島田駅 (静岡県)
島田駅 | |
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北口(2022年9月) | |
しまだ Shimada | |
◄CA23 六合 (2.9 km) (5.1 km) 金谷 CA25► | |
所在地 | 静岡県島田市日之出町4788 |
駅番号 | CA 24 |
所属事業者 | |
所属路線 | ■東海道本線(静岡地区) |
キロ程 | 207.8 km(東京起点) |
電報略号 | シマ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
4,360人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1889年(明治22年)4月16日 |
備考 |
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島田駅(しまだえき)は、静岡県島田市日之出町[1]にある、東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)東海道本線の駅である。駅番号はCA24。マルスから発券された乗車券には「(東)島田」と表記される。
運行形態の詳細は「東海道線 (静岡地区)」を参照。
歴史
[編集]- 1889年(明治22年)4月16日:官設鉄道 静岡 - 浜松間開通時に開業。旅客・貨物共に扱う一般駅[2]。
- 1909年(明治42年)10月21日:線路名称制定により、東海道本線所属となる。
- 1930年(昭和5年)5月30日 - 昭和天皇が静岡県内を行幸。焼津駅発-島田駅着、島田駅発-掛川駅着のお召し列車が運転[3]。
- 1984年(昭和59年)1月16日:貨物取扱範囲を、専用線発着の車扱貨物のみに縮小[2]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物の取扱を廃止[2]。
- 1986年(昭和61年)3月23日:みどりの窓口(民営化後の「JR全線きっぷうりば」)を開設[4]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)が承継[2]。
- 1992年(平成4年)11月28日:自動改札機を導入[5]。
- 1997年(平成9年)3月22日:貨物取扱範囲を、臨時専用線発着車扱貨物に変更[2]。
- 1998年(平成10年)4月1日:貨物取扱範囲を、臨時車扱貨物に変更[2]。
- 2004年(平成16年)10月16日:ダイヤ改正により、島田発東京行普通列車を廃止。
- 2006年(平成18年)6月2日:南北自由通路・橋上駅起工式[6]。
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)3月:島田駅駅前広場を含めた工事が完了する[8]。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線と単式ホーム1面1線、合計2面3線のホームを有する地上駅で、構内北側から島式ホーム、単式ホームの順に並んでいる。なお、1・2番線が本線、3番線が副本線となっている[1]。駅舎と1番線の間にもホームのない副本線が1本ある他、電車・保線車両留置用の側線がある[9]。2008年4月より橋上駅舎と南口の供用が開始されている。
駅長・駅員配置駅(直営駅)である[10]。管理駅として、金谷駅を管理している[10]。駅舎の内部にはJR全線きっぷうりばや自動券売機などがある[1]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | 東海道本線 | 上り | 静岡・沼津方面 | |
2 | 下り | 浜松・豊橋方面 | ||
3 | 上り | 静岡・沼津方面 | 当駅始発 |
(出典:JR東海:駅構内図)
-
改札口(2022年9月)
-
自動券売機(2022年9月)
-
1・2番線ホーム(2022年9月)
-
3番線ホーム(2022年9月)
貨物取扱
[編集]JR貨物の駅は、2022年現在車扱貨物の臨時取扱駅であり、定期貨物列車の発着は無い[11]。
1993年(平成5年)まで、駅西側にある東海パルプ(現・特種東海製紙)島田工場へ専用線が続いていた。専用線は本線南側や北側に沿って工場へ向かうもの、本線北側に沿って工場の東端にある倉庫へ向かうものの計3本存在し、紙製品や原料の木材チップ、化学薬品輸送に使用されていた。そのため、紙製品を輸送する列車が当駅から飯田町駅等へ運行されていた。
また、1984年(昭和59年)1月まで駅舎西側に有蓋車用貨物ホームが存在した。その他1970年頃まで駅東側にある日清紡績島田工場へ続く専用線もあった。
利用状況
[編集]「静岡県統計年鑑」によると、2021年度(令和3年度)の1日平均乗車人員は4,360人である[12]。
1993年度(平成5年度)以降の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
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年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
1993年(平成 | 5年)8,931 | [12] |
1994年(平成 | 6年)8,481 | |
1995年(平成 | 7年)8,298 | |
1996年(平成 | 8年)8,084 | |
1997年(平成 | 9年)7,652 | |
1998年(平成10年) | 7,469 | |
1999年(平成11年) | 7,000 | |
2000年(平成12年) | 6,749 | |
2001年(平成13年) | 6,669 | |
2002年(平成14年) | 6,406 | |
2003年(平成15年) | 6,326 | |
2004年(平成16年) | 6,204 | |
2005年(平成17年) | 6,021 | |
2006年(平成18年) | 5,875 | |
2007年(平成19年) | 5,910 | |
2008年(平成20年) | 5,879 | |
2009年(平成21年) | 5,757 | |
2010年(平成22年) | 5,819 | |
2011年(平成23年) | 5,722 | |
2012年(平成24年) | 5,708 | |
2013年(平成25年) | 5,696 | |
2014年(平成26年) | 5,479 | |
2015年(平成27年) | 5,582 | |
2016年(平成28年) | 5,595 | |
2017年(平成29年) | 5,534 | |
2018年(平成30年) | 5,527 | |
2019年(令和元年) | 5,537 | |
2020年(令和 | 2年)4,333 | |
2021年(令和 | 3年)4,360 |
駅周辺
[編集]バス路線
[編集]のりば | 運行事業者 | 路線・行先 | 備考 |
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島田駅前(北口) | |||
1 | しずてつジャストライン | 金谷島田病院線:金谷駅 | 平日のみ運行 |
島田市コミュニティバス (しずてつジャストライン) |
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2 | しずてつジャストライン | 金谷島田病院線・島田静波線:島田市立総合医療センター | 平日のみ運行 |
島田市コミュニティバス (しずてつジャストライン) |
|
||
島田市コミュニティバス (ジャンボタクシー) |
|
||
3 | しずてつジャストライン | 島田静波線:静波海岸入口 | |
島田駅南口 | |||
4 | しずてつジャストライン | 富士山静岡空港島田線:富士山静岡空港 | |
5 | 富士山静岡空港
(大鉄アドバンス・しずてつジャストライン) |
空港・新金谷線(富士山静岡空港金谷線):富士山静岡空港 / 蓬莱橋 | |
島田市コミュニティバス (ジャンボタクシー) |
島田駅前 |
隣の駅
[編集]※「ホームライナー静岡」「ホームライナー浜松」の隣の停車駅は東海道線 (静岡地区)を参照のこと。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c JR東海:島田駅
- ^ a b c d e f 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』2、21頁。
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、68頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ “東海道線2駅に「みどりの窓口」”. 交通新聞 (交通協力会): p. 2. (1986年3月14日)
- ^ “14駅を自動改札化 JR東海 静岡地区で計画”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1992年9月5日)
- ^ 広報しまだ 平成18年7月1日号 (PDF) 、Page2-3、島田市
- ^ 広報しまだ 平成20年3月1日号 (PDF) 、Page2-3、島田市
- ^ 広報しまだ 平成21年3月1日号 (PDF) 、Page2-3、島田市
- ^ “Google Maps” (日本語). Google Maps. 2019年7月28日閲覧。
- ^ a b 『東海旅客鉄道20年史』、733頁。
- ^ 『2010JR貨物時刻表』
- ^ a b “6.鉄道運輸状況(JR)” (xls). 長期時系列【統計年鑑編】(県・市町村の変遷~商業). 静岡県. 2024年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月16日閲覧。
参考文献
[編集]- 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB、1998年。ISBN 4-533-02980-9。
- 東海旅客鉄道『東海旅客鉄道20年史』東海旅客鉄道、2007年。
- 『2010 JR貨物時刻表』 鉄道貨物協会、2010年