子となった[15]

脚注

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  1. ^ 国内最高齢者 ご逝去について」厚生労働省
  2. ^ a b c 大阪府における百歳以上高齢者の状況について”. 大阪府 (2020年9月15日). 2021年5月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月3日閲覧。
  3. ^ a b 国内最高齢116歳、大阪の巽フサさんが死去」『日本経済新聞』2023年12月12日。オリジナルの2023年12月12日時点におけるアーカイブ。2023年12月13日閲覧。
  4. ^ 共同通信 (2022年4月25日). “国内最高齢は巽フサさん 115歳、大阪在住の女性”. ヤフーニュース. 2023年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月13日閲覧。
  5. ^ 関西テレビ (2022年9月30日). “国内最高齢の笑顔 大阪・柏原市の115歳の女性に「お祝い状」大阪府が贈呈 | 関西テレビ”. 関西テレビ. 2022年9月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月30日閲覧。
  6. ^ 最高齢の巽フサさん、食欲健在”. 日本経済新聞 (2022年9月16日). 2022年9月30日閲覧。
  7. ^ a b INC, SANKEI DIGITAL (2022年4月25日). “国内最高齢は巽フサさんに 115歳、大阪・柏原在住の女性”. 産経ニュース. 2022年4月25日閲覧。
  8. ^ 110歳(皇寿)お誕生日記念ビデオ”. YouTube (2017年4月29日). 2022年4月27日閲覧。
  9. ^ 113歳のお誕生日おめでとうございます”. 社会福祉法人 明寿会 (2020年4月29日). 2021年2月3日閲覧。
  10. ^ 国内最高齢は巽フサさん 115歳、大阪在住の女性”. 東京新聞 (2022年4月25日). 2022年5月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月29日閲覧。
  11. ^ 日本最高齢116歳の女性 巽フサさん亡くなる」『名古屋テレビ放送』2023年12月12日。オリジナルの2023年12月13日時点におけるアーカイブ。2023年12月13日閲覧。
  12. ^ “「世界最高齢」の田中カ子さん死去 1903年生まれ、119歳”. 毎日新聞. (2022年4月25日). https://mainichi.jp/articles/20220425/k00/00m/040/103000c 2022年4月25日閲覧。 
  13. ^ 国内最高齢の女性・巽フサさん(116)が亡くなる 明治40年(1907年)生まれ」『TBS NEWS DIG』2023年12月12日。オリジナルの2023年12月13日時点におけるアーカイブ。2023年12月13日閲覧。
  14. ^ “【訃報】国内最高齢の女性、巽フサさん(116)死去 明治40年・1907年生まれ 9月に元気な姿”. 読売テレビ. (2023年12月12日). https://www.ytv.co.jp/press/kansai/detail.html?id=6593dc27988e4201863b416043f2ead1 2023年12月13日閲覧。 
  15. ^ 国内最高齢115歳、好物はカルピスとバナナ、趣味は寺社参りの糸岡さん”. 産経新聞. 2023年12月13日閲覧。

関連項目

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記録
先代
田中カ子
日本の旗 存命人物のうち日本最高齢
2022年4月19日 - 2023年12月12日
次代
糸岡富子