川永野町

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川永野町
川永野町の位置(鹿児島県内)
川永野町
川永野町
北緯31度46分25秒 東経130度18分51.3秒 / 北緯31.77361度 東経130.314250度 / 31.77361; 130.314250
Flag of Japan.svg 日本
都道府県 鹿児島県
市町村 薩摩川内市
地域 川内地域
人口
2011年4月1日現在)
 • 合計 260人
等時帯 UTC+9 (JST)
郵便番号
895-0033

川永野町(かわながのちょう Kawanagano-Chō)は、鹿児島県薩摩川内市大字[1]。旧薩摩郡川内町東手の一部、川内市川永野町郵便番号は895-0033。人口は260人、世帯数は119世帯(2011年4月1日現在)[2]

「川永野」という地名は分割以前の区域の小字名(大字東手字川永野)に由来している[3]

字域内に設置予定の産業廃棄物管理型最終処分場に関する問題については「#産廃処分場設置問題」の節を参照。

地理[編集]

薩摩川内市の南西部、勝目川の上流域に位置している。字域の北方に山之口町勝目町、東方から南方にかけて百次町、西方に木場茶屋町いちき串木野市芹ケ野がそれぞれ接している。

北西端には国道3号が通っていたが、現在は隈之城バイパスが現道となり、川永野町から木場茶屋町までの区間は2011年平成23年)12月20日に鹿児島県道320号百次木場茶屋線に指定された[4]。冠岳に続く台地には畑地が点在し、中腹にはアーチ式のダム造りの用水池があり、北部にある水田を潅水している。集落は大原野、川永野の二集落が台地斜面と旧国道沿線に点在している。

河川[編集]

  • 勝目川

歴史[編集]

1940年(昭和15年)に川内町が市制施行し、川内市となったのと同時に大字東手の一部より分割され、川内市の大字「川永野町」として設置された[5]2004年(平成16年)には川内市等が新設合併し、薩摩川内市の大字「川永野町」となった。

字域の変遷[編集]

実施後 実施年 実施前
川内市川永野町 1940年昭和15年) 川内町大字東手の一部

産廃処分場設置問題[編集]

候補地選定[編集]

鹿児島県にはこれまで設置されていなかった産業廃棄物管理型最終処分場を建設することとなり、当初は国分市(現在の霧島市)が候補地として浮上していたが、その後の鹿児島県知事の発表により候補地として地内の採石場が鹿児島県内29ヵ所の候補地の一つとして浮上した。発表後周辺の地区では反対運動が起こったが、2007年5月8日に鹿児島県の決定により選定され、年間搬入量3万6千トン、埋め立て容量60万立方メートルとなることが公表された[6]

2010年8月8日に鹿児島県環境整備公社、鹿児島県、薩摩川内市、地元自治会による連絡協議会が発足し、鹿児島県が協議対象とした四自治会のうち、計画に反対している大原野自治会を除いた川永野、百次大原野、木場茶屋の各自治公民館が参加し[7]、その後、大原野自治会を除いた各自治公民館で地元説明会を行った[8]

建設決定と地元住民らによる反対運動[編集]

2011年3月25日には廃棄物処理法に基づき鹿児島県は鹿児島県環境整備公社に対して設置許可を出し[9]、4月14日には鹿児島県、鹿児島県環境整備公社、薩摩川内市の三者による環境保全協定が締結された[10]。国からの補助金交付が確定した後に着工するとしており[11]、6月29日に補助金交付が内定したのを受け鹿児島県環境整備公社は7月中旬ごろに着手すると発表[12]

その後7月11日に着工することが決定したが、着工日当日に建設予定地に反対派住民が集まっていたため、安全確保を理由として、現地において測量などの作業を行わず、現地事務所に掲げる予定であった看板を別の場所に設置し、予定通り7月11日に着工したと発表した[13]。その後暫く現地事務所に看板は掲げられず、作業も行われなかったが着工より9日経った7月20日の早朝に現地事務所に看板などを掲示した[14]

その後も大原野自治会の反対派住民及び冠嶽山鎮国寺頂峯院を中心とした冠嶽の霊山性を守る会、冠嶽水系の自然と未来の子ども達を守る会などが着工に反対しており[15]、2011年7月11日の着工以来2011年9月16日まで作業は行われていなかったが[16][17]、同月17日に看板の取り付け等を行い[18]、住民や市民団体の抗議活動が行われる中、同月20日から本格的な工事が開始された[19]。2014年12月20日に竣工式典が行われ[20]、2015年1月からの稼働開始を予定している[21]

施設[編集]

公共
  • 川永野公民館
  • 大原野公民館
  • 公益財団法人鹿児島県環境整備公社
    • エコパークかごしま
交通

小・中学校の学区[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[22]

大字 番地 小学校 中学校
川永野町 全域 薩摩川内市立隈之城小学校 薩摩川内市立川内南中学校

交通[編集]

道路[編集]

県道

脚注[編集]

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  1. ^ 川薩地区合併協議会 町・字の取り扱いについて
  2. ^ 統計データ(町別住民基本台帳人口) - 薩摩川内市公式ウェブサイト 2011年4月25日閲覧。
  3. ^ 角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店 p.759
  4. ^ 鹿児島県公報 p.4(鹿児島県告示第1200号、鹿児島県告示第1201号) - 鹿児島県 2012年9月2日閲覧。
  5. ^ 『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店 p.224
  6. ^ 公共関与による産業廃棄物管理型最終処分場の候補地を公表しました - 鹿児島県 2010年11月24日閲覧。
  7. ^ 薩摩川内産廃処分場の連絡協発足 - 南日本新聞 2010年11月24日閲覧。
  8. ^ 薩摩川内・産廃場計画 公社の地元説明会始まる - 南日本新聞 2010年11月24日閲覧
  9. ^ 鹿児島県が薩摩川内産廃処分場設置を許可 - 南日本新聞 2011年6月30日閲覧。
  10. ^ 薩摩川内産廃処分場、鹿児島県側と市が環境保全協定 - 南日本新聞 2011年6月30日閲覧。
  11. ^ 補助金交付確定後に着工 - 南日本新聞 2011年6月30日閲覧。
  12. ^ 薩摩川内市管理型産廃処分場 来月中旬着工へ - MBCニュース(南日本放送) 2011年6月30日閲覧。
  13. ^ 薩摩川内市産廃事実上着工できず - 鹿児島テレビ 2011年7月11日閲覧。
  14. ^ 産廃処分場建設 現地作業に着手 - 鹿児島テレビ 2011年7月20日閲覧。
  15. ^ なぜ産廃に反対なのか? - 冠嶽の霊山性を守る会 2011年9月17日閲覧。
  16. ^ 『南日本新聞』2011年9月17日付 29面
  17. ^ “県産廃処分場計画:「完成遅れる」住民抗議で着工できず--薩摩川内市 /鹿児島”. 毎日新聞. (2011年9月16日). http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20110916ddlk46040685000c.html 2011年9月24日閲覧。 
  18. ^ “県産廃処分場計画:県側が工事着手--薩摩川内 /鹿児島”. 毎日新聞. (2011年9月18日). http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20110918ddlk46040299000c.html 2011年9月24日閲覧。 
  19. ^ 薩摩川内市産廃処分場 重機使った作業始まる - MBCニュース 2011年9月20日閲覧。
  20. ^ 鹿児島)エコパークかごしまが完成 県初の管理型処分場 - 朝日新聞、2015年1月10日閲覧。
  21. ^ 薩摩川内市の産廃処分場で竣工式 - 南日本新聞、2015年1月10日閲覧。
  22. ^ 薩摩川内市 義務教育”. 薩摩川内市役所. 2010年9月3日閲覧。

関連項目[編集]

座標: 北緯31度46分25秒 東経130度18分51.3秒