岩出玲亜

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岩出 玲亜 Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム いわで れいあ
ラテン文字 Reia Iwade
国籍 日本の旗 日本
競技 陸上競技
種目 長距離走マラソン
生年月日 (1994-12-08) 1994年12月8日(24歳)
出身地 三重県津市
身長 155cm
体重 40kg
3000m 9分13秒30
5000m 15分42秒50
10000m 32分13秒21
ハーフマラソン 1時間9分45秒
マラソン 2時間24分38秒
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岩出 玲亜(いわで れいあ、1994年12月8日 - )は、日本陸上競技選手。専門は長距離走マラソン

人物・経歴[編集]

高校時代まで[編集]

1994年12月8日三重県津市出身。津市立一志中学校時代に陸上競技を本格的に始め、全国中学校駅伝大会には津市立一志中学校メンバーとして1年次、2年次と2回連続出場し、2年次では2区を走り、通過順位を22位から12位に押し上げる区間7位の走りでチームの7位入賞に貢献した[1]。中学3年次では第28回皇后盃全国都道府県対抗女子駅伝競走大会(2010年)に三重県代表として出場し、中学生区間の8区を走った[2]

中学校卒業後、陸上競技の名門である愛知県豊川高等学校に進学。高校3年次には陸上部女子チームの主将を任され、第24回全国高等学校駅伝競走大会(女子)に1区走者として出場し、トップと6秒差の5位で襷を渡した。その後は下級生の3区鷲見梓沙、4区関根花観、5区堀優花らの巻き返しで準優勝[3]に留まり、豊川は大会3連覇を逸した。岩出は「自分のせいで負けた」と悔しい思いであったと云う[4]

ノーリツ所属時代[編集]

2013年、豊川高等学校卒業と同時に実業団のノーリツに入社。実業団選手となってからはホクレンディスタンスチャレンジ実業団女子駅伝西日本大会全日本実業団対抗女子駅伝競走大会などに出場[5]。2013年山陽女子ロードレースハーフマラソンの部に出場して4位に入って1時間9分45秒のジュニア女子日本記録を更新した[6]

2014年、第21回世界ハーフマラソン選手権大会デンマークコペンハーゲン)では、代表選考レースであった前年の山陽女子ロードレースでジュニア日本記録更新での日本人2番目の成績となり、将来が期待され、日本代表選手に選出された[7]。同年3月29日のレースでは個人19位の成績であったが団体戦で日本女子が3位となり銅メダルを獲得した[8]。世界ハーフマラソンの後も織田幹雄記念国際陸上競技大会を始めとしてトラックレースに出場し、10月26日の実業団女子駅伝西日本大会に3区走者として出場した。

3週間後の2014年11月16日には、自身初のフルマラソン挑戦として横浜国際女子マラソン大会に出場、終盤までトップ争いを演じる健闘ぶりで2時間27分21秒のタイムで3位に入線した。岩出が出したタイムは堀江知佳積水化学工業、当時)が2000年長野マラソンで記録した2時間29分12秒を更新する10代女子日本最高記録となった[9]。翌2015年3月8日開催の名古屋ウィメンズマラソンを出走し、世界陸上北京大会・女子マラソン日本代表を狙ったが、20Km手前で先頭集団から徐々に遅れて、結果2時間29分16秒の日本人5着・総合8位に留まった[10][11]

2016年3月13日、リオデジャネイロオリンピック・女子マラソン代表最終選考会の、名古屋ウィメンズマラソンに出場。30Km地点迄先頭集団に加わり、それ以降は優勝争いから遠ざかるも、自己ベスト記録を3分近く更新する2時間24分38秒の好タイムで、日本人4着・総合5位に入った[12][13]。翌2017年3月12日、3年連続で名古屋ウィメンズマラソンへエントリーしたが、本番数日前から右足指の痛みが響き、7Km辺りで第2集団から離脱し、結局18Km付近で途中棄権した[14][15]

ドーム所属時代[編集]

2017年5月31日付でマラソン専念のためノーリツを退社し[16]ドームに移籍した[17]

2017年11月12日開催のさいたま国際マラソンへ出場するも、予期せぬスローペースと強風の影響からか30Km過ぎで優勝争いから脱落。日本女子トップの総合5位ながらも、タイムは2時間31分10秒に留まり、マラソングランドチャンピオンシップMGCシリーズ第2弾2020年東京オリンピック・女子マラソン選考会)出場権獲得は成らなかった[18]。翌2018年1月28日開催の大阪国際女子マラソン(MGCシリーズ第3弾)へ国内招待選手としてエントリーしていたが[19]、右太腿の故障により欠場を表明[20]

2018年3月11日開催の名古屋ウィメンズマラソン(MGCシリーズ第4弾)へ、国内招待選手としてスライド出場。25Km地点迄はペースメーカーの先導する先頭集団についていったが、それ以降は優勝のメスケレム・アセファエチオピア)や高校の後輩である関根花観(日本郵政グループ)らから徐々に離された。それでも以降大きくペースダウンする事無く、うまく纏めて関根に次ぐ総合4位・日本女子2位でゴール。タイムは2時間26分28秒をマークし、漸くマラソングランドチャンピオンシップ出場権獲得を達成した[21]

親族[編集]

帝京大学医療技術学部教授で、帝京大学ラグビー部監督を務める岩出雅之はオジに当たる[22]。雅之は、2014年11月16日に明治大学に勝利して関東大学ラグビー対抗戦グループで4年連続優勝を決めた後の記者会見で、玲亜のことを聞かれて「勝ち気で、勝負に向かって行く子です。(初マラソンで)立派な成績やなあ」と相好を崩しながら語った[23]

自己ベスト[編集]

  • 3000m - 9分13秒30
  • 5000m - 15分42秒50
  • 10000m - 32分13秒21
  • ハーフマラソン - 1時間9分45秒 (2013年12月23日、ジュニア日本記録)
  • マラソン - 2時間24分38秒 (2016年3月13日、名古屋ウィメンズマラソン)

脚注[編集]

  1. ^ 三重陸協たより(平成20年度第5号) (PDF) 三重県陸上競技協会 平成21年2月7日発行
  2. ^ 三重陸協たより(平成20年度第6号) (PDF) 三重県陸上競技協会 平成22年2月14日発行
  3. ^ 神戸新聞NEXT|スポーツ|ノーリツ岩出が存在感 全日本実業団対抗女子駅伝
  4. ^ 19歳岩出歴史作る 最後の横浜国際女子 日刊スポーツ 2014年11月16日閲覧
  5. ^ 2013年度 競技日程・報告 ノーリツ女子陸上競技部
  6. ^ ハーフマラソン、チェピエゴが初優勝 山陽女子ロード 朝日新聞 2013年12月23日付
  7. ^ 東愛知新聞(2014/02/25) 岩出選手が世界ハーフマラソン日本代表に
  8. ^ 第21回世界ハーフマラソン選手権大会 ノーリツ女子陸上競技部
  9. ^ 岩出玲亜 10代マラソン日本最高の快走、1度のチャンスで記録更新 スポーツニッポン 2014年11月16日閲覧
  10. ^ 名古屋ウィメンズマラソン2015 記録表 2015年3月8日発行
  11. ^ ノーリツ女子陸上競技部 2015年度 競技日程・報告
  12. ^ 名古屋ウィメンズマラソン2016 記録表 2016年3月13日発行
  13. ^ ノーリツ女子陸上競技部 2016年度 競技日程・報告
  14. ^ 名古屋ウィメンズマラソン2017 RESULT 2017年3月12日発行
  15. ^ 岩出、18キロ付近で棄権…「練習はごまかせてもレースはごまかせない」/マラソン サンスポ 2017年3月12日記事
  16. ^ 女子マラソン10代日本最高・岩出玲亜、ノーリツ退社「東京五輪を目指しマラソンに専念」 スポーツ報知 2017年5月31日
  17. ^ 心機一転の移籍後初マラソンへ 10代記録持つ岩出玲亜 朝日新聞 2017年11月10日
  18. ^ 岩出玲亜、スローペース「裏切られた!」強風も影響 日刊スポーツ 2017年11月12日記事
  19. ^ 岩出玲亜、自己ベスト更新目指す「23分台で走りたい」/マラソン サンスポ 2018年1月4日記事
  20. ^ 岩出玲亜が右太もも裏痛で大阪国際女子マラソン欠場 日刊スポーツ 2018年1月16日記事
  21. ^ 陸上:名古屋ウィメンズマラソン2018スポーツナビ 2018年3月11日 9時10分スタート
  22. ^ 横浜女子マラソン 19歳“期待の星”岩出の危険な賭け 日刊ゲンダイ 2014年11月16日付
  23. ^ 帝京大・岩出監督、めい活躍で二重の喜び「立派やな」/関東対抗戦 サンケイスポーツ 2014年11月16日付

外部リンク[編集]