岸本大紀

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岸本 大紀
きしもと ひろのり
Portal:陸上競技
選手情報
ラテン文字 Hironori Kishimoto
国籍 日本の旗 日本
競技 陸上競技
種目 長距離走
大学 青山学院大学
生年月日 (2000-10-07) 2000年10月7日(22歳)
生誕地 新潟県の旗新潟県燕市
身長 172cm
体重 55kg
自己ベスト
1500m 3分52秒67(2018年)
5000m 13分37秒96(2022年)
10000m 28分23秒71(2022年)
ハーフマラソン 1時間03分49秒(2022年)
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岸本 大紀(きしもと ひろのり、2000年10月7日 - )は、日本陸上競技選手。専門は中距離走長距離走新潟県燕市出身。青山学院大学社会情報学部・社会情報学科在学中[1]。因みに4学年歳上の実兄・岸本克佳も陸上長距離走をやっており、かつて大阪大学生時は陸上部に所属していた。

経歴[編集]

高校時代まで[編集]

燕市立分水小学校の2年生時から、地元の分水ジュニア陸上クラブで中距離走を始める。燕立分水中学校の3年時、全中大会の3000mでは、ゴール手前で転倒し12位に終わった。

中学卒業後の2016年4月、新潟県立三条高等学校に入学し陸上競技部へ入部する。新潟県高校総体陸上・1500m決勝では高校2・3年生と2年連続優勝、5000m決勝では高校1・2・3年生と3年連続優勝をそれぞれ達成。特に3年生時には、1500mと5000mと共に新潟県男子高校生の新記録を達成。さらに、2018年11月開催の日体大記録会・5000mでは、自らの持つ記録を再び更新する14分10秒台を記録した。

大学時代[編集]

高校2年生時の秋頃から、青山学院大学陸上競技部原晋長距離ブロック監督から熱烈なスカウトを受け続けたのを機に、高校卒業後の2019年4月に青山学院大学へ進学・同陸上競技部に所属[2]

大学1年時より、いきなり「大学三大駅伝」へ初出場となる2019年10月14日の第31回出雲全日本大学選抜駅伝競走に、スーパールーキーとして2区・5.8Kmへエントリー。16分16秒の快走を見せ、区間賞を獲得する(青山学院は総合5位)[3]。及び11月3日の第51回全日本大学駅伝対校選手権大会でも出走を果たし、2区・11.1Kmで区間5位(青山学院大はチーム総合2位)[4]

2019年12月10日、青学大・原晋監督が第96回東京箱根間往復大学駅伝競走のエントリー選手・合計16名の中に、ルーキーの岸本も加入した事を発表[5] 、担当は往路でエース区間の2区・23.1Kmに起用される[6]。箱根駅伝本番の2020年1月2日は、トップバッター・1区の𠮷田圭太から暫定7位でタスキを受けると、岸本は6人をごぼう抜きしてトップに立ち、3区・鈴木塁人に襷を渡した。タイムは1時間07分03秒で区間5位ながら、大学1年生の2区歴代1位を記録した(区間賞は東洋大学相澤晃で、1時間05分57秒の区間新記録を達成)[7]。それ以降も青学大チームは安定した走りで、3年振り4度目の往路優勝と[8]、及び2年ぶり5度目の箱根駅伝総合優勝を達成した[9]

大学2年時は、右太もものケガが長引いて公式レースをことごとく欠場。故障が完全に治癒しなかった為、2020年11月1日の第52回全日本大学駅伝及び2021年1月2日・1月3日の第97回東京箱根間往復大学駅伝競走の両大会は、大事を取って登録選手へのメンバー入りを回避した[10][11]

大学3年時、今度は夏場に左脚の疲労骨折で第33回出雲駅伝は不出場に。その後怪我がなんとか回復し、2年近くぶりに「大学三大駅伝」の第53回全日本大学駅伝へ3区・11.9Kmへエントリー。記録は33分55秒、区間3位(青学大は総合2位)[12]

2021年12月、第98回東京箱根間往復大学駅伝競走の本選エントリー16人へ、2年振りに岸本が正式加入[13]。当初は補欠登録だったが、翌2022年1月3日宮坂大器から復路・7区へ正式出場が決まる。昨1月2日、第98回箱根駅伝で2年ぶり5度目の往路優勝に返り咲いた青学大は、復路でも好調を維持し完全独走に。6区・髙橋勇輝から暫定首位でたすきを受けた後岸本は終始好走を見せ付け、区間新記録は59秒届かなかったが区間賞を獲得し、8区・佐藤一世へ襷を繋いだ[14][15]。それ以降も9区・中村唯翔、10区アンカー中倉啓敦の3年生コンビが共に区間新記録を樹立する快走を見せたこともあり、青学大は2年ぶり6回目の総合優勝・2年連続7度目の復路優勝、及び10時間43分42秒の大会新記録をも成し遂げた[16][17]

大学4年時、故障のため第34回出雲駅伝は欠場。第54回全日本大学駅伝には間に合い、5区に出走し5位で襷を受ける。序盤から6位の創価大・嶋津雄大と並走を続けていたが、8km過ぎに振り切られる。それでも11km手前で50秒以上前にいた早大と順大に追いつき一時4位まで上がった(最終的には6位通過)。36分15秒(区間4位)の好記録であったが、1位の駒澤大・篠原倖太朗との差を詰めることはできず。

卒業後も競技の方は継続し、GMOインターネットグループに就職が内定している。

自己記録[編集]

  • 1500m - 3分52秒67(2018年、高校3年生時)
  • 5000m - 13分37秒96(2022年、大学4年生時)
  • 10000m - 28分23秒71(2022年、大学4年生時)
  • ハーフマラソン - 1時間03分49秒(2022年、大学3年生時)

戦績[編集]

主な戦績[編集]

大会 種目(区間) 順位 記録 備考
2016年5月 新潟県高校総体陸上大会 5000m決勝 優勝 14分47秒50
2017年5月 新潟県高校総体陸上大会 1500m決勝 優勝 3分58秒83
2017年5月 新潟県高校総体陸上大会 5000m決勝 優勝 14分45秒20
2018年5月 新潟県高校総体陸上大会 1500m決勝 優勝 3分56秒53[18] 大会新記録
2018年5月 新潟県高校総体陸上大会 5000m決勝 優勝 14分38秒32[18] 大会新記録
2018年6月 北信越高校総体陸上大会 5000m決勝 5位 3分52秒67[19] 新潟県男子高校記録更新
2018年11月 第267回日本体育大学競技会 5000m 37組・11位 14分10秒35[20] 新潟県男子高校記録更新
2019年1月 第24回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会 1区・7Km 9位 20分40秒[21] 新潟県チーム総合27位
2019年7月 第187回東海大学長距離記録会 5000m 14組・首位 14分06秒87[22] 自己記録
2019年11月 第14回世田谷246ハーフマラソン 21.0975Km 130位 1時間11分11秒[23] 初レース
2019年11月 関東学連10000m記録挑戦競技会 10000m 9組・2位 28分32秒33[24] 初レース
2022年3月 第25回日本学生ハーフマラソン選手権大会 21.0975Km 48位 1時間03分49秒 自己ベスト記録
2022年4月 第294回日本体育大学長距離競技会 10000m 8組・4位 28分23秒71 自己ベスト記録
2022年6月 第296回日本体育大学長距離競技会 5000m 19組・5位 13分37秒96 自己ベスト記録

大学駅伝成績[編集]

年度 出雲駅伝 全日本大学駅伝 箱根駅伝
1年生
(2019年度)
第31回
2区-区間賞
16分16秒
第51回
2区-区間5位
31分51秒
第96回
2区-区間5位
1時間07分03秒
2年生
(2020年度)
第32回
(開催中止)
第52回
出場無し
第97回
出場無し
3年生
(2021年度)
第33回
出場無し
第53回
3区-区間3位
33分55秒
第98回
7区-区間賞
1時間02分39秒
4年生
(2022年度)
第34回
出場無し
第54回
5区-区間4位
36分15秒
第99回

外部リンク[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 青山学院大学陸上競技部・長距離ブロック4年生
  2. ^ 岸本大紀が青学大進学、原監督高2からの勧誘実る日刊スポーツ・2019年1月25日記載
  3. ^ 第31回出雲全日本大学選抜駅伝競走・大会結果
  4. ^ 秩父宮賜杯 第51回全日本大学駅伝対校選手権大会・大会結果
  5. ^ 青学原監督、箱根駅伝作戦名は「やっぱり大作戦」日刊スポーツ・2019年12月10日記載
  6. ^ 第96回東京箱根間往復大学駅伝競走 区間エントリー(東京箱根間往復大学駅伝競走・公式サイト)
  7. ^ 過去の記録・大学別選手一覧:第96回大会 2020年(令和2年)・青山学院大学(東京箱根間往復大学駅伝競走・公式サイト)
  8. ^ 青学大・原晋監督、往路V「総合優勝しなければ」(日刊スポーツ・2020年1月2日)
  9. ^ 青学大が2年ぶり5度目の優勝/箱根駅伝復路詳細(日刊スポーツ・2020年1月3日)
  10. ^ 全日本大学駅伝登録選手発表 東海大、青学大、駒大が3強 注目は明大スポーツ報知・2020年10月12日記載)
  11. ^ 青学エース岸本、“次はない”4年生…《箱根駅伝エントリー発表》で「16名から外れた」選手たちNunber Web・2020年12月12日
  12. ^ 秩父宮賜杯髙橋 第51回全日本大学駅伝対校選手権大会・大会結果
  13. ^ 【箱根駅伝2022】青山学院大学 本戦エントリー16選手名鑑BBM Sports 陸上競技マガジン編集部・2021年12月16日記載
  14. ^ 【箱根駅伝】青学大7区・岸本大紀、快走で1位キープ 平塚中継所で8区につなぐ(スポーツ報知・2022年1月3日)
  15. ^ 【箱根駅伝】青学大7区・岸本大紀「満足」復活の区間賞 夏に左足疲労骨折(日刊スポーツ・2022年1月3日)
  16. ^ 過去の記録・大学別選手一覧:第98回大会 2022年(令和4年)・青山学院大学(東京箱根間往復大学駅伝競走・公式サイト)
  17. ^ 陸上・駅伝 特集:第98回箱根駅伝 青山学院大が2年ぶり6度目の総合優勝で“完全優勝”、原晋監督「チーム全体で成長」(4years.asahi.com・2022年1月3日)
  18. ^ a b 平成30年新潟高校総体陸上大会・決勝記録一覧表
  19. ^ 第57回北信越高校総体陸上大会・決勝一覧表
  20. ^ 第267回 日本体育大学長距離競技会・結果
  21. ^ 天皇杯 全国男子駅伝・大会結果
  22. ^ 第187回東海大学長距離記録会・結果
  23. ^ 第14回世田谷246ハーフマラソン 総合記録
  24. ^ 10000m記録挑戦競技会・タイムレース9組