岡本真

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ウィキペディアタウンin瀬戸内市での岡本真(2018年3月)
図書館総合展2017でLibrary of the Year の審査員を務める岡本真(2017年11月)
ウィキマニア2013における基調講演を行う岡本真(2013年8月)

岡本 真(おかもと まこと、1973年[1][2] - )は、日本の編集者キュレーターコンサルタント、アカデミック・リソース・ガイド(ARG)の代表で主筆。

経歴[編集]

1997年3月、国際基督教大学教養学部社会科学科卒業[3][4]。 1997年4月から1998年3月まで株式会社教育開発研究所で勤務した[5][6]後、フリーの編集者として様々な企画にかかわる傍ら、日本の学術分野における情報メールマガジンの草分けである「ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)」を1998年7月に創刊した[7]

1999年5月、ヤフー株式会社に入社[8]。2004年に「Yahoo!知恵袋」を立ち上げ[8][9][10]、初代のサービスマネージャーを担当した(2007年まで)[11]

2009年7月にヤフーを退社後、9月にアカデミック・リソース・ガイド株式会社を設立、代表取締役を務める[8][12]

2011年4月には、震災支援プロジェクトsaveMLAKを設立[13][14][15]。2013年8月に香港で開催されたウィキマニア2013ではキーノートスピーカーを務めた[16]

著書[編集]

  • 岡本真 『これからホームページをつくる研究者のために - ウェブから学術情報を発信する実践ガイド』 築地書館、2006年、ISBN 480671335X
  • 岡本真・仲俣暁生編著 『ブックビジネス2.0 : ウェブ時代の新しい本の生態系』 実業之日本社、2010年、ISBN 9784408108537
  • 岡本真 『ウェブでの「伝わる」文章の書き方』 講談社〈講談社現代新書〉2187、2012年、ISBN 9784062881876
  • 岡本真, 森旭彦『未来の図書館、はじめませんか?』 青弓社、2014年、ISBN 9784787200532
  • 青柳英治編著, 岡本真監修『ささえあう図書館 - 「社会装置」としての新たなモデルと役割』 勉誠出版、2016年、ISBN 9784585200390
  • 岡本真, ふじたまさえ『図書館100連発』 青弓社、2017年、ISBN 9784787200631
  • 岡本真 『未来の図書館、はじめます』 青弓社、2018年、ISBN 9784787200693
  • 岡本真編著『司書名鑑 : 図書館をアップデートする人々』青弓社、2022年、ISBN 978-4-7872-0081-5

注・参照文献[編集]

  1. ^ 岡本, 真, 1973- - Web NDL Authorities (国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス)”. 2016年12月3日閲覧。
  2. ^ 代表・岡本真のプロフィール - ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)
  3. ^ 岡本真「国立国会図書館での講演録 国立国会図書館への評価と期待」『ず・ぼん : 図書館とメディアの本』第11号、2005年11月、76-89頁。 
  4. ^ ささえあう図書館 : 勉誠出版”. 2016年12月3日閲覧。
  5. ^ arg|ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) / アカデミック・リソース・ガイド”. 2016年12月3日閲覧。
  6. ^ 岡本真「「日本の図書館をヤバくする」ために--Code4Lib JAPANの経緯、目的、事業、そしてFlickrを用いたワークショップのねらい」『ず・ぼん : 図書館とメディアの本』第16号、2011年1月、98--100頁。 
  7. ^ ARG-001 1998年07月12日号”. 1999年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月3日閲覧。(WayBackMachineのアーカイブより)
  8. ^ a b c 「Yahoo!知恵袋」産みの親・岡本 真氏がNAVERを徹底分析 ―NAVERアドバイザリーボード―”. 2016年12月3日閲覧。
  9. ^ Yahoo!知恵袋が正式版に、女性と初心者に愛される理由は?” (2005年11月8日). 2016年12月3日閲覧。
  10. ^ 質問数が1,000万件を超えたYahoo!知恵袋。他サービスとの連携で有効活用(甲斐祐樹)Broadband Watch2006/11/20”. 2016年12月3日閲覧。
  11. ^ 「Yahoo!知恵袋」の10年、歴代・中の人が振り返るあんなことやこんなこと”. 2016年12月3日閲覧。
  12. ^ 第九回(ページ1)|対談|本の力を、生きる力に。|シャンティ国際ボランティア会”. 2016年12月3日閲覧。
  13. ^ 国立国会図書館関西館図書館協力課『東日本大震災と図書館』国立国会図書館、東京、2012年、139頁。doi:10.11501/3487636https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3487636 
  14. ^ 八田浩輔 (2011年6月25日). “ひと:岡本真さん=被災地の「知」を救うために活動”. 毎日新聞. オリジナルの2011年6月29日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110629170244/http://mainichi.jp/select/opinion/hito/news/20110625ddm008070054000c.html 
  15. ^ 岡本真「saveMLAKの活動と課題,そして図書館への支援を巡って」『情報管理』第54巻第12号、2012年3月、808-818頁、doi:10.1241/johokanri.54.808NAID 130001856046 
  16. ^ Schedule - Wikimania 2013 in Hong Kong”. 2016年12月3日閲覧。

外部リンク[編集]