山田二千華
| ||||
---|---|---|---|---|
基本情報 | ||||
国籍 |
![]() | |||
生年月日 | 2000年2月24日(23歳) | |||
出身地 | 愛知県・豊田市 | |||
ラテン文字 | Nichika Yamada | |||
身長 | 184cm | |||
体重 | 74kg | |||
血液型 | B型 | |||
選手情報 | ||||
所属 | NECレッドロケッツ | |||
愛称 | ハナ | |||
ポジション | ミドルブロッカー | |||
指高 | 233cm | |||
利き手 | 右[1] | |||
スパイク | 310cm | |||
ブロック | 288cm[1] | |||
最高到達点 | 310cm |
山田 二千華(やまだ にちか、2000年2月24日 - )は、日本の女子バレーボール選手である。V.LEAGUE DIVISION1のNECレッドロケッツに所属している。
来歴[編集]
バレーボールを始めたのは豊田市立逢妻中学校1年生の時で、両親の影響を受けた[1]。
中学2年生の時、全国の各地の有望な高校生48人と中学生4人が選抜され、4チームで戦う全日本ジュニアオールスタードリームマッチに出場。中学3年生の時、愛知県代表として、全国都道府県対抗中学大会に出場した[2]。
高校時代は、第11回アジアユース女子バレー選手権のメンバーに選ばれ、中国を破って優勝した。2017年11月に第70回全日本バレーボール高等学校選手権大会の愛知県大会の決勝で優勝、8年ぶり14回目の全国大会に切符を手に入れた。その時はチームの主将として活躍した[2][3]。
2018年の高校卒業後、NECレッドロケッツに入団。
第20回バレーボール女子ジュニア世界選手権で優勝。第20回アジア選手権も優勝、ベストミドルブロッカー賞を受賞[2]。
2021年、東京オリンピック日本代表の最終メンバーに選出され[5]、予選ラウンド4日目となる31日の試合(韓国戦)にスタメン出場。五輪デビューを果たした。しかし、この試合ではスパイクやブロックでチームに貢献できず、第1セット序盤で交代となった。それにより自信をなくし、自分に大きな失望感を持つようになった。2021年が終わる頃にインタビューで五輪の事に触れられて泣き出したことがあり、それくらい苦しい思い出となった[6]。
2022年も日本代表に選出され、ネーションズリーグに出場[7]。成長のために何が必要なのかを積極的に考えるようになり、ロンドン五輪で銅メダルを獲得したメンバーが「アントラージュ」として合宿のサポートをしたこともあり、荒木絵里香らからアドバイスを求めるようになった。世界選手権にも出場し、ブロックポイントとブロックタッチが明らかに増え、チームへの貢献度が増した[6]。特に、準々決勝のブラジル戦では、ブロックで7点、アタックで12点の計19得点を取る活躍をした[8]。しかし、チームはそのブラジル戦でフルセットの大熱戦の末に敗れ、涙を流して悔しさを露わにした[9]。ただ、ここまで来れたことは自信にもつながった様子で、世界選手権からの帰国時に取材され「来年はもっともっと強くなって帰ってきたい」と力強くコメントした[10]。
人物[編集]
- 身長184cmと高さもあり、所属するNECレッドロケッツの中での期待は大きく、チームの中心になるべき選手と見られる。そのため、スタッフだけでなく古賀紗理那からも、他の選手よりも厳しめに叱咤されることがある[6]。
- 五輪に4度出場した同ポジションの荒木絵里香は、山田が日本代表に入る前から注目していて、「ちょっと脅威を感じている」と現役時代に話していた[6]。
球歴[編集]
所属チーム[編集]
- 豊橋中央高等学校(2015-2018年)
- NECレッドロケッツ(2018年-)
個人成績[編集]
V.LEAGUEの個人成績は下記の通り(ファイナルステージ含む)[11]。
大会 | チーム | 出場 | アタック | バックアタック | アタック 決定本数 |
ブロック | サーブ | サーブレシーブ | 総得点 | |||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 数 |
セ ッ ト 数 |
打 数 |
得 点 |
失 点 |
決 定 率 |
打 数 |
得 点 |
失 点 |
決 定 率 |
セ ッ ト 平 均 |
得 点 |
セ ッ ト 平 均 |
打 数 |
ノ 丨 タ ッ チ |
エ 丨 ス |
失 点 |
効 果 |
効 果 率 |
受 数 |
成 功 ・ 優 |
成 功 ・ 良 |
成 功 率 |
ア タ ッ ク |
ブ ロ ッ ク |
サ 丨 ブ |
得 点 合 計 | ||
V1 2018-19 | NEC | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 0 | - | - | 0 | - | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 0 | 0 |
V1 2019-20 | 12 | 33 | 115 | 43 | 8 | 37.4 | 0 | 0 | 0 | - | 1.3 | 27 | 0.82 | 111 | 1 | 0 | 11 | 41 | 7.7 | 1 | 0 | 0 | 0 | 43 | 27 | 1 | 71 | |
V1 2020-21 | 22 | 67 | 217 | 82 | 10 | 37.8 | 0 | 0 | 0 | - | 1.22 | 39 | 0.58 | 233 | 1 | 6 | 16 | 56 | 7.3 | 24 | 10 | 6 | 54.2 | 82 | 39 | 7 | 128 | |
V1 2021-22 | 32 | 115 | 381 | 178 | 17 | 46.7 | 2 | 2 | 0 | 100 | 1.55 | 50 | 0.43 | 469 | 8 | 16 | 24 | 131 | 10.8 | 42 | 25 | 7 | 67.9 | 178 | 50 | 24 | 252 | |
通算:4シーズン | 76 | 215 | 713 | 303 | 35 | 42.5 | 2 | 2 | 0 | 100.0 | 1.41 | 116 | 0.54 | 813 | 10 | 22 | 51 | 228 | 9.4 | 67 | 35 | 13 | 61.9 | 303 | 116 | 32 | 451 |
脚注[編集]
- ^ a b c 「NECレッドロケッツ」『2021-22 V.LEAGUE公式プログラム チームの顔 2021年11月号』、日本文化出版、2021年11月、169頁、ASIN B09HG54WVS。
- ^ a b c スポーツファン.net
- ^ 東愛知新聞
- ^ 日本バレーボール協会
- ^ “第32回オリンピック競技大会(2020/東京)火の鳥NIPPON出場内定選手12人決定”. 日本バレーボール協会 (2021年6月30日). 2021年7月31日閲覧。
- ^ a b c d 田中夕子「【世界バレー】ベスト8進出を決めた日本代表、「自信」をつけた山田二千華が見せる進化」『Yahoo!ニュース』2022年10月9日、2022年10月10日閲覧。
- ^ “FIVBバレーボールネーションズリーグ2022”. 日本バレーボール協会. 2022年10月10日閲覧。
- ^ “Quarter Finals - Final Round - Women BRA-JPN MATCH STATISTICS BY PLAYER”. Women's World Championship 2022 (2022年10月11日). 2022年10月12日閲覧。
- ^ “【世界バレー】急成長の石川真佑、山田二千華は号泣「もっと頑張らないといけないとすごく思う」”. 日刊スポーツ. (2022年10月12日) 2022年10月12日閲覧。
- ^ “女子日本代表が世界選手権から帰国 古賀紗理那「成長して、また集合したい」”. 月バレ.com. (2022年10月14日) 2022年10月15日閲覧。
- ^ “山田 二千華|選手別成績|Vリーグ オフィシャルサイト”. Vリーグ機構. 2022年6月11日閲覧。
外部リンク[編集]
- 山田二千華 - Olympedia (英語)
- 山田二千華 - V.LEAGUE
- 山田二千華 - NECレッドロケッツ
![]() |
---|