山本繁
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やまもと しげる 山本 繁 | |
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生誕 | 1978年5月26日(44歳)![]() |
出身校 | 慶應義塾大学 |
山本 繁(やまもと しげる、1978年5月26日 - )は、日本の大学の戦略・教育・中退予防、社会起業家・チェンジメーカー育成の専門家。大正大学特命教授、ビジネス・ブレークスルー大学アドバイザー、大学の組織風土としくみ研究会共同代表、朝日中退予防ネットワーク副委員長。2002年から2017年まで社会起業家。
略歴[編集]
東京都杉並区荻窪生まれ。父CMカメラマン、母ニットデザイナーの創作一家で育つ。
1997年慶應義塾大学環境情報学部入学。在学中に現株式会社Zaim代表取締役・閑歳孝子、Pocket Guitar作者・笠谷真也らと学生IT起業し、代表取締役に就任。ビジネスは人生の一部分であり、人生観に根差さないビジネスは持続可能ではないと認識し、約1年でクローズした。
2002年同大学の卒業式翌日に教育NPO「NEWVERY」の前身を設立し、2度目の起業。2009年法人化。
NEWVERYでは、日本中退予防研究所、平日の大学体験プログラム「WEEKDAY CAMPUS VISIT」、教育寮「チェルシーハウス」、教育寮オープンラボ(隠岐島前高校魅力化プロジェクトとの共同運営)、若手漫画家支援「トキワ荘プロジェクト」等を事業化。2010年には100名超の中退経験者へのインタビュー結果を発表した『中退白書2010 高等教育機関からの中退』が30以上のメディアに取り上げられ、日本の高等教育政策に影響を与える。コレクティブ・インパクトを実現するために民間から社会課題の可視化と啓発を行う「民間白書アプローチ」を普及させた。
2012年7月から2013年3月まで文部科学省高等教育局高等教育政策室に勤務。2012年9月から2015年3月まで中央教育審議会高大接続特別部会臨時委員をつとめるなど、多くの公職で高等教育のグランドデザインを提言。並行して学校法人滋慶学園の顧問を6年間つとめるなど15以上の学校法人の各種戦略策定・実行をサポート。マザーハウス山口絵理子氏らとともに「日本の社会起業家30選」(週刊ダイヤモンド)、ダルビッシュ有選手、オイシックス・ラ・大地の高島宏平氏、鈴木英敬三重県知事らとともに「日本を立て直す100人」(週刊AERA)に選ばれるなど多方面で活躍し、日本における大学改革や学生・若者支援の質的向上、社会起業家やソーシャルイノベーターという生き方の普及に15年間つとめた。また、2006年に開始したトキワ荘プロジェクトの成功を通じて(2021年8月時点で120名以上がプロ漫画家デビュー)、「コンセプト型シェアハウス」を日本に広めた。
2017年3月にNEWVERYの理事長を退任し、同年4月から仏教系の大正大学地域構想研究所に所属。現在は同大学のイノベーションに従事するほか、ミッションやビジョンに共感する大学・企業・NPOの経営サポートをつとめている。2019年1月からビジネス・ブレークスルー大学(文部科学省認可、学長:大前研一)アドバイザー。2021年3月、大学の組織風土としくみ研究会を共同発起。2021年4月、朝日中退予防ネットワーク(運営:朝日新聞社)副委員長に就任。
「若者たちが未来に希望を持てる社会」が実現したいビジョン。妻・息子と三人暮らし。趣味は読書、芸術・舞台鑑賞、息子との二人旅。
主な単著・編著[編集]
- 『やりたいことがないヤツは社会起業家になれ』(メディアファクトリー, 2009年,単著)
- 『人を助けて仕事を創る 社会起業家の教科書』(ティー・オーエンタテインメント, 2010年,単著)
- 『つまずかない大学選びのルール』(ディスカヴァー・トゥエンティワン, 2013年,単著)
- 『中退白書2010 高等教育機関からの中退』(NEWVERY,2010,編著)
- 『中退予防戦略』(NEWVERY,2011年,編著)
外部リンク[編集]
- 山本繁オフィシャルサイト
- 山本繁 (shigeruyamamoto) - note