岩坂名奈

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岩坂 名奈
Nana Iwasaka
Volleyball (indoor) pictogram.svg
Nana Iwasaka.jpg
2018年
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1990-07-03) 1990年7月3日(32歳)
出身地 福岡県福岡市
ラテン文字 Nana Iwasaka
身長 187cm
体重 72kg
血液型 O型
選手情報
愛称 ナナ
ポジション MB
指高 243cm
利き手
スパイク 301cm
ブロック  
獲得メダル
グラチャン
2013 女子バレーボール
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岩坂 名奈(いわさか なな、1990年7月3日 - )は、日本の女子元バレーボール選手[1]福岡県福岡市南区出身。ニックネームはナナV.LEAGUE DIVISION1の久光スプリングスに所属していた[2]

来歴

両親の影響で小学1年よりバレーボールを始める。

2008年東九州龍谷高等学校在学中に、ミドルブロッカーとして同級生の松浦寛子らとともに春高バレーおよびインターハイ優勝、国体準優勝などに貢献した。

またユース代表やジュニア代表として、2007年第6回アジアユースバレーボール女子(U-18)選手権大会優勝、世界ユース女子(U-18)バレーボール選手権大会、2008年アジアジュニア女子選手権大会優勝などを経験した。

2009年1月、久光製薬スプリングス(現・久光スプリングス)の内定選手となり[3]、同年4月に正式入団。同月全日本女子(現在は「(女子)日本代表」が公称)メンバーに登録された。高卒一年目のプレミアリーグ2009-10シーズンは、主にピンチサーバーでの出場にとどまった。

2010年、全日本B代表として第2回アジアカップに出場した。プレミアリーグでは2010-11シーズンも序盤は控えだったが、シーズン中盤にベテラン先野久美子からスタメンを奪うと、そのままレギュラーとして活躍した。

2011年6月モントルーバレーマスターズで日本の初優勝に大きく貢献し、自らも「ベストサーバー賞」を獲得した[4]。同年11月に行われたワールドカップバレーでは、新鍋理沙と共に「最年少コンビ」として注目を集める。初戦こそベンチスタートだったものの、第2戦のアルゼンチン戦以降は全試合にスタメン出場。怪我でベテラン選手の欠場が多かったチームにおいて、ベストサーバー部門2位、ベストブロッカー部門5位にランクインする活躍を見せ、全日本の主力選手に急成長した。

2017年の日本代表では、監督の中田久美よりキャプテンに指名された。岩坂は「これまでキャプテンというのはやってことがないので驚いた」と語り[5]、責任の重さと決意を露わにした。2017年8月に開催されたアジア選手権ではチームを10年ぶり優勝に導き、自らもベストミドルブロッカーに耀いた[6]。しかし、日本代表キャプテンの重圧は重く、キャプテンらしいことができずに心が折れそうだった心境を明かした[7]。2020年、代表キャプテンから外れた[7]

2020-21シーズンになると、コンディションが上がらず、若手の台頭もあり久光でもスタメンから外れるようになる[7]。そして、チームに貢献できないことが多くなったことを理由に、2021年6月30日付で現役引退[8][9][10]。引退後もバレーボールに携わっていきたいとコメントを残している[7][10]

2022年、4月に鳥栖市の駅前に久光の情報発信の拠点となる「サテライトオフィス」が設立され、そのスタッフに就任した。広報などを担当する[11]

人物

  • 記者会見の受け答えを苦手にしている。そのため、引退セレモニーの日の記者会見では、最後くらいは記者の質問に上手く答えたいと思い手元にメモを準備して臨んだが、記者に気づかれ赤面した[7]

球歴

所属チーム

受賞歴

  • 2011年 - モントルーバレーマスターズ2011 ベストサーバー賞
  • 2014年 - 2013/14 Vプレミアリーグ ベスト6[13]
  • 2016年 - 2015/2016 Vプレミアリーグ ベスト6[14]
  • 2017年 - アジア選手権 ベストミドルブロッカー

個人成績

Vプレミアリーグレギュラーラウンドにおける個人成績は下記の通り[15]

シーズン 所属 出場 アタック ブロック サーブ レセプション 総得点 備考
試合 セット 打数 得点 決定率 効果率 決定 /set 打数 エース 得点率 効果率 受数 成功率
2009/10 久光製薬 24 24 42 13 31.0% % 7 0.18 79 7 8.86% 18.4% 7 14.3% 27
2010/11 26 72 233 84 36.1% % 44 0.61 232 9 3.88% 10.5% 51 68.6% 137
2011/12 11 38 103 38 36.9% % 25 0.66 143 14 9.79% 18.6% 10 80.0% 77
2012/13 22 82 270 118 43.7% % 59 0.72 293 5 1.71% 9.9% 34 76.5% 182
2013/14 28 98 306 129 42.2% % 85 0.87 348 17 4.89% 15.5% 23 82.6% 231
2014/15 21 83 317 157 49.5% % 47 0.57 293 5 1.71% 9.9% 55 69.1% 209
2015/16 21 84 255 123 48.2% % 51 0.61 305 11 3.61% 13.4% 19 68.4% 185
2016/17 11 33 134 63 47.0% % 32 0.97 99 2 % 7.3% 5 60.0% 97
2017/18 21 59 193 96 49.7% % 33 0.56 180 0 % 7.6% 1 100.0% 133
2018/19 % % % % %

脚注

  1. ^ Player”. FIVB. 2018年2月6日閲覧。[リンク切れ]
  2. ^ 岩坂名奈”. 久光製薬スプリングス. 2018年2月6日閲覧。
  3. ^ 筑波大・水田選手、東九州龍谷高・岩坂選手 入団内定のお知らせ” (Japan). 2012年4月25日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2009年1月25日閲覧。
  4. ^ モントルーバレーマスターズ 全日本女子チーム初優勝! 日本バレーボール協会 News 2011年06月13日告示
  5. ^ 「2020年に伝説に残るチームを」 全日本女子チーム・火の鳥NIPPONが会見”. 日本バレーボール協会. 2017年5月27日閲覧。
  6. ^ BULLETIN #9”. AVC. 2017年8月18日閲覧。
  7. ^ a b c d e 田中夕子「女子バレー岩坂名奈が引退。主将、涙、心折れた日々。でも「心残りはありません」」『Yahoo!ニュース』、Yahoo! JAPAN、2021年4月29日、2021年4月29日閲覧。
  8. ^ 引退選手及び引退セレモニーのお知らせ”. 久光スプリングス (2021年4月26日). 2021年4月26日閲覧。
  9. ^ 金山成美 (2021年4月26日). “バレー久光 リオ五輪代表の座安、前日本代表主将の岩坂ら3人が引退”. 神戸新聞 (神戸新聞社). https://www.kobe-np.co.jp/news/sports/202104/0014276669.shtml 2021年4月26日閲覧。 
  10. ^ a b 平山連 (2021年4月29日). “女子バレー岩坂名奈が現役引退を決めた理由 「恩師」中田久美監督への感謝”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). https://www.nikkansports.com/sports/news/202104290000850.html 2021年4月29日閲覧。 
  11. ^ “<久光スプリングス>鳥栖の駅前商店街に発信拠点 バレー普及へ元代表・岩坂さんら常駐”. 佐賀新聞. (2022年4月22日). https://www.saga-s.co.jp/articles/-/843770 2022年4月25日閲覧。 
  12. ^ 2011年度全日本女子バレーボールチーム登録メンバー発表
  13. ^ Vリーグ機構. “2013/14V・プレミアリーグ女子表彰選手”. 2014年4月14日閲覧。
  14. ^ 女子バレーボールVプレミアリーグ
  15. ^ Vリーグ機構. “選手別成績”. 2018年2月6日閲覧。

外部リンク