山田満郎

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山田 満郎(やまだ みつろう、1943年[1] - 2016年6月5日[2])は、美術セットデザイナー。東京都生まれ。武蔵野美術大学芸能デザイン科卒業。

バラエティ番組のセットデザインを数多く担当。特に『8時だョ!全員集合』では1969年10月の第1回放送から第765回放送までほぼ全てのセットデザインを担当した。

経歴[編集]

  • 1967年TBSに入社。
  • 1969年10月より放送が始まった『8時だョ!全員集合』にセットデザイナーとして参加。以後、全てのセットデザインを一手に引き受ける。(~第765回放送まで)
  • 1980年、『全員集合』のセットデザインが評価され、バラエティ番組史上初の伊藤熹朔賞を受賞する[3][4]
  • 1985年、1月5日の第765回の放送で番組開始以来セットデザインを担当してきた同番組から離れる(以後最終回までのセットデザインは浦上憲司が担当)。
  • その後TBS美術センター次長兼業務部長[1]などを歴任し定年退職。その後はフリーとして活動する傍ら、東放学園専門学校テレビ美術科講師として後進の指導に当たったほか[3]NPO法人「テレビ日本美術家協会」監事を2014年まで務めた[5]
  • 2016年6月5日、肝臓がんのため逝去。享年73[2]
  • 山田の逝去後となる2017年2月に親族及びTBS時代の同僚の企画により『視聴者驚かせたセットの数々を振り返る「8時だョ!全員集合」展』が東京都調布市で開催され[3]、さらに同年10月28日から12月10日まで、杉並区立郷土博物館別館において企画展が催された。そこでは山田が撮影した荒井注ザ・ドリフターズに在籍していた当時の全員集合のリハーサル風景写真も展示された[6][7]

手がけた番組[編集]

著書[編集]

エピソード[編集]

  • 『8時だョ!全員集合』番組開始前の顔合わせで「TBSの美術に不可能はない」と宣言。以後、番組を離脱するまでの約16年間、ネタ作りの会議でまとまったアイデアを全て実現させた。
    • 山小屋を360度回転するようにデザインした[3]。コントでは、床に眠っていたはずの加藤茶が90度山小屋が回転したことで起きあがるようになり、「さっき寝たはずなのに、起きちゃった?」とボケた。
    • 布で描かれた背景に絵で描かれたような扉をつけ、出入りできるようにした。観客はただの絵と思っていた背景画から人が出入りするのに驚きを見せた。
    • パトカーを家の屋根に飛び込ませた(『全員集合』史上最も危険なコントと言われる[3][8])。
    • タイミングに合わせて電柱や樹木が狙った方向に倒れるよう設計した。
    • 階段や壁など屋敷のいたるところに顔が現れ、音楽に合わせて歌い出す。このセットがバラエティ番組史上初となる伊藤熹朔賞を受賞する快挙を見せた[3][4]
  • 半年間、日本テレビ系で放送された『日曜日だョ!ドリフターズ!!』で 「こんなに金のかかる番組、TBSに返してしまえ」と当時の日本テレビ幹部が漏らしたことを聞きつけ、以後、自分の担当する全ての番組において番組予算を常に守りきった。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

この本の中にも山田がデザインしたセットの図面や写真が一部掲載されている。

出典[編集]

  1. ^ a b 『8時だョ!全員集合伝説』p79
  2. ^ a b 山田満郎さん 73歳=美術セットデザイナー /東京 - 毎日新聞、2016年6月9日掲載、2016年8月27日閲覧
  3. ^ a b c d e f “視聴者驚かせたセットの数々を振り返る「8時だョ!全員集合」展、本日より”. お笑いナタリー (株式会社ナターシャ). (2017年2月21日). http://natalie.mu/owarai/news/221592 2017年3月8日閲覧。 
  4. ^ a b 『8時だョ!全員集合伝説』p82及びp148-p149
  5. ^ テレビ日本美術家協会 2011-2012組織図 (PDF) - テレビ日本美術家協会 [出典無効]
  6. ^ “「8時だヨ!全員集合」展 情報提供求む!!切実な理由”. 朝日新聞. (2017年11月30日). http://www.asahi.com/articles/ASKCP5VWVKCPUEHF00K.html 2017年12月5日閲覧。 
  7. ^ 分館企画展『8時だョ!全員集合』昭和45年8月8日 旧杉並公会堂生放送(郷土博物館分館)”. 東京都杉並区役所 (2017年10月20日). 2017年12月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月13日閲覧。
  8. ^ 『8時だョ!全員集合伝説』p202