川崎市バス塩浜営業所

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塩浜営業所

川崎市バス塩浜営業所(かわさきしバスしおはまえいぎょうしょ)は、神奈川県川崎市川崎区塩浜2-2-1に所在する川崎市交通局のバス営業所である。営業所の略号は「S」。川崎市バスの路線のうち、主に川崎駅を発着する川崎市川崎区内の路線を担当する。

本営業所にはCNGバスが所属しており(詳細)、営業所敷地内にCNGスタンドが設置されている。

同じ塩浜に川崎鶴見臨港バス塩浜営業所を構えているが、別個の営業所である。

沿革[編集]

現行路線[編集]

埠頭線[編集]

  • 川04:川崎駅 - 労働会館前 - 四谷下町 - 塩浜 - 日本触媒前 - 市営埠頭(近回り)
  • 川04:川崎駅 - 労働会館前 - 四谷下町 - 塩浜 - 東電前 - 市営埠頭(遠回り)
  • 川04(急行):川崎駅 - 四谷下町 - 塩浜 - 東電前 - 市営埠頭(遠回り)
  • 川04:川崎駅 - 労働会館前 - 四谷下町 - 塩浜 - 市営埠頭 - 京セラ
  • 川04:川崎駅 - 労働会館前 - 四谷下町 - 塩浜営業所

塩浜営業所の主幹路線のひとつで、主に市営埠頭のある千鳥町までの路線である。朝夕の通勤輸送に加え、塩浜付近までは沿線に住宅等も多く存在しており、東扇島循環線などと合わせると待たずに乗れるほどに運行頻度が非常に高い。各停便は後述の東扇島循環線川05・07や四谷下町まで並走する川崎鶴見臨港バス川02・03などと共に川崎区の市街地内輸送を担うため、日中や休日はこの区間の利用者が大半である。 経路は川崎駅を出てから国道132号線を千鳥町内まで直進するルートで、千鳥町内は時間によって経由するバス停が異なる。日中においては千鳥町内は東電前を経由せずそのまま市営埠頭へと向かい、2つ先の京セラ前の折返所で折返し元来た道を引返していく。

  • 市営埠頭行きは朝夕のみ運行。朝時間帯は市営埠頭方面遠回り・川崎駅方面近回り、夕方は市営埠頭方面近回り・川崎駅方面遠回りで運転される。平日・土曜朝は上平間営業所担当の上平間 - 川崎駅 - 市営埠頭便の運行(市営埠頭方面は川04、上平間方面は川73)もある。
  • 京セラ前行きは日中のみ運行。
  • 急行は朝夕で停車するバス停が異なる。朝は市営埠頭方面のみで四谷下町より各停留所に停車。夕は川崎駅方面のみで四谷下町まで各停留所に停車、その先労働会館前、市役所前及び銀柳街入口に停車。

この他、出入庫のため塩浜営業所発着便が存在しており、川崎駅から塩浜営業所までは川04が最も短いルートで運行される。

2013年5月1日のダイヤ改正では、増発を行うとともに始発から朝9時までの川崎駅での川04・05・07の各系統の乗り場を系統別に11・12・13番乗り場に振り分け、川04の各停便を急行便と同じ11番乗り場に変更している。平日の朝6時30分から8時30分まで、川崎駅で乗車の際は上平間始発便を含めて中扉からの乗車となり、係員が案内を行うとともに乗り場に運賃箱が設置される。

東扇島循環線[編集]

路線図
  • 川05:川崎駅 → 労働会館前 → 四谷下町 → 塩浜 → 東電前 → 川崎マリエン前 → 東扇島十八番地 → ダイワコーポレーション
  • 川05:川崎マリエン前 → 東扇島十八番地 → ダイワコーポレーション → 東電前 → 塩浜 → 四谷下町 → 労働会館前 → 川崎駅
  • 川05:東扇島西公園 → ダイワコーポレーション → 川崎マリエン前 → 東扇島十八番地 → 東電前 → 川崎駅
  • 川05(急行):川崎駅 → (途中無停車) → 四谷下町 → 東電前 → 川崎マリエン前 → 東扇島十八番地 → ダイワコーポレーション
  • 川05(急行):川崎マリエン前 → 東扇島十八番地 → ダイワコーポレーション → 東電前 → 四谷下町 → 川崎駅
  • 川05(特急):川崎駅 → (途中無停車) → 四谷上町 → 四谷下町 → (途中無停車) → 川崎マリエン前 → 東扇島十八番地 → ダイワコーポレーション
  • 川07:川崎駅 - 労働会館前 - 四谷下町 - 塩浜 - 東電前 - ダイワコーポレーション - かわさきファズ物流センター - 東扇島西公園
  • 川07(急行):川崎駅 - (途中無停車)- 四谷下町 - 塩浜 - 東電前 - ダイワコーポレーション - かわさきファズ物流センター - 東扇島西公園

東電前から先、京浜運河川崎港海底トンネルでくぐりぬけ、東扇島まで向かう路線である。 路線のほとんどが埠頭線と重複していることから、混雑の激しい朝は東扇島直通の特急バスを運行、乗客分離と速達性向上を図っている。 川05、川07とも東扇島地区では日中や休日は乗客が少なくなるが、前述の川04などと同様に川崎区の市街地を走行する区間が長いため川崎駅側は終日乗客が多く、高速バスを除くと東扇島地区への唯一のバス路線ということもあり、当路線も運行本数は終日にわたり多めに設定されている。

川07は東扇島に出てから先川崎マリエンに寄らず、東扇島西側のかわさきファズ物流センターまで運行していたが、東扇島西地区への企業進出に伴う輸送改善の為に、2010年6月1日のダイヤ改正で西端部の東扇島西公園まで延伸した。平日に僅かに残るかわさきファズ物流センター行きは、行き先表示と次停留所表示では『かわさきファズ』と表示され、またかわさきファズ発の便が平日夕方に3本のみ設定されている。早朝・夜間の東扇島西公園発着便の一部は川05として東扇島内を循環してから、川崎駅まで向かうものもある。

  • 急行は朝夕で停車するバス停が異なる。朝は市営埠頭方面のみで四谷下町より各停留所に停車。夕は川崎駅方面のみで四谷下町まで各停留所に停車、その先労働会館前、市役所前及び銀柳街入口に停車。
  • 東扇島西公園発の川05は小林運送前、ダイワコーポレーション(2回目)を通らずに海底トンネルへ入る。

近年、当路線では東扇島地区の企業進出などにより朝夕の混雑が目立ち、一部停留所では満員通過を余儀なくされている場合も多い。そこで川崎市では、大型長尺ノンステップバスの導入や平日朝ラッシュ時のJR川崎駅発を増回する方向で検討しており、実際に2013年5月1日ダイヤ改正で運行本数の増回と始発から朝9時までの川崎駅の乗り場変更(川04の各停便を急行便と同じ乗り場に変更)、同年12月に大型長尺ノンステップバスの導入が実施されている。

2018年4月1日のダイヤ改正より、川05特急バスが新たに四谷上町・四谷下町の2か所に停車となる[1]

水江町線[編集]

  • 川10:川崎駅 - 労働会館前 - 臨港病院前 - 臨港警察署前 - 水江町( - ゼロ・エミ工業団地)
  • 川10:川崎駅 - 労働会館前 - 臨港病院前 - 臨港警察署前 - かわさき南部斎苑 - 塩浜
  • 川10:川崎駅 - 労働会館前 - 臨港病院前 - 臨港警察署前 - 四谷下町 - 塩浜営業所
  • 川21(急行):川崎駅 - (途中無停車) - 臨港警察署前 - 水江町( - ゼロ・エミ工業団地)

JFEスチールの工場のある水江町へと向かう路線の一つであり、かつての川崎市営トロリーバスと概ね一致する経路で運行されている。労働会館前までは埠頭線等と同じ国道132号線を走行するが、その先の労働会館前交差点で右折、大島四丁目で左折し市道皐橋水江町線に入り、藤崎地区を経由しそのまま水江町まで直進する。平日朝夕には水江町より先ゼロ・エミッション工業団地発着の便が運行されるほか、新川通り経由の急行バスとして川21が運行される(なお、川21の各停便は臨港バスが運行している)。

塩浜行きは池上町手前で左折し入江崎水処理センターを経由して塩浜へ向かう路線で、終点到着後は塩浜営業所まで回送される。かつては平日・土曜の朝夕のみの運行で休日運休であったが、かわさき南部斎苑ができたこともあり現在は休日を含めて終日運行されている。

扇町線[編集]

  • 川13:川崎駅 - 労働会館前 - 臨港病院前 - 大島四ツ角 - 浜町二丁目 - 扇町
  • 川13:川崎駅 - 労働会館前 - 臨港病院前 - 大島四ツ角 - 浜町二丁目 - 四谷下町 - 塩浜営業所

扇町へ向かう便と、塩浜営業所発着便からなる路線である。この路線では中型車が頻繁に使用される。扇町地区にはJR鶴見線が通っているものの、鶴見線利用の場合は川崎駅との行き来には乗換えを要し、かつ遠回りになる上、日中や休日は極端に運行本数が少ないため、本路線または臨港バス川22系統を利用した方が利便性が高いといえる。なお、扇町停留所は扇町駅と離れた場所にあり、扇町駅付近には臨港バス川22系統が運行している。

渡田線[編集]

  • 川15:川崎駅 - 労働会館前 - 追分 - 小田栄 - 渡田向町 - 川崎駅
  • 川40:川崎駅 - 渡田向町 - 小田栄 - JFE - 臨港警察署前 - 四谷下町 - 塩浜営業所
  • 川40:川崎駅 - 渡田向町 - 小田栄 - JFE - 臨港警察署前 - 水江町
  • 川40:川崎駅 - 渡田向町 - 小田栄 - JFE - 臨港警察署前 - かわさき南部斎苑 - 塩浜→塩浜営業所
  • 川40:川崎駅 - 渡田向町 - 小田栄 - JFE
  • 川40:川崎駅 - 渡田向町 - 小田栄 - カワサキアイランドスイート

市電通り(川崎市電の廃線跡)を通る路線で、主に臨港バスの発着する中央口寄りのバスロータリーの3番乗り場から出る。川40がメインで運行され、様々な行き先が設定されている。

川15は少数運行の循環線(通称・小田栄循環線)で右回りと左回りがあり、右回りは前述の川13と、左回りは川40と同じ乗り場から発車する。川40はJFEまでの区間は運行頻度が高く、沿線にイトーヨーカドー川崎店が存在することもあり利用客も多くなっている。川40の経路は市電通りを下り、渡田小学校でカワサキアイランドスイートの系統が分岐する。それ以外の系統はJFEを経由し、産業道路を北上して臨港警察署で塩浜営業所、水江町それぞれの方面に分かれる。

川崎病院線[編集]

川崎病院線専用車 (S-4426)
  • 川崎駅 - 川崎病院

川崎鶴見臨港バスと共同運行を実施しており、運賃は大人、小児ともに100円。定期券、一日乗車券は利用不可となっており、現金およびICカード(運賃支払いのみ。バス利用特典サービス対象外)、高齢者福祉乗車証に限り利用可能。平日7 - 17時台のみの運行で土曜・休日は運休、14 - 15時台を除き臨港バスと交互に約12分間隔で運行する。川崎病院の通院・通勤客のほか、近隣住民の利用もある。

2001年から本路線専用の中型ノンステップ車で運行されている。検査時には一般塗装の中型ノンステップ車で代走する。

川崎競輪場線[編集]

川崎鶴見臨港バスと共同運行で、競輪場来場者向けの路線。川崎競輪場での競輪開催日のみ運行する。

廃止・撤退路線[編集]

県営埋立線[編集]

路線図
浮島バスターミナル
  • 川03:川崎駅 - 労働会館前 - 四谷下町 - 江川一丁目 - 浮島バスターミナル
  • 川03:川崎駅 - 労働会館前 - 四谷下町 - 塩浜営業所
  • 川03:浮島バスターミナル - 江川一丁目 - 四谷下町 - 塩浜営業所
  • 川03:浮島バスターミナル → 殿町三丁目 → 江川一丁目

川崎駅と川崎市臨海部北部の浮島町とを結ぶ路線で、川崎鶴見臨港バス塩浜営業所との共同運行を実施していた。臨港バスとの共通定期券が設定されており、ルート上では枝分かれしている市バス塩浜営業所行きでも共通定期は利用可能だったが、逆に臨港バス塩浜営業所行きでは共通定期は利用できなかった。川03の川崎駅 - 市バス塩浜営業所便は埠頭線川04の川崎駅 - 市バス塩浜営業所便と全く同じ経路であったが、川崎駅乗り場の位置、共通定期利用の可否(川03は利用可能、川04・05・07と臨港バス川02は利用不可)の違いがあったために区別されていた。

経路は四谷下町まで国道132号を東進し、産業道路との交差点で左折して北上、国道409号に入って浮島町の端の方である浮島バスターミナルへと向かう。 1997年の東京湾アクアライン開通までは浮島町カーフェリー発着となっており、東京湾アクアライン開通と後述のアクアライン高速線の新設に伴い浮島バスターミナル発着に変更された。2005年まではカーフェリーとの接続のための便として浮島町カーフェリー経由が存在したが、カーフェリーの休止と共に廃止されている。 2007年3月31日までは川04・05系統の混雑対策として川崎駅の乗り場を朝9時まで変更し、川崎駅発は新川通り・いさご通り経由で運行されていたが、現在は川崎駅バスターミナルの改修により解消した。

先述の通り2社局共同運行となっていたが、近年の輸送力増加に対し、臨港バス単独運行化が決定し、川崎市バスの運行は2013年4月30日をもって廃止、全て臨港バスに委譲された。同時に、川03の市バス塩浜営業所発着便も廃止され、浮島バスターミナル→江川一丁目便は臨港バスの快速:産業道路駅 - 浮島バスターミナル便に変更された。[2][3]

水江町線[編集]

  • 川21(急行):川崎駅 - (途中無停車) - コストコホールセール

2012年7月14日のダイヤ改正でコストコホールセール発着便が廃止となり、川21の全便水江町またはゼロ・エミ工業団地発着となった。

アクアライン高速線[編集]

1997年12月の東京湾アクアライン開通に伴い、川崎 - 木更津線に参入。京浜急行バス・川崎鶴見臨港バス・東京ベイサービス・小湊鐵道・日東交通との6社共同運行だったが、市バスの採算性悪化による経営合理化で2004年3月に撤退。1999年6月に開業した川崎駅 - 袖ヶ浦駅線は不振のため2002年10月限りで廃止された。詳しくは東京湾アクアライン#高速バスを参照。

車両[編集]

いすゞ自動車製(エルガエルガハイブリッド)、日野自動車製(ブルーリボンIIブルーリボンシティハイブリッド)と日産ディーゼル(現:UDトラックス)製(UA系、スペースランナーRA)の車両が多く、三菱ふそうトラック・バス製(エアロスター)の車両も僅かながら配置されている。

京浜工業地帯の輸送対策として日産ディーゼル製やいすゞ自動車製の長尺車が配置されており、主に埠頭線や東扇島循環線に充当される。また、一時期はノンステップバスのみの導入となっていたが、収容力増強のためワンステップバスの導入も行われている。中型車(日産ディーゼル・RM系いすゞ・エルガミオ)も配置されており、主に扇町線と川崎病院線に充当される。大型車のうち、S-3390号車は川崎市バス60周年ラッピングバスである。

公害問題で有名になった産業道路を沿線にかかえるため、いち早く低公害車の導入が進められた。川崎市バスの営業所では唯一CNG車(いすゞ自動車製と日産ディーゼル製)が配置されているほか、2009年からは日野製ハイブリッド車が、2014年からはエルガハイブリッドも配置されるようになった。

脚注[編集]

  1. ^ 塩浜営業所管轄の川04・川05・川07系統のダイヤ改正について川崎市交通局ホームページ(2018年3月20日)2018年3月21日閲覧。
  2. ^ 川03系統「川崎駅~浮島バスターミナル線」の委譲について
  3. ^ 塩浜営業所管内線のダイヤ改正について(川崎鶴見臨港バス)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]