嵐のJボーイ ぶっとび闘人

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嵐のJボーイ ぶっとび闘人』(あらしのジェイボーイ ぶっとびファイト)は『月刊コロコロコミック』に1992年4月号から1995年6月号まで連載されていた樫本学ヴによる漫画作品。

概要[編集]

1993年Jリーグ開幕に合わせて連載された。架空のサッカーリーグ“JJリーグ”(ジュニアJリーグ)を舞台にした、闘人をはじめとする浜田ポーパスの物語。

やったね!ラモズくん」との同時期連載だがストーリーや絵など作風が180度異なる。

あらすじ[編集]

サッカー少年・風見闘人は浜田小学校の5年生。サッカーは好きだがサッカー部には所属していなかった闘人だったが、高柳率いる強豪サッカーチーム・蓮大寺FCとの練習試合をきっかけにサッカー部に入ることを決意する。熱戦を繰り広げたものの、練習試合は負けに終わった。蓮大寺に再戦を申し込もうとした闘人だが、そこで高柳が蓮大寺を辞めたという話を耳にする。ショックを受ける闘人だが、加えて火鳥・佐々木らが謎の外国人に連れて行かれたという話を聞く。外国人の正体とは? そして闘人のチームメイトとライバルはどうなるのか?

JJリーグ[編集]

Jリーグ開幕と同時に、後進の育成を目的として設立された少年によるアマチュアサッカーリーグ。参加チームは以下の10チームで、ホーム&アウェイ形式のリーグ戦で優勝を決める。

  • 北海道ブロック:十勝オルソ
  • 東北ブロック :江刺ボンバーズ
  • 関東ブロック :東京ラガッツォ
  • 北陸ブロック :マーレ新潟
  • 東海ブロック :浜田ポーパス
  • 関西ブロック :マンガナ大阪
  • 中国ブロック :尾道キッカーズ
  • 四国ブロック :瀬戸内マリンズ
  • 九州ブロック :博多ウイングス
  • 沖縄ブロック :那覇シーサーズ

登場人物[編集]

浜田ポーパス[編集]

風見闘人(かざみ ファイト)
浜小の5年生。FW。10月10日生まれのてんびん座。身長142cm、体重35kg。背番号は浜小時代が10、ポーパスでは0。
この漫画の主人公のサッカー少年。当初は姉がサッカーを禁止していたためにサッカー部には所属していなかったが、弱小浜田ではトップクラスのテクニックを持っていた。つくしが蓮大寺FCのメンバーから暴行を受けていた際に助けに入り、その流れで練習試合を申し込んだ後からサッカー部所属となった。小柄でありながらキック力は優れており、また足も当初チーム1であった佐々木よりも速いことを証明した。消えるシュートを開幕戦・ラガッツォ戦中に偶然放ち、特訓を経て習得する。高柳の協力が不可欠な必殺技であり、高柳が怪我に至ったのをきっかけに、父親が行っていた1人で放つことのできる消えるシュートXの存在を知ることになる。
高柳流衣(たかやなぎ るい)
蓮大寺小の6年生。FW。背番号は蓮大寺・ポーパス通して10。
蓮大寺FCのエースストライカー。パワーもテクニックも浜小のメンバーとは段違いであった。ポーパスに入ってからは闘人の相棒として活躍した。消えるシュートに不可欠であった相手役を務めたがゆえに負担がかかり怪我を負うが、それを隠して試合に出場。ウイングス戦の途中で倒れてしまう。
火鳥勇(かとり ゆう)
浜小の6年生で、サッカー部のキャプテン。GK。5月14日生まれのおうし座。身長165cm、体重50kg。背番号は1。
年の割に大人びており、沈着冷静に部員をまとめる頼れるキャプテン。帽子がトレードマーク。蕎麦屋“長寿庵”の息子で、小児喘息を患った双子の弟がいる。
佐々木正史(ささき まさし)
浜小の6年生。浜小ではFW、ポーパスではMF(右ウィングハーフ)。11月21日生まれのさそり座。身長159cm、体重47kg。背番号は浜小では7→11、ポーパスでは7。
お調子者で負けん気が強く、当初闘人と張り合ったが、砂浜でのダッシュで闘人に負けてからは実力を認めるようになった。蓮大寺戦では高柳のシュートを防いだ際にポストに頭をぶつけ、途中退場した。
原小太郎(はら こたろう)
浜小の5年生。MF。3月20日生まれのうお座。身長138cm、体重33kg。背番号は浜小では7、ポーパスでは8。
小柄な体を生かしたドリブル突破が得意。下北沢とは幼なじみで名コンビで、浜小・ポーパス通して一緒に中盤を固める。
下北沢剛(しもきたざわ つよし)
浜小の5年生。MF。8月10日生まれのしし座。身長140cm、体重35kg。背番号は浜小では8、ポーパスでは9。
見た目に似合わぬガッツ溢れるプレイを見せる。小太郎とは幼なじみで名コンビで、浜小・ポーパス通して一緒に中盤を固める。
佐藤久(さとう ひさし)
白浜小の5年生。MF。通称「キューちゃん」。「〜だら」という喋り方をする。背番号6。
小柄な体とすばっしっこい動きが特徴。ボールの扱いが上手く、玉乗りもお手の物。相手の死角を付いた動きと、正確なボール捌きで活躍した。髪型は鬼太郎風。
花井慎太郎(はない しんたろう)
竜陽小の5年生。DF(左サイドバック)。背番号5。
「少年サッカー界のプリンス」と自称しているが、実際もてるようである。活躍の機会は極めて少ないが、最終戦のラガッツォ戦では怪我をした火鳥のフォローをしてゴールを守る。
新井忍(あらい しのぶ)
蓮大寺FCのFW。ポーパスではDF(右サイドバック)を務める。背番号は蓮大寺時代は11、ポーパスでは4。
守宮修(やもり しゅう)
蓮大寺小の4年生。GK。バレー部から転身して、1年経たずで正GKを蹴落とした。強烈なシュートもレシーブで防ぎ、加えてキック力もある。バネも素晴らしい。ポーパスにも所属しているようだが、作中で試合出場はない。
滝大作(たき だいさく)
DF。背番号2。
佐竹錠(さたけ ジョー)
DF。背番号3。
モス・ラモス
ポーパスの監督。登場当初は完璧に謎の外国人であった。かつて風見勝利の相棒として消えるシュートの相手役を務め、無理をした結果サッカー人生は断たれてしまっている。
浅倉はじめ(あさくら -)
浜小の5年生でサッカー部のマネージャー。後にポーパスのマネージャーになる。

東京ラガッツォ[編集]

風見勝利(かざみ しょうり)
ラガッツォの監督。闘人の父。闘人が赤ん坊の頃に「世界一のストライカーになる」との夢を持ってブラジルへ旅立った。9年後、念願の公式戦に出場するものの、その後「不良の喧嘩に巻き込まれた」として選手生命を絶たれてしまう。「不良の喧嘩」とあるが、実はサンドロを庇って刺されたのが真実。奇しくもドーハの悲劇と時を同じくしての出来事だった。消えるシュートを初めて放ったのも彼である。ラガッツォ側は「ただ触れればよいだけ」という消えるシュートの弱点を見抜いていたが、彼の影響が大きい模様。
サンドロ
ブラジルのサントス小の5年生。FW。
本場仕込みのテクニックでJJリーグでも群を抜くストライカー。背番号10。いつもガムを噛んでいる。自信家でもあり、闘人に対して挑発的な行動を取ることもあった。JJリーグ開幕直前、闘人に「勝利を刺したのは俺だ」といったが、実際には勝利に庇われて自分の代わりに刺されてしまったのを自嘲的に言ったもの。自分の代わりに刺された勝利の夢を自らの足で叶えるために行動を共にしている。なお、エオリアという病弱な妹がいるが、開幕戦前にエピソードがあった以外触れられていない。
麻未省子(あさみ しょうこ)
ラガッツォのマネージャー。美人なのだが、嫌味な部分も見せる。

江刺ボンバーズ[編集]

火竜流(かりゅう ながれ)
高い身体能力とテクニックを持つボンバーズのエース。背番号10。孤児院「希望の家」で育ち、孤児院の子供達と孤児院出身のチームメイトからは「兄さま(あに-)」と呼ばれる。JJリーグの優勝賞金で潰れそうな孤児院を救おうとしていた。後に事情を知った闘人がスタジアムで募金を呼びかけて回避されている。
霧(きり)
孤児院出身の1人。チーム内でも重要選手の1人である様子。背番号9。両目が隠れる髪型とヘアバンドが特徴的である。

瀬戸内マリンズ[編集]

大堂陸(だいどう りく)
愛媛の青空小の5年生。FW。背番号10。
闘人の祖母の家が愛媛にあり、遊びに行っていた時に出会った。交通事故が原因で右目を失明、左目の視力も失明寸前まで悪化している。作中では闘人と出会った頃とJJリーグの第1シーズン終了時の2度手術を行い、共に成功している。“Vサイン”が決めポーズで、作中いろんな場面で使用している。
嵐山剛憲(あらしやま たけのり)
青空小の6年生。FW→GK。背番号1。
闘人と出会った当初は、自分よりも実力の勝る陸にポジションを奪われて逆恨みする「嫌な先輩」だった。JJリーグ開幕時には「いい先輩」に変わっている。

博多ウイングス[編集]

岩田工事(いわた こうじ)
アルシンドヘアーの石頭。闘人からは「カッパ」と呼ばれた。JJリーグ1のヘディングシュートを持つといわれる。背番号10。

浜小サッカー部[編集]

間土筆(はざま つくし)
浜小の5年生。補欠。1月3日生まれのやぎ座。身長136cm、体重33kg。蓮大寺戦では途中退場した佐々木に代わってFWとして出場、見事ゴールを決めた。背番号0。
横田勝(よこた まさる)
浜小の6年生で副キャプテン。DF。4月12日生まれのおひつじ座。身長168cm、体重65kg。背番号3。
野上俊(のがみ しゅん)
浜小の6年生。DF。2月11日生まれでみずがめ座。身長162cm、体重50kg。勉強はトップクラス。メガネ着用。背番号4。
織田右京(おだ うきょう)
浜小の6年生。DF。6月30日生まれでかに座。身長165cm、体重52kg。お寺の息子で坊主頭。ボールにジャストフィットするらしい。
中山響(なかやま ひびき)
浜小の5年生。MF。7月19日生まれでかに座。身長153cm、体重45kg。背番号6。
奥村茂(おくむら しげる)
浜小の4年生。DF。9月25日生まれでてんびん座。身長145cm、体重40kg。相手の死角を突くのがうまいらしい。背番号5。
矢口健太(やぐち けんた)
浜小の4年生。MF。9月1日生まれでおとめ座。身長148cm、体重41kg。ヘビ好きで、ボールへの執着心が見事であるらしい。

風見家[編集]

風見さかえ(かざみ -)
闘人の母。勝利がブラジルに旅立った後、風見家を1人で支えた苦労人。しかし本人は勝利の夢を支持していたようで、勝利が出場する試合のテレビ中継を見て内心嬉しかった様子である。
風見ひかり(かざみ -)
闘人の姉。「父親がサッカーの為に家族を捨てた」という意識が強く、サッカーを毛嫌いしている様子だが、闘人がサッカーに熱中するのを見て徐々に応援する姿勢に変わっていった。ちなみに火鳥の大ファン。

その他[編集]

火鳥良(かとり りょう)
勇の双子の弟。小児喘息を患って入院している。
ガンバ
闘人の母が勤める水族館のイルカ。闘人とは仲が良い。