山王 (大阪市)
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山王 | |
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![]() 飛田新地(山王3丁目) | |
国 |
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都道府県 | 大阪府 |
市町村 | 大阪市 |
区 | 西成区 |
人口 (2010年(平成22年)10月1日現在) | |
• 合計 | 4,597人 |
等時帯 | UTC+9 (JST) |
郵便番号 |
557-0001 |
山王(さんのう)は、大阪府大阪市西成区の町名。1 - 3丁目がある。2010年10月1日現在の人口は4,597人[1]。郵便番号557-0001。
地理[編集]
西成区の北東端に位置する。
浪速区と天王寺区と阿倍野区との境目に近い1丁目と2丁目は、細い路地が入り組む昔ながらの商店街や長屋が建ち並び、さながら昭和か大正かと思わせるノスタルジックな趣の町並みをかもし出している。
南に下った3丁目には、大正時代から続く飛田新地という日本最大級の旧遊廓がある。
戦前から戦後にかけて数多くの芸人が住んでいた地域であり、その名残を後世に伝えるための『てんのじ村記念碑』(1977年11月建立)が存在する。難波利三の直木賞受賞作『てんのじ村』(1984年)の舞台として有名になった。
西隣の太子、萩之茶屋地区には釜ヶ崎(あいりん地区)があるが、エリア的に新今宮駅、萩ノ茶屋駅周辺をさし、山王地区とは全くの別地区である。その誤解を嘆く声として、「現在の山王はあいりん地区だと言って特別な恩典もないのみならず、釜ヶ崎と一把ひとからげにされた山王町が大いに迷惑している。それは、戦前の山王町は、住吉区であり、隣り合っているとはいえ別の区であったことを思うと、この呼称に憤りを覚えている」と大阪春秋に掲載されている[2]。
歴史[編集]
- 1925年(大正14年)4月1日 大阪市第二次市域拡張によって新設の住吉区に編入され、大阪市住吉区天王寺町となる。
- 1929年(昭和4年) 天王寺町より山王町(1 - 4丁目)が成立。
- 1943年(昭和18年)4月1日 区の境界変更によって西成区へ転属。
- 1973年(昭和48年)11月 現行住居表示実施によって山王(1 - 3丁目)となる。
交通[編集]
鉄道[編集]
教育[編集]
- 大阪市立山王保育所(山王1丁目6-10)
- ひよこ園(山王1丁目8-29)
施設[編集]
- 山王こどもセンター (山王2丁目5-4)
- 山王集会所(山王2丁目10-24)
- 山王福祉会館(山王2丁目13-2)
- 飛田文化センター (山王3丁目12-13)
団体[編集]
脚注[編集]
- ^ 平成22年国勢調査(速報) 町丁目別人口・世帯数-大阪市 (PDF) 、2011-06-02閲覧。
- ^ 「大阪春秋」第二十五号 堀内宏昭編 大阪春秋社 1980年」(昭和55年)p.106
関連項目[編集]