川永野町

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川永野町
川永野町の位置(薩摩川内市街内)
川永野町
川永野町
川永野町の位置(鹿児島県内)
川永野町
川永野町
川永野町の位置(日本内)
川永野町
川永野町
北緯31度46分25秒 東経130度18分51.3秒 / 北緯31.77361度 東経130.314250度 / 31.77361; 130.314250
日本の旗 日本
都道府県 鹿児島県の旗 鹿児島県
市町村 Flag of Satsumasendai, Kagoshima.svg 薩摩川内市
地域 川内地域
人口
2015年10月1日現在)
 • 合計 237人
等時帯 UTC+9 (JST)
郵便番号
895-0033
市外局番 0996
ナンバープレート 鹿児島
運輸局住所コード 46514-0097[1]

川永野町(かわながのちょう[2])は、鹿児島県薩摩川内市[3]。旧薩摩郡川内町川永野町川内市川永野町郵便番号は895-0033[4]。人口は237人、世帯数は96世帯(2015年10月1日現在)[5]

地理[編集]

薩摩川内市の南西部、勝目川の上流域に位置している。字域の北方に山之口町勝目町、東方から南方にかけて百次町、西方に木場茶屋町いちき串木野市芹ケ野がそれぞれ接している。

北西端には国道3号が通っていたが、現在は隈之城バイパスが現道となり、川永野町から木場茶屋町までの区間は2011年平成23年)12月20日に鹿児島県道320号百次木場茶屋線に指定された[6]

冠岳に続く台地には畑地が点在し、中腹にはアーチ式のダム造りの用水池があり、北部にある水田を潅水している。集落は大原野、川永野の二集落が台地斜面と旧国道沿線に点在している[7]

河川[編集]

  • 勝目川

湖沼[編集]

  • 大原野池

字名の由来[編集]

「川永野」という地名は分割以前の区域の小字名(薩摩郡川内町大字東手字川永野)に由来している[7]

歴史[編集]

1940年昭和15年)2月10日に鹿児島県公報に掲載され、同日に施行された「Wikisource-logo.svg 薩摩郡川内町、町名改稱竝區域變更」(鹿児島県告示)により「大字東手ヲ廢止シ其ノ區域中(中略)字高野、小奈多平、木屋谷、大谷口、平次郎、川永野、野崎田、瀧之元、無禮、八久保、鹿角川、陣之平、阿茂瀬、下轟、打落、上轟、東大原野、大原野ノ區域ヲ川永野町(カワナガノチヨウ)ト」することが鹿児島県知事によって許可され、薩摩郡川内町大字東手のうち高野、小奈多平、木屋谷、大谷口、平次郎、川永野、野崎田、瀧之元、無禮、八久保、鹿角川、陣之平、阿茂瀬、下轟、打落、上轟、東大原野、大原野の区域を以て川内町の町「川永野町」が設置された[3]。翌日の2月11日には薩摩郡川内町が単独で市制施行川内市となった[8][9]

2004年(平成16年)10月12日川内市東郷町入来町祁答院町樋脇町下甑村上甑村鹿島村里村が新設合併し薩摩川内市が設置された[10]。この市町村合併に伴い設置された法定合併協議会において川内市の町・字については「現行通りとする。」と協定されたため、名称の変更は行われずに薩摩川内市の町となった[11]

字域の変遷[編集]

実施後 実施年 実施前
川永野町(新設) 1940年昭和15年) 大字東手(一部)

産廃処分場設置問題[編集]

候補地選定[編集]

鹿児島県にはこれまで設置されていなかった産業廃棄物管理型最終処分場を建設することとなり、当初は国分市(現在の霧島市)が候補地として浮上していたが、その後の鹿児島県知事の発表により候補地として地内の採石場が鹿児島県内29ヵ所の候補地の一つとして浮上した。発表後周辺の地区では反対運動が起こったが、2007年5月8日に鹿児島県の決定により川永野町の用地とすることが選定され、年間搬入量3万6千トン、埋め立て容量60万立方メートルとなることが公表された[12]

2010年8月8日に鹿児島県環境整備公社、鹿児島県、薩摩川内市、地元自治会による連絡協議会が発足し、鹿児島県が協議対象とした四自治会のうち、計画に反対している大原野自治会を除いた川永野、百次大原野、木場茶屋の各自治公民館が参加し[13]、その後、大原野自治会を除いた各自治公民館で地元説明会を行った[14]

建設決定と地元住民らによる反対運動[編集]

2011年3月25日には廃棄物処理法に基づき鹿児島県は鹿児島県環境整備公社に対して設置許可を出し[15]4月14日には鹿児島県、鹿児島県環境整備公社、薩摩川内市の三者による環境保全協定が締結された[16]。国からの補助金交付が確定した後に着工するとしており[17]、6月29日に補助金交付が内定したのを受け鹿児島県環境整備公社は7月中旬ごろに着手すると発表した[18]

同年7月11日に着工することが決定したが、着工日当日に建設予定地に反対派住民が集まっていたため、安全確保を理由として、現地において測量などの作業を行わず、現地事務所に掲げる予定であった看板を別の場所に設置し、予定通り7月11日に着工したと発表した[19]。その後暫く現地事務所に看板は掲げられず、作業も行われなかったが着工より9日経った7月20日の早朝に現地事務所に看板などを掲示した[20]

その後も大原野自治会の反対派住民及び、いちき串木野市にある冠嶽山鎮国寺頂峯院を中心とした冠嶽の霊山性を守る会、冠嶽水系の自然と未来の子ども達を守る会などが着工に反対しており[21]、2011年7月11日の着工以来2011年9月16日まで作業は行われていなかったが[22][23]、同月17日に看板の取り付け等を行い[24]、住民や市民団体の抗議活動が行われる中、同月20日から本格的な工事が開始された[25]。2014年12月20日に竣工式典が行われ[26]、2015年1月からの稼働開始した[27]

人口[編集]

以下の表は国勢調査による小地域集計が開始された1995年以降の人口の推移である。

統計年 人口
1995年(平成7年) [28] 291
2000年(平成12年) [29] 316
2005年(平成17年) [30] 282
2010年(平成22年) [31] 237
2015年(平成27年) [5] 237

施設[編集]

公共[編集]

  • 川永野公民館
  • 大原野公民館
  • 公益財団法人鹿児島県環境整備公社
    • エコパークかごしま[32]

その他[編集]

小・中学校の学区[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[33]

大字 番地 小学校 中学校
川永野町 全域 薩摩川内市立隈之城小学校 薩摩川内市立川内南中学校

交通[編集]

道路[編集]

県道

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 自動車登録関係コード検索システム”. 国土交通省. 2021年4月26日閲覧。
  2. ^ 本市の町名一覧について”. 薩摩川内市. 2020年8月8日閲覧。
  3. ^ a b 薩摩郡川内町、町名改稱竝區域變更(昭和15年鹿児島県告示第98号、昭和15年2月10日付鹿児島県公報号外所収、Wikisource-logo.svg 原文
  4. ^ 鹿児島県薩摩川内市川永野町の郵便番号”. 日本郵便. 2021年1月27日閲覧。
  5. ^ a b 国勢調査 / 平成27年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月27日閲覧。
  6. ^ 鹿児島県公報(鹿児島県告示第1200号、鹿児島県告示第1201号)”. 鹿児島県. p. 4. 2012年9月2日閲覧。
  7. ^ a b 角川日本地名大辞典編纂委員会 1983, p. 759.
  8. ^ 川内市設置(昭和15年内務省告示第38号、昭和15年1月30日付官報所収、Wikisource-logo.svg 原文
  9. ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会 1983, p. 224.
  10. ^ 市町村の廃置分合(平成16年総務省告示第590号、Wikisource-logo.svg 原文
  11. ^ 町名・字名の取り扱いについて”. 川薩地区法定合併協議会. 2020年8月8日閲覧。
  12. ^ 公共関与による産業廃棄物管理型最終処分場の候補地を公表しました”. 鹿児島県. 2010年11月24日閲覧。
  13. ^ 薩摩川内産廃処分場の連絡協発足”. 南日本新聞. 2010年11月24日閲覧。
  14. ^ 薩摩川内・産廃場計画 公社の地元説明会始まる”. 南日本新聞. 2010年11月24日閲覧。
  15. ^ 鹿児島県が薩摩川内産廃処分場設置を許可”. 南日本新聞. 2011年6月30日閲覧。
  16. ^ 薩摩川内産廃処分場、鹿児島県側と市が環境保全協定”. 南日本新聞. 2011年6月30日閲覧。
  17. ^ 補助金交付確定後に着工”. 南日本新聞. 2011年6月30日閲覧。
  18. ^ 薩摩川内市管理型産廃処分場 来月中旬着工へ”. MBCニュース(南日本放送). 2011年6月30日閲覧。
  19. ^ 薩摩川内市産廃事実上着工できず”. 鹿児島テレビ. 2011年7月11日閲覧。
  20. ^ 産廃処分場建設 現地作業に着手”. 鹿児島テレビ. 2011年7月20日閲覧。
  21. ^ なぜ産廃に反対なのか?”. 冠嶽の霊山性を守る会. 2011年9月17日閲覧。
  22. ^ 『南日本新聞』2011年9月17日付 29面
  23. ^ “県産廃処分場計画:「完成遅れる」住民抗議で着工できず--薩摩川内市 /鹿児島”. 毎日新聞. (2011年9月16日). http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20110916ddlk46040685000c.html 2011年9月24日閲覧。 
  24. ^ “県産廃処分場計画:県側が工事着手--薩摩川内 /鹿児島”. 毎日新聞. (2011年9月18日). http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20110918ddlk46040299000c.html 2011年9月24日閲覧。 
  25. ^ 薩摩川内市産廃処分場 重機使った作業始まる”. 南日本放送(MBCニュース). 2011年9月20日閲覧。
  26. ^ 鹿児島)エコパークかごしまが完成 県初の管理型処分場”. 朝日新聞. 2015年1月10日閲覧。
  27. ^ 薩摩川内市の産廃処分場で竣工式”. 南日本新聞. 2015年1月10日閲覧。
  28. ^ 国勢調査 / 平成7年国勢調査 小地域集計 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月27日閲覧。
  29. ^ 国勢調査 / 平成12年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月27日閲覧。
  30. ^ 国勢調査 / 平成17年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月27日閲覧。
  31. ^ 国勢調査 / 平成22年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年1月27日閲覧。
  32. ^ 施設概要・廃棄物の受入について”. 公益財団法人鹿児島県環境整備公社. 2021年1月27日閲覧。
  33. ^ 薩摩川内市 義務教育”. 薩摩川内市役所. 2010年9月3日閲覧。

参考文献[編集]

  • 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店、1983年。ISBN 978-4040014609

座標: 北緯31度46分25秒 東経130度18分51.3秒 / 北緯31.77361度 東経130.314250度 / 31.77361; 130.314250