山野正義

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山野 正義(やまの まさよし、1936年9月19日 - )は、日本の教育者

略歴[編集]

学校法人山野学苑創設者である山野治一・愛子夫妻の長男として東京都中央区で誕生。学習院高等科卒業後、学習院大学経済学部経済学科に入学したが中退して渡米。1958年ウッドベリー大学英語版政経学部卒。アメリカ・ビジネス界で経験を積んだ後、1973年帰国。

以後、美容・福祉・医療・日本語教育・国際交流等の分野で活躍中。

学校法人・山野学苑関係[編集]

  • 1958年 ウッドベリー大学卒業
  • 1959年 ロサンゼルス市・ミュチュアル・オブ・ニューヨーク生命保険会社勤務、ヤマノ・ビューティカレッジ創設、副理事長
  • 1973年 帰国し学校法人・山野学苑総括に就任したが暫くは日米間を往復して活動
  • 1991年 同理事長、財団法人・国際美容協会理事長
  • 1995年 山野美容芸術短期大学学長
  • 1998年 山野日本語学校創設、校長
  • 1999年 一般社団法人・日本美容福祉学会理事長
  • 2002年 特定非営利活動法人・全国介護理美容福祉協会理事長
  • 2003年 山野医療専門学校創設、校長
  • 2013年 学校法人・山野学苑総長
  • 2013年 一般財団法人グローバルジェロントロジーセンター理事長

美容教育関係[編集]

  • 1994年 社団法人日本理容美容教育センター理事
  • 2000年 同常任理事
  • 2002年 同副理事長、美容教育部会長、東京都理容美容学校協議会議長
  • 2002年 財団法人日本理容師美容師試験研修センター理事

国際・文化・教育関係[編集]

  • 1964年 ユナイテッド・インターナショナル株式会社設立
  • 1965年 南カリフォルニア州日米協会理事
  • 1966年 ロングビーチ市市長特別相談役
  • 1967年 日米市長及び商工会議所会頭会議顧問
  • 1967年 YPO(国際青年社長会議)会員
  • 1969年 カリフォルニア州歴代著名人協会会員
  • 1970年 全米著名人協会会員。米国永住権取得
  • 1972年 米国モーターサイクル・オフィサーズ協会名誉会員
  • 1973年 南カリフォルニア大学特別顧問
  • 1974年 世界著名人協会会員、米国日系人青年社長会会長
  • 1972年 ニクソン・佐藤栄作サクラメント会議に大統領補佐官として随行
  • 1974年 米国レーガン前加州知事、ブラウン加州知事、ヤング加州検事総長の選挙対策委員
  • 1975年 昭和天皇陛下訪米時のロサンゼルス市歓迎委員
  • 1975年 ロサンゼルス・オリンピック誘致日系人代表委員
  • 1978年 米国カーター大統領からフレンドシップフォース日本代表に任命される
  • 1994年 米国UCLA財団理事
  • 1995年 社団法人茶道裏千家淡交会東京第八北支部支部長
  • 1995年 社団法人国際文化協会顧問
  • 1998年 米国ウッドベリー大学経済学名誉博士号取得
  • 1999年 日米協会スポーツ委員会委員
  • 2000年 財団法人世界自然保護基金日本委員会評議員
  • 2001年 全米大学管理者協会名誉会員
  • 2005年 学習院桜鞍会理事
  • 2005年 財団法人日本国際連合協会評議員
  • 2007年 ICD(インター・コワフュール・モンディアル)名誉会員
  • 2008年 財団法人山科鳥類研究所賛助会員
  • 2011年 公益財団法人世界自然保護基金ジャパン顧問
  • 2011年 米国南加大学(USC)理事監査委員
  • 2011年 健康生きがい学会理事
  • 2015年 日本ダイエット推進センター会長
  • 2017年 大阪大学招へい教授
  • 2017年 一般財団法人美齢学ジェロントロジーセンター理事長
  • 2017年 青山学院大学学長アドバイザー

美容・医療・日本語教育[編集]

以下の教育機関を設置して、美容師養成・柔道整復師養成・日本語教育を実践している。

  • 山野美容専門学校 1934年創設。東京都渋谷区代々木。専門課程(入学定員800人)高等課程(同540人)通信課程(同10月320人、4月280人)
  • 山野美容芸術短期大学 1992年創設。東京都八王子市。美容総合学科=美容デザイン専攻(入学定員160人)エステティック専攻(同40人)国際コミュニケーション専攻(同30人)
  • 山野医療専門学校 2003年創設。東京都渋谷区代々木。柔道整復専門課程柔道整復科=午前コース60人、午後コース30人
  • 山野日本語学校 1998年創設。東京都渋谷区代々木。大学進学準備教育1年コース100人、同1年半コース110人、大学進学1年コース100人

美容福祉[編集]

1995年、慶應義塾大学病院入院中の山野愛子がベッド上でも身だしなみを整えている姿を見て、美容と福祉がQOL向上の上で密接に関連していることに着目し「美容福祉」を発想。1999年山野美容芸術短期大学に3年間で美容師と介護福祉士資格を取得する「美容福祉学科」を開設し、日本で初めて美容福祉に関する教育を開始。同年、美容福祉に関する理論的研究を推進するために「日本美容福祉学会」(2009年一般社団法人・日本美容福祉学会に改組)を設立。2002年美容福祉理論に基づく訪問理美容などを実践する「特定非営利活動法人・全国介護理美容福祉協会」を設立し、現在に至っている。

教育[編集]

1999年、山野美容芸術短期大学に3年間で美容師国家試験受験資格と介護福祉士資格を取得できる「美容福祉学科」を開設、以後2010年までに515人が卒業。2010年からは山野美容芸術短期大学と山野美容専門学校で「美容福祉技術講習」(30時間)を必修化、修了時に一般社団法人・日本美容福祉学会認定「福祉美容師」資格を付与している。

研究[編集]

般社団法人・日本美容福祉学会は、2001年から学術集会を開催し、美容福祉に関する教育・研究・実践成果の理論化を推進している。これまでの開催テーマは以下の通り。

  • 第1回(2001年)「福祉」と「おしゃれ」21世紀…介護の視点から
  • 第2回(2002年)「美容福祉の可能性」
  • 第3回(2003年)「セルフアートケア(SAC)と美容福祉」
  • 第4回(2004年)「生きるほどに美しく…美容福祉のこころ」
  • 第5回(2005年)「美容福祉―新たな展開」
  • 第6回(2006年)「美容福祉―その理論と実践」
  • 第7回(2007年)「美容福祉―その現状と課題」
  • 第8回(2008年)「美容ケアを考える」
  • 第9回(2009年)「ジェロントロジーの意義とその展開~美容福祉の視点から」
  • 第10回(2010年)「ヘルスプロモーションと美容福祉」
  • 第11回(2011年)「ジェロントロジーと美容福祉~QOLへのアプローチ」
  • 第12回(2012年)「その人らしい生き方と美容福祉」
  • 第13回(2013年)「サクセスフルエイジングと美容福祉」
  • 第14回(2014年)「ライフデザインと美容福祉~実践の場の創造」
  • 第15回(2015年)「美容福祉の事業化を考える」
  • 第16回(2016年)「地方創生と美容福祉の力」
  • 第17回(2017年)「美しく生きる社会を目指して」

実践[編集]

特定非営利活動法人・全国介護理美容福祉協会(以下NPO)は、社会人美容師・理容師を対象に4日間・28時間の「美容福祉技術講習」制度を創設し、同講習修了生には「福祉理美容師」資格を付与している。NPOは、福祉美容師が福祉施設または在宅の高齢者・障がい者に対して、安全かつ安心できる訪問理美容を業務として実施できるようにするため、不測の事態に備えた保険制度を設けた「登録理美容師」制度を確立している。

ジェロントロジー[編集]

  • 2009年、南カリフォルニア大学(USC)の要請で、USCと学校法人山野学苑は、ジェロントロジーに美容理論を加えるための協議を開始した。ジェロントロジー教育に関しては東京大学が既に開始しているが、私学では山野学苑が最初である。その具体化として、2009年の一般社団法人・日本美容福祉学会第9回学術集会にジェラルド.C.デビソン・南加大教授を招き、「ジェロントロジーの現在と未来」、2011年の同第11回学術集会では「美容師と対人サービス専門職者のためのストレス・マネージメント」をテーマに講演した。
  • 以上の準備段階を経て、2013年4月から、山野美容芸術短期大学、山野美容専門学校、山野医療専門学校で、「スカイ・キャンパス」と名付けた日本語のジェロントロジー・オンライン教育をスタート。受講者は登録した手順に沿って、USCのサーバーに直接アクセスし、全60レッスンの講義をいつでもどこでも受講できることになった。修了者にはUSCのディプロマが授与される。
  • 2013年4月、「スカイ・キャンパス」スタートに際して、ピンカス・コーエンUSCジェロントロジー・デイビス校学部長が、山野美容芸術短期大学と山野美容専門学校で記念講義を行った。USCジェロントロジー・デイビス校は、日本でジェロントロジー・オンライン教育を創設した山野正義総長に特別学部長賞を贈った。

著書[編集]

  • 「YES,YOU CAN」1977年、白馬出版
  • 「地球社会に向けて」1990年、IN通信社
  • 「思えば叶う」2000年、IN通信社
  • 「生きるほどに美しく」2003年、IN通信社
  • 「YES,YOU CAN Ver.2.0」2007年、IN通信社
  • 「生き方の革命」2012年、IN通信社
  • 「ジェロントロジー」2015年、IN通信社
  • 「美齢学」2018年、朝日新聞出版

受賞[編集]

  • 1977年 日米親善貢献に対して内閣総理大臣感謝状
  • 1985年 美容師技能振興育成貢献に対し労働大臣感謝状
  • 1985年 日米貿易振興貢献に対し通商産業大臣表彰状
  • 1988年 社団法人日本理容美容教育センターから美容教育永年勤続賞
  • 1989年 理容師美容師養成功労に対し厚生大臣表彰状
  • 1990年 日ソ文化交流促進貢献に対し外務大臣感謝状
  • 1995年 政管健保及び厚生年金保険事業発展貢献に対し社会保険庁長官表彰状
  • 1998年 第18回長野冬季五輪組織委員会から感謝状
  • 2002年 国際交流活動発展貢献に対し外務大臣表彰状
  • 2003年 日仏教育文化交流貢献に対しパリ市民顕彰賞(メダル)
  • 2011年 フランス国家功労勲章コマンドゥール
  • 2012年 フランス芸術文化勲章オフィシェ
  • 2012年秋 旭日小綬章
  • 2013年 USC特別学部長賞